──────大将【白龍】の部屋──────
「さて、あんたら何か言うことはあるかい?」
「食べるのに夢中で入隊したこと伝え忘れてましたすみません。」
「拓海に張り合って食べ続けてました。今は反省してます。」
大将【白龍】の部屋では日下部拓海と立花春華の2人を正座させて説教をしているカオルの姿があった。どうやらこの2人ミカエルから入隊したらカオルに報告に行くように言われていたことをすっかり忘れて大食い対決をしていたらしい。(尚、料理及び食材は藤波楓が自身の権能で作り出していたので海軍の食料は無事だった)
「全く…いつ五大厄災が動き出すか分からないってのに…しまいにゃどつき回すぞ貴様らァ…」
「そのことに関しては問題ないぞ。今五大厄災の内動いてるのは【厄災】だけで他は静観してるみたいだしな。」
「ふむ…【厄災】か…彼奴はかなり厭らしい奴だからなぁ…デバフで動けなくなったプレイヤーを殺害。若しくは女性なら強姦してる屑だし…アカウント停止をしてもまたひょっこり現れて出てくるもんだから
どうやら【厄災】というのはかなり屑であるらしい。
「所で他の奴らはどうしたの?ていうか、何処からその情報得たのよ拓海」
「それは内緒……と言いたいけど、まぁ言ってもいいかな。五大厄災に【極炎龍皇】がいるだろ?」
「あぁ、あの喧嘩馬鹿かい…そいつがどうしたんだい?」
「彼奴。俺の身内でGMなんだよ。」
「「「…………………………ゑ?」」」
ここでまさかの衝撃の真実。【極炎龍皇】はどうやら日下部拓海の身内だったらしい。
「彼奴。俺の身内でGMなんだよ。」
「いや2回も言わなくていいよ?!」
「てかそんな事初めて聞いたぞ俺!?」
「何でGMが悪役やってんのよ?!」
「何でも彼奴『現実にはできないことが出来るからゲームは面白いんだ!だから俺は【悪役
「……つまり、私らが戦うのは四大厄災ってことかい?」
「さぁ?彼奴基本的に戦闘狂の喧嘩馬鹿だから戦えるなら普通に俺たちの敵として現れると思うぞ?」
「……頭が痛いよ」
「全くだ…」
「でも、若しかしたらこっちに寝返ってくれるかもしれないわけでしょ?連絡手段があるならこっちに付くように説得してくれない?拓海」
「やってはみるけど…あまり期待すんなよ?ただでさえ彼奴GMである俺達との戦い楽しみにしてるし、CGOで話題の龍神王が相手となると聞かない可能性の方が高いからな」
「とりあえず、【極炎龍皇】が味方についたらいいなーくらいに思っておくとしようかね」
【極炎龍皇】はGMに付くのか…はたまた敵として立ち塞がるのか…それは
なんか今回無茶苦茶だったかな…
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