あの後アフロのメンバーは練習があるとかで、みんなとは別れて今は沙綾と一緒に街の方に来ている。
ちなみに有咲はおばあさんに呼ばれたとかで、家に帰り、りみはさっきゆりちゃんに呼ばれて、一緒に買い物をするらしく、嬉しそうにそっちの方に行った。
そんで今は沙綾と二人でいるのだが、いるのだが。
「なあ、なんか近くないか?」
「ええ?そうかな?女子同士なんだし、こんなもんでしょ♪」
「そういうもんなのか?」
「そういうものなの♪」
そう今の状況を言うと、沙綾が俺の腕に抱き着きながら街の方に歩いているため、若干歩きにくいのである、そんな感じで歩いていると、後ろから。
「あれ?沙綾じゃん!それと・・」
「あ!リサさん、それに、みなさんも」
「紗綾ちゃん、その女の人は?」
「ああ、この人?この人はね」
「山吹さんの友達かしら?」
「なんか友希那と似てるね」
「そうかしら?」
「そうですね、確かに見た目だけだと、似ているかも知れませんね」
「ねーねー!沙綾ちゃん、紹介してよ!」
「あ!そうだったね、この人はね・・・」
『あ、そうだ、お兄ちゃんって事は黙っておこうっと』
「山吹さん?」
「あ、そうでしたね、この人は」
「「兄さんだよね」」
「「「え!?」」」
『いや、なんで分かるんだよ、ひまりとつぐみと言い、何か仕掛けられてんじゃねーの?』
そんなことを結城が思っていると。
「何を言っているのリサ?、この人が結城さんですって?」
「さすがにそれはないと思いますよ、それに、性別自体違うじゃありませんか」
「そ、そうだよね」
「またまたー、三人とも分からないの?燐子は分かるよね?」
「はい、分かりますよ」
『普通は分んねーよ!』
『『『そうだとしても普通は分からないわよ/分かりませんよ/分からないよ』』』
『やっぱり二人には分かっちゃうかー』
「そ、それでそうなんですか?」
「ええ、そうですよ」
「「「!!!!」」」
「はぁー、そうだよ、俺だよ」
「な、なんでそんな体に?」
「ポピパのバカ二人と、こころが原因なんだよ」
「「「???」」」
「まあ、説明するとだな」
俺はロゼリアのメンバーにこれまでの経緯を説明をした。
「にわかに信じがたいですが、本人が言うぐらいですからね、そうなのでしょう」
「そうね、それにしても・・・」
「?」
『『『なんか負けた気になる!!』』』
「カッコカワイイね!りんりん!」
「そうだね、あこちゃん」
「それで?二人は今からどこに行くの?」
「なんかせっかくだしこの姿で遊びたいんだと、そんで今から街の方にな」
「そっかー、それじゃあ友希那、私は行くねー」
「「「え?」」」
「あ、それじゃあ私も」
「「「ええ!!??」」」
「いやいや、お前ら、何か用事があったんじゃなかったのか?」
「「それはそれ、これはこれ」」
「お前らな、三人は良いのかよ?」
「まあ特に何もないですし」
「良いんじゃないかしら」
「良いのかよ、まあ本人達が良いって言ってるからいいのか?」
「良いの良いの、さ!行こう?」
「はいはい、沙綾は良いのか?」
「全然良いよ、それに、二人にバレてる事態で、こうなることは予想出来てたからね」
「あらそう、それじゃあ悪いな、三人とも、そんじゃあ行くか」
「「「うん!!!」」」
そうして俺達は友希那達と別れて、四人で街の方へと向かった。
「・・・・どうしましょうか?」
「そうね、帰りましょうか」
「そうですね」
取り残された三人は、各々で別れて家へと帰るのであった。
この作品に評価してくれましたか?
-
高評価した
-
高評価まではしてない
-
中評価した
-
低評価した
-
まだ評価してない
-
評価しない