ダースケさん☆9評価ありがとうございます!!
ある日、ミユのついでにCiRCLEの前を通った時にふと思ったことがある、あいつらの演奏を聴いてたら、俺もやりたくなったので、CiRCLEに立ち寄ってみた。
「いらっしゃいませ!・・・って、結城?」
「おっす、まりな」
「うん、それで?今日はどうしたの?」
「ああ、空いてないかと思ってな」
「何かするの?」
「ああ、ピアノってあるか?」
「うん、あるよ」
「よし、それじゃあやっていっても良いか?」
「うん、良いけど、出来るの?」
「一つだけだけどな」
「そうなんだ、あ!じゃあさ、私もその演奏聴いても良いかな?」
「ああ良いぞ」
「それじゃあちょっとだけ準備するから、待ってて」
「了解」
~数分後~
「お待たせ」
「おう、ありがと」
「うん、こっちだよ」
「あいよ」
そう言って俺はまりなが用意してくれた部屋へと向かった。
「ここだよ、あれで大丈夫?」
「ああ、なんでも良いよ、弾ければなんだってさ」
「分かった」
「さ、てと、いっちょやりますか」
「・・・・・・」
俺はそう言って弾く準備を整えた。
「これで良しっと、それじゃあ弾くな」
「うん」
「すー、はーー」
呼吸を整え、俺はピアノを弾き始めた。
「♪~~♪~~♪」
「♪~~♪~~♪~~」
「♪~~♪~~♪~~~♪」
ちなみ結城が弾いている曲は某音ゲーのANIMAです。
「♪~~♪~~♪」
「♪~~♪~~♪」
「♪~~♪~~♪~~~♪」ジャン!!
「・・・・・・はーーーーーーーーーー」
「お、おつかれ」
「ああ、どうだった?」
「「「「凄すぎでしょ!!!!」」」」
「うお!!お前らいたのかよ」
「今さっきだけどね」
「そうか、それで?そんなに凄いか?」
「いや、凄いなんてもんじゃないでしょ」
「今の曲って、あの音ゲーの、だよね?」
「お、やっぱり燐子には分かるか」
「うん、私もこの曲好きだから」
「そうか、いい曲だよな」
「うん、でも、流石に弾こうとは思えないよ、私がやると体が追い付かないからね」
「確かに、すんげー疲れた」
「ねぇねぇ、お兄ちゃん、これ弾いてみてよ!!」
「こ、これか?」
「うん!!」
「よし!じゃあやるぞ」
「「「「「・・・・・・」」」」」
「・・・・・・」
「「「「「・・・・・・」」」」」
「・・・・・・」
「「「「「・・・・・・」」」」」
「・・・・・俺楽譜読めねーんだけど」
「「「「「んなっ!!」」」」」ズルッ!!
俺が事実を告げると、みんなは一斉にズッコケた。
「お、お兄ちゃん、楽譜、読めないの?」
「ああ、てか見た事すらない!!」
「それは威張って言う事なんですか?」
「じゃ、じゃあ、さっきの曲は何で弾けるの?」
「ああ、あれな、あれは友人にピアノやってる奴がいてさ、あの曲弾きたいがために、弾き方だけ教えてもらった」
「楽譜も見ずに、よく弾けましたね」
「ああ、読めねーから、何百、何千と弾きまくったよ」
「それはそれですごいね」
「ああ、てな訳で教えてくんね?」
「「「私が教える!!」」」
「一人、で良いからな」
「それじゃあ、私がこの曲を、燐子先輩がこっちを、有咲ちゃんがこっちを教えるって言うのはどう!?」
「「賛成!!」」
「お、おう、それじゃあ頼むわ」
それからしばらくの時間、つぐみと燐子と有咲の三人に楽譜の読み方から、何曲か教えてもらい、この日は一日中CiRCLEにいる形となったのだった。
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