あの後リサと燐子を加えた四人で街へと向かい、今は目的地であるショッピングセンターに来ている。
「しかし、ここに来て何するんだ?」
「「え?そりゃあここに来たらやる事は決まってるじゃん!!」」
「嫌な予感しかしねーんだが」
「あはは・・」
「「ほら!早く行こ!」」
「へいへい」
そうして俺達は俺と燐子は二人の後について行った。
それから向かった先はと言うと。
「おいお前らちょっと待て」
「「何?」」
「何じゃねーよ、なんで一発目がここなんだよ」
そう、一発目に来たのはなぜかいきなり女性用の下着売り場だった。
「えー!そんなの決まってるじゃん!女性になったんだから、まずは下着でしょ!」
「なんでいつ戻るか分かんねーのに、下着何買わにゃならん」
「「そんなの!胸とかいろいろダメじゃんか!!」」
「なんでそんなキレ気味に言われてるのかが分らんが、買わんからな」
「「ええーー」」
「ええーー、じゃねーよ、ったく」
「仕方ないか、それじゃあ次に行こう!!」
そう言って再び俺達は歩き出した。
次に来たのは洋服売り場だった、そこには見知った顔がいた。
「あれ?千s・・・んんん!」
「はーーい、それ以上はアウトねー」
「んんん!・・・・ぷはぁ、何すんのさ」
「お前こそ何いきなり爆弾発言しようとしてんだよ、何のためのあの変装だよ」
「あ!そっか、そうだよね」
「そうだよ、ったく」
そう、そこにいたのは、千聖と彩、イヴの変装をした三人がいたのだった。
「??あら、リサちゃんじゃない、それに、燐子ちゃんに、沙綾ちゃんも、それと・・・」
「何々?どうしたの・・・って、あ!リサちゃん!燐子ちゃん!沙綾ちゃん!」
「みなさんも来られていたんですね!」
「やっほー、三人は休みなの?」
「ええ、たまたま、三人同じタイミングで休みになってね、それで、それを知ったイヴちゃんがね」
「そうなんだー」
「ねぇねぇ、それよりさ、一緒にいる女の人は誰なの?なんかモデルさんみたいな感じだけど」
「ああ、この人はね・・」
「「兄さんなのよね/ですよね」」
「え?」
『いや、だからなんで分かんだよ、何なのこの二人と言い、ここにいる三人と言い、何か怖いわ』
「え?この人が結城さん?・・・・まっさかー」
「彩ちゃんこそ何を言っているのかしら?どこをどう見ても兄さんじゃない?」
「そうですよ彩さん、一目見ただけで分かるじゃないですか」
「え?え?・・・・これって私がおかしいのかな」
『いや、彩、お前の反応が一番正常だと思うぞ、普通は一目見ただけじゃ分かんねーよ、ましてや今は性別自体が代わってるんだぞ、それを一目見ただけで分かる方がおかしいんだからな』
「やっぱり二人は分かっちゃうかー、正解だよ」
「え?え?え?本当に結城さんなんですか?」
「ああ、俺で間違いじゃねーよ、それと、彩がおかしいんじゃなくて、そっちの二人がおかしいだけだから、気にすんな」
「あら失礼しちゃうわね、私達のどこがおかしいと言うのかしら?」
「この格好で俺だと分かるとこだよ、しかも何の躊躇もなしに言うところな」
「あら?これくらい当たり前だと思うわよ」
「当り前じゃねーよ」
「「そうですよ!」」
「ほら言ってやれ」
「「「「当り前じゃなくて、分かって当然だよ!!」」」」
「・・・・・」OTZ
「あはは・・・えっと、大丈夫ですか?」
「ダメだな」
「それより、なんで結城さんが女性の姿に?」
「ああ、それはな」
俺はこれまでの経緯を三人に説明をした。
「こころちゃん・・・・」
「な?いらんこt」
「よくやってくれたわ!!」
「おいこらてめぇ」
「あはは、大変でしたね」
「ったく、ホントだよ、まったくもってな」
「それよりさ、三人も一緒にどう?」
「あら、楽しそうね、それじゃあご一緒しようかしら」
「ハイ!一緒に行きましょう!」
「そ、そうだね」
『結城さん大丈夫かな?・・・』
「悩みの種が増えやがった」
「あはは・・・」
こうして三人も加わって、計六人で遊ぶこととなったのであった。
レイドラさん高評価ありがとうございます!!!
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