龍神の行く海兵奮闘記   作:Rime casket

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今回はオリジナル要素が出ます


驚愕の龍神。狂い出した歯車

 

─────海軍基地・訓練場─────

 

訓練場ではカオル達4人の将校達の訓練によって地獄絵図と化していた

 

氷河時代(アイス・エイジ)

 

八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)

 

流星火山(りゅうせいかざん)!」

 

4人のうち3人から繰り出された全てを凍てつかせる冷気を周りの空気を「斬り裂く(・・・・)」ことで無効化し、空から降ってくる光の雨とマグマを最小限の動きで躱しつつ3人の中将の鳩尾に手加減したパンチをめり込ませて戦闘不能にする。最早遊ばれているも同然である。

 

「お前達は能力に頼りすぎだな。そもそも技名を口にしないと発動しないあたりまだまだ弱い。確かに技名を口にするのはイメージを固めるのに必要だし悪いとは言わんがプロとの殺し合いじゃあその僅か数秒の間で勝負が決まるんだよ?」

 

「散々躱されて一瞬で戦闘不能にされちゃ反論出来ねぇな…」

 

「耳が痛いねぇ…」

 

「………」

 

「サカズキ?おーい、起きてるかーい?」

 

「っ!な、何じゃ?」

 

「いや、なんかボーッとしてたからどうしたのかなーと」

 

「すまん。疲れが溜まっとるようじゃ…今日はこの位にしとくわい」

 

「そうかい?あんまり無茶すんじゃないよ?」

 

「分かっとるわい大将【白龍】(・・・・・・)

 

「慰めて欲しい時はいいなよ?それも大将の仕事のうちさ」

 

そう言ってカオルはにこやかな笑身を浮かべてサカズキを見送る

 

「…なぁボルサリーノ」

 

「どうしたんだいクザン〜」

 

「サカズキの奴…間違いなくアレ(・・)だよな」

 

アレ(・・)だねぇ…」

 

「なんだい2人ともアレ(・・)って」

 

「何でもねぇよ。それに、これは教えたらだめなやつだしな」

 

「そうだねぇ〜大将【白龍】もこっち方面には疎いようだねぇ…」

「????」

 

訓練を終えて先の模擬戦での注意点を挙げている時、サカズキが心ここに在らずといった様子なのをカオルは心配するがサカズキは大丈夫だと言って訓練場を後にする。その後何かに気づいたクザンとボルサリーノだが、カオルは全く分からない様子。そのまま3人は訓練場を後にし(壊れたところはカオルが直しておいた)各自の部屋に戻っていった

 

 

─────大将【白龍】の部屋─────

 

「ふぅ…これで今日の仕事はおw「やっほー!みんなのアイドルミカエルさんだよー!ィェーィ☆」…其は狂乱する元素の宴。集い集いて万象果てy「ストップストップ!私を殺す気かな?!」勝手に私の部屋に侵入する輩は滅する「怖いよ!?」はぁ…で、何の用だミカエル」

 

大将【白龍】の部屋にいた背中に4対12枚の翼を生やして頭に光輪を輝かせる美しい存在【熾天使ミカエル】。彼女はある日突然現れカオルをなぜこの世界に呼んだのかを説明した後、よくここに来る様になった。

 

「それで、今回は何なんだ」

 

「もう既に会ってるだろうけどこの世界には多くの転生者がいる。今までカオルが殺してきたやつの他にも沢山ね。これを重く見た上層部はある事を決めたんだ。」

 

「ある事?」

 

「CGO内で最強と謳われたクランBlutbedeckte schwarze Katze(血塗れの黒猫)の「全知全能なる神皇」「神速を超えし神風」「母なる癒しと無慈悲な破壊神」の3人をこの世界に送ることにしたんだ。」

 

「ちょっと待て!それは明らかに過剰戦力だろ?!GM(GAME MASTER)3人じゃないか!」

 

「【厄災】と【災禍】と【七大罪】更に【滅神皇】と【極炎龍皇】が手を組んでるって言えば事の重大性が分かるかな?」

 

「五大厄災全員が手を組んだ…だと?!」

 

「そう。五大厄災は全員が全員とは言わないけどGM(GAME MASTER)と相打ちに出来るほどの実力を持ったヤツらだ。君一人では分が悪すぎる」

 

「……分かった。それでその3人はどこにいるんだい?」

 

「あと2日程したら海軍に入隊させるつもりだよ」

 

「そうかい…久々に本気で暴れられるわけだね…」

 

「………やり過ぎて星を壊さないでよ?」

 

「…………善処する」

 

 

 

こうして運命の歯車は狂い出す。1度狂い出した歯車は誰にも止められない。




はい。という事でオリジナル要素の【五大厄災】の登場でした。具体的にどゆなものかと言うと


・【厄災】…デバフのプロ

・【災禍】…一撃必殺の殺し屋

・【七大罪】…字面の通り【憤怒・怠惰・強欲・傲慢・暴食・色欲・嫉妬】に関した能力を持つ

・【滅神皇】…条件無視の破壊神

・【極炎龍皇】…龍神王の1柱であり火焔の支配者

と言った感じです

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