要 結城の日常   作:テンツク

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9話

中に入った俺らは、その大きさに驚いていた。

 

「はぁーー、しかしすげーな」

 

「ですね、外観もすごかったですけど、中も相当ですね」

 

「そうだね、なんだか見入っちゃうね」

 

「確かにすごいね」

 

「そうね」

 

「なんだ?お前らも初めてなのか?」

 

「うん、そう、開店したから、友希那と一緒に来たかったんだ」

 

「そうなのか、しかしこんだけ広いとどこに行こうか迷うな」

 

「ですね、あ!あそこに案内板がありますよ」

 

「じゃあとりあえずはそれを見て決めるか」

 

そう言って俺らは案内板を見に行った。

 

「えーと、1階はスーパーで、2階は飲食、3階は家具やペットショップか、そんで4階は衣服関係で、5階はゲーセンとボウリング場か」

 

「こう見るとホントにすごいよね」

 

「だな、それじゃあここからはばらけて行動すっか」

 

「「「「え?」」」」

 

「いやだってみんな買うもんとかバラバラだろ?だったらばらけて行動したほうが良いんじゃねーか?」

 

「確かにそうかもしれないけどさぁ」

 

「ですね」

「だね」

「そうね」

 

「???」

 

「やっぱりみんなで行ったほうがいろいろ楽しいじゃん!?だからさ、結城さんも私達と一緒に行こ?」

 

「そうか?まぁお前らがそれで良いのなら別にかまわんが」

 

「私達はむしろそっちの方を歓迎するよ、ね?」

 

「「「はい(ええ)」」」

 

「そうか、ならどこに行くか決めてくれ」

 

俺がそう言うと四人は集まって話を始めた、その間俺はミユで遊んでいることにした。

 

 

「ねぇみんな、どうする?」

 

「そうですね、と言っても特にこれと言って思い浮ばないですね」

 

「そうだね」

 

「ならさ、結城さんに服を選んでもらおうよ!もしかしたら好みとか分かるかもよ?」

 

「「「!!」」」

 

「ね?いい案じゃない?私的にも新しい服買おうと思ってたしさ」

 

「良いですね、それで良いんじゃないですかね」

 

「「賛成!」」

 

「それじゃ決定、じゃあ結城さんのとこ戻ろっか」

 

 

 

話し合いを終えたようで、四人はこっちに来た。

 

「決まったか?」

 

「うん!服見に行こって事で決まったよ」

 

「そうか、なら行くか」

 

俺らは服関係の4階に向かった。

 

 

 

「ここなんてよさそうじゃない?」

 

そう言ってリサは店を決めたようだ。

 

「それでね、もし良かったらさ、私達に合いそうな服を結城さんに選んでもらいたいんだけど、どうかな?」

 

「俺に?俺そんなセンスねーぞ?」

 

「大丈夫、大丈夫、結城さんが見て良さそうなのを選んでくれるだけで良いからさ」

 

リサがそう言うと他の三人も頷いた。

 

「まぁそれで良いんなら、別にかまわんが」

 

「マジ!?やった、それじゃあ早速行こ」

 

そう言ってリサは俺の手を引いて店に入って行った、それに続て三人も入って来た。

 

 

 

俺は店の商品を見て、四人に合いそうな服を探していた、すこし探してみると、ある一つのワンピースを見つけ。

 

「これは花音に似合いそうだな」

 

そう言って俺は水色のワンピースを手に取り、花音に渡した。

 

「これ・・ですか?」

 

「ああ、あ、別に髪の色と似てるからとかそういう理由じゃないから心配すんな」

 

一応そう言っておかないと勘違いされそうだしな。

 

「あの・・これ、試着してみても・・良いですか?」

 

「別に俺に聞かなくても、するしないは花音が決めることだぜ?」

 

「そうですね、じゃあ着てきます!」

 

そう言って花音は試着室に入り、俺がさっき選んだ服に着替えた。

 

「どう・・かな?・・」

 

「花音メッチャ似合ってんじゃん!」

「うん、花音さんとても似合ってるよ」

「ええ、とても似合っているは」

「おお、似合ってんじゃん」

 

「エヘヘそうかな?」

 

「まぁそれを買うか買わないかはお前が決めな」

 

「買います!もちろん買います!」

 

「お、おう(^_^;)そうか」

 

「それじゃあ私達の分もお願いね(^_-)-☆」

 

「はいはい、お任せあれ」

 

 

 

その後も残りの三人の分も選んでやって、買い物は終了となった。

 

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