要 結城の日常   作:テンツク

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86話

あの後俺も朝飯を食い終わり、今は俺が洗い物をし、さっきまで飯を食べていたテーブルの上にミユがおり、その周り四方向に、千聖、燐子、ひまり、有咲が何故か正座で、ミユに向かって、なんかドラマとかでありそうな、『付き合ってください!』って感じの状態みたいな感じでミユに向かって手を出している。

 

ちなみにそれをやられているミユ本人は何が何だか分からずに、頭をコテンッと傾けて、「ニャ~」と泣いている。

 

なぜこんな事になったかと言うと、俺が朝飯を食っている時の事で。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

俺が朝飯を食っていると、ミユがトコトコと俺の方に歩いてきて、そのままの勢いで俺の脚の上に乗るとそのまま寝転がり、眠りについちまった。

 

「お前さんはまったく」

 

「ミユちゃん、何か流れのまま寝ちゃいましたね」

 

「まあいつもの事だしな」

 

「いつもこんな感じなんですか?」

 

「そうだな、いつもこんな感じだな、自分は飯を食って満足したら即寝るって感じでな、俺が食ってようがお構いなしだな」

 

「なんとも・・ないの?」

 

「ああ、、特に暴れるとかはないからな、この状態になったら毎回後は寝るだけだから、特に何ともないぞ」

 

「愛されてるんだね」

 

「まあな」

 

「他にもこんな感じになる人っているんですか?」

 

「他か、そうだな、よくつぐみにはなついてるな」

 

「つぐみに!?」

 

「ああ、まあたぶんうるさくないから良いんだろうな」

 

「他は?」

 

「後はそうだな、紗綾かな」

 

「ああー分かるかも、何かそんなイメージあるな」

 

「まあたぶんバカ二人がうるさいから紗綾に逃げてるうちになついたんだろうな」

 

「有咲ちゃんとりみちゃんはどうなの?」

 

「わ、私ですか?えーーっと、そのーー」

 

「「「???」」」

 

「もしかしたら嫌われんじゃねーかって言って中々行けてないんだよな」

 

「ゆ、結城さん!?」

 

「あらそうなのね、フフフ」

 

「千聖さん笑わないでくださいよ」

 

「「フフフ」」

 

「二人も!?ええそうですよ!そう言う三人はどうなんですか!?」

 

「「「!!!」」」

 

「もしかしてまだとか言わないですよね?」

 

「いや、それは」

「えーーっと」

「・・・・・・」

 

「へー、三人もまだなのに良く他人事の用に笑えましたねー」

 

「「「ギクッ!!」」」

 

「まぁまぁ、有咲もその辺にしといてやんな」

 

「結城さんがそう言うなら」

 

「「「・・・はぁ〜」」」

 

「それじゃあ結城さんはこの四人の中で誰が選ばれると思いますか?」

 

「知らんがな、何ならミユに決めてもらいなよ」

 

「ミユちゃんにですか?」

 

「「「それだ!!」」」

 

「うぉ!ビックリした!」

 

「そうよ、私達が選ばなくても、ミユちゃんに誰が良いか選んでもらえば良いじゃない!!」

 

「「「そうか!!」」」

 

「何か違うような気もしない事もないが、まぁいっか」

 

——————

 

てな感じの事があって、今あーいった状態になっているって訳。

 

はてさて、ミユは誰を選ぶのか、はたまた誰も選ばないのか。

 

 

 

 

誰が選ばれるのかはあなた次第。

 







今現在2作品を投稿させていただいてるのですが、これからの事でお聞きしたい事とかがあります。

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