要 結城の日常   作:テンツク

91 / 287
91話

あれから沙綾、りみ、有咲と共に街に繰り出した俺たちはとりあえず、沙綾の店に行くことになったので今は山吹ベーカリーに来ている。

 

「とりあえずお兄ちゃん何も食べてないでしょ?うちのパン食べてから行こうよ、りみりんと有咲も一緒にさ」

 

「そうだな、腹減ったしな時間もまだまだあるし、良いんじゃねーか」

 

「私チョココロネ!!」

 

「了解、有咲は何にする?」

 

「そうだな、じゃあカレーパンで」

 

「分かった、お兄ちゃんはどうする?」

 

「じゃあメロンパンと、カレーパンで」

 

「分かった、それじゃあ用意するから、奥で待ってて」

 

そう言って沙綾が準備をしようとした瞬間に。

 

 

「やっほ~、沙綾~、来たよ~」

 

「あ!モカ!それに巴!」

 

「よう、沙綾!来たぜ!」

 

「私達もいるよ!!」

 

「・・・どうも」

 

「おはよう!」

 

最初にモカが店に入って来て、その後にアフロのメンバーも入って来た。

 

「あれ?今日は知らない人と一緒何だな?こんな人いたっけか?」

 

「私知らな~い」

 

「私も」

 

「「私m・・・・」」

 

「つぐみ?ひまり?」

 

「二人ともどうかしたの?」

 

「「ちょっと失礼しますね、スンスン」

 

そう言ってつぐみとひまりは俺に近づき、ニオイを嗅ぎ始めた。

 

「「スンスン・・・・やっぱり!!」」

 

「ふ、二人も?」

 

「どうかしたか?」

 

「「この人お兄ちゃんだ!!」」

 

「「え?兄さん!?」」

 

二人の言葉に蘭と巴は驚き、モカはパンを選んでいた。

 

「なんでニオイで分かるんだよ、犬か?犬なのか?」

 

「あ、ちなみに私も分かるよ」

 

「ええー、蘭、巴、こっちゃこい」

 

「「う、うん」」

 

二人を呼び、、こっちに来てもらったところで。

 

「ちょっと、ニオイ嗅いでみてくんね?なんか匂うか?」

 

俺がそう言うと二人は俺のニオイを嗅ぎ始めた。

 

「どうだ?」

 

「「うん、いい匂いはするけど、これで兄さんだと判断するのはまず無理」」

 

「だよな、なんか良かったわ、変なニオイがすんじゃねーかと思ったわ、りみと有咲は分かるか?」

 

「「分かりませんよ!!」」

 

「だよな、なんで分かんだ?」

 

「「「愛の力だよ!!」」」

 

「お、おう、そうか」

 

「なんか、巴みたいな感じだね」

 

「私?そうかな?」

 

「そうだね!カッコイイし!なんか、モデルさんみたい!」

 

「うんうん!!」

 

「でもなんでそんな姿に?」

 

「ああ、実はな」

 

俺はこれまでの経緯を説明をした。

 

 

「ってなことがあったって訳」

 

「「なんか、どんまいとしか言えないな/ね」」

 

「まあしばらくしたら治るだろうし、大丈夫だろ」

 

「沙綾~、お会計~」

 

「「「「「「「ずっと選んでたのかよ!!」」」」」」」

 

「え~、だって~、お腹減ったんだも~ん」

 

「「「「モカ/ちゃん」」」」

 

「こいつはこいつで心配になるな」

 

「「「あははは」」」

 

「これから店の奥で食っていくんだが、どうする?」

 

「「「「食べていく!!」」」」

 

「食べま~す~」

 

「それじゃあまずは買わないとな」

 

「そんな事もあろうかと、用意しときました!!」

 

「どうゆう理由なのかは聞かないことにしよう」

 

「それじゃあ行きましょう!!」

 

そう言って沙綾が奥に行ったので、俺たちはあとについて行った。

 

 

 

そこでみんなで朝食をこれからのことを話しながら、食べたのだった。








川崎ノラネコさん、高評価ありがとうございます!

この作品に評価してくれましたか?

  • 高評価した
  • 高評価まではしてない
  • 中評価した
  • 低評価した
  • まだ評価してない
  • 評価しない

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。