要 結城の日常   作:テンツク

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94話

 

あれから千聖と彩を加えた7人で服を選んだり、カフェに行ったり、ゲーセンでプリクラを撮ったり、ゲーセンでダンレ〇で踊ったり、ドラマ〇で遊んだり、UFOキャッチャーでぬいぐるみを乱獲したりして遊んだりして、遊んで、今は帰り道を歩いている所だ。

 

「しかし、この体になっても結構動けるもんだな」

 

「凄かったね、私もダンスをやってるけど、あんな動きは流石に出来ないかな」

 

「なんか同じ女の子とは思えない動きをしてたね」

 

「そりゃあ俺は男だからな、意外に体だけ変わって、身体能力自体に変わりはないみたいだ」

 

「それはそれで凄い事よね」

 

「そうだよね」

 

「他の・・お客さん・・・兄さんに見とれてたよ」

 

「??そうなのか?」

 

「「「「「「・・・・・うん」」」」」」

 

『『『『『『踊ってるときに見とれてた事は黙っておこう』』』』』』

 

「どうかしたか?」

 

「「「「「「ううん、何もないよ」」」」」」

 

そんな感じで歩いていると。

 

「あ!見つけたよ!」

 

っと声がしたので、見ていると、そこには美咲と花音と、この体になった張本人のこころがいた。

 

「結城!こんにちh」ガシッ

 

「こーこーろーちゃん、おr、私とお・は・な・しをしようじゃない?」

 

「私と?良いわね!」

 

「それじゃああっちに行きましょうか」

 

「ええ!分かったわ!」

 

そう言って俺はこころを連れて路地裏に行き。

 

 

ゴツン!!!

 

全力のゲンコツをかましてやった。

 

「ったく、黒服さん、居るんでしょ?」

 

「か、要様・・」

 

「こいつの回収はよろしくね」

 

「は、はい・・」

 

「ったく、これに懲りたらちょとは大人しくなるだろう、懲りたら、懲りたら・・・・・・・ないな」

 

そんな事を考えながらみんなの元に戻った。

 

「あ、お帰りー」

 

「えらいのさっぱりだな」

 

「まあ今回の事に関しては、こころが悪いしね、後うちの二バカと」

 

「まああいつは黒服さんに任せたから大丈夫だろう」

 

「しっかし、本当に女の子になっちゃってるんだね」

 

「なんだ、知ってたのか?」

 

「「こころ/こころちゃんから聞いたから」」

 

「なるへそ、やっぱr」

 

「「まあそうじゃなくても匂いとかで分かるけどね」」

 

「・・・・・・・・」チーン

 

「「??どうかした??」」

 

「いや、なんでも、そう、なんでもないんだ」

 

『『『『『『『『何であんなに参ってるんだろ??』』』』』』』』

 

「ま、まあ良いや、それで?どうかしたのか?」

 

「まあ特に用って訳でもないんだけどさ、こころから聞いて、どんな感じになったのかが気になってさ」

 

「それで、こころちゃんが会いに行くって言うから、一度見て見ようって美咲ちゃんと話をして」

 

「それで今に至るって訳か」

 

「「うん」」

 

「それでさ?女の子になって感じた事って何かあった?」

 

「んーーーそうだな」

 

今日一日事を思い出した。

 

 

『ほらほら!こんなの何かどうよ!』

『いえ!それならこっちの方が!』

『違いますよ!やっぱりこっちですよ!』

『こ、こんなの何か、似合うかと』

『こっちも可愛いと思うな』

『ちょ、ちょっとみなさん落ち着いて!』

 

 

・・・・・・・・・・

 

「どう?」

 

「・・・・着せ替え人形ってあんな気持ちなんだなって思った」

 

 

「「「「「ぶふっ!!!」」」」」

 

「え?なに?なに?」

 

「「「「「な、なにもないよ・・・・・・ゲホッゲホ」」」」」

 

『『そう言うことか・・・・あはは』』

 

「そ、それでさ?それっていつ戻るの?」

 

「知らん」

 

「「え?」」

 

「それに関しては俺が知りたいぐらいだ」

 

「「そ、そうなんだ・・・あはは」」

 

「まああの二バカが言うには明日には戻るだろうって事らしい」

 

「二バカって、戸山さんと花園さんだよね?」

 

「そ」

 

「そ、それって、信用できるの?」

 

「出来ると思うか?」

 

「「・・・・・・・出来ないね」」

 

「まあそんな訳だ、なるようになれって感じ」

 

「そうなんだ、あ!そうだ」

 

「どうした?」

 

「どうせだから記念に一枚と思って」

 

「・・・・まあなんでも良いか、ほれ」

 

「花音さんも一緒に撮りましょう」

 

「う、うん」

 

「これだと入らねーな、ならこうして」

 

俺は花音の肩を抱きよせるようにして近づき、三人が収まるようにした、その時に花音の顔が赤くなっていたのは気のせいだろう。

 

「はい、ちーずっと・・・・うん、大丈夫」

 

「満足したか?」

 

「うん、ありがとう、花音さんh」

 

「////////」

 

「・・・・・大丈夫みたい」

 

「そうか、そんじゃあそろそろ帰るとすっか」

 

「「「そうだね」」」

「そうね」

「「そうですね」」

 

「それじゃあ私達も帰りましょうか?」

 

「うん、そうだね」

 

 

決まったところで別々に分かれてみんなは帰っていったので、俺も帰ることにした。

 

 

しかし、今日は一段と疲れたな。

 

 

 

 

 

ちなみに次の日起きて鏡で確認したところ、元に戻っていた・・・・が!あの二バカがまたあれを飲まそうとしてきたので、ゲンコツで気絶させてからたえの家に放り込んでおいたっと言う事は黙っておこうじゃないか。






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