今回の話しは時期が遅れているので、その辺はご了承ください。
今俺は家のお近くの街ではなく、隣町に来ている、その理由はと言うと。
「あ!お兄ちゃんだ!」
おっと、来たようなので、説明はまた後程って事で。
「おう、来たな」
「こんばんは!」
「こんばんは」
「今日はありがとうございます結城さん」
「気にすんな、どうせ暇だったしな」
「ねぇねぇ、どうかな」
「ピンクだな」
「もう!そうじゃなくて!」
「わーってるよ、いつものいじりだから気にすんな、似合ってんぞ」
「もう!えへへ、ありがと」
「「お兄ちゃん!私は!」」
「はいはい、てかひまりもピンクなんだな」
「えへへ、だって私の色じゃん?」
「彩の色じゃないんだな」
「もちろん、彩先輩の色でもあるよ!」
「はいはい、花音は・・・・水色か」
「うん、これしか無くて(前にこれ来た時に似合ってるって言ってくれたのはナイショだよ)」
「そうなのか?紗夜は黒か」
「あ、はい、どうでしょうか?」
「良いんじゃねーか、似合ってるし、何かしっくりくるな、、その色」
「そうでしょうか?」
「ああ、後は友希那と燐子も似合いそうだな」
「そうですね、それは私も思いました」
おっと、まだ説明してなかったな、今来たのは、彩、紗夜、ひまり、花音の四人だ・・え?なんで色の話をしてるのかって?それはな、こいつらが着てきた浴衣の色の事を言ってたんだよ。
「それじゃあ行くか、あんまり遅くなると混みだすしな」
「「「はーい!」」」
「はい」
こうして俺達は目的の場所へと歩き出した、ちなみに何故隣町に来ているかと言うと、今日、今から行く所で夏祭りが行われるらしく、それの付き添いで行くことになったのだ。
「なあ」
「「なに?」」
「いやさ、なんでひっそりと俺の手を恋人繋ぎって言うのか?っで握ってんの?」
「「???」」
「何だよその、何言ってんの見たいな顔は」
「「私が来たんだから、お兄ちゃんと手を繋ぐのは当然なの!!」」
「なんじゃそりゃ、てか来たのは俺だからな、お前らは呼んだ方だからな、そこ間違えるなよ」
「「・・・・・えへへ」」
「笑ったら許されと思うなよ」
「「ガーーーン!!」」
「しかし、なんか意外なメンツだな」
「そうかな?」
「ああ、お前ら二人はよく遊んでるって言うのは聞いてはいたが、花音と紗夜は意外だったな」
「私は羽沢さんの所で料理を教えてもらっている時に、上原さんにも教えてもらったりしていたので、その時に仲良くなりました」
「へー、そうなのか?料理できねーの?」
「はい、出来ないことは無いのですが、凝った料理を覚えたく」
「良い事じゃねーか、そのまま頑張んなよ」
「はい、あの、それで?」
「??」
「もしよろしければ、また今度、味見をしてもらえないでしょうか?」
「俺が?」
「はい、結城さんの料理はおいしいので、意見をいただきたくて」
「ああ、良いぞ」
「ありがとうございます!」
「おう、それで?花音は彩とか?」
「う、うん、たまにだけど、三人で、お買い物とか行ったりするよ?」
「三人?」
「うん、あとは千聖ちゃんなんだ、いつも彩ちゃんと二人で行こうとすると、千聖ちゃんも一緒に来てくれるんだ・・えへへ」
「ねぇーー」
「(それって、来てくれてるんじゃなくて、二人だと何が起こるか分かんねーから、心配でついて行ってるんじゃねーのか?)」
「(白鷺さんは多分お二人だと危ないと思って、心配で行っているのでは?)」
「「??二人ともどうかした?」」
「「いや、何でもねーよ/ないですよ」」
俺は紗夜の方を向いて、とりあえず頷いてみた、すると、何か感じ取ってくれたのか、紗夜もこちらに頷き返してきたので、前を向き直して、俺達は再度歩き始めた。
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