なにも見えない。狭く、暗い場所にいた。
(ここはどこだ?確か俺は自分の部屋でゲームをしていたはず.....とにかくここからでないと..........)
だが、動かそうにも体は動かなかった。なにか四方八方からおさえられているような感覚。確認しようにも暗くてなにも見えない。
(確かあの時にサイレンがならなかったか?あのサイレンは....そうだ!地震だ。地震がおきたんだ。そして家が崩れて俺は瓦礫のしたじきになったんだ。)
自分の状況を理解し少し落ち着いたのだろう。俺はもう一度ここからでる方法を考えた。
上の瓦礫を力で持ち上げてでる。
仰向けにたおれてしまっているので無理。
這いつくばって外に出る。
まず、動けなければ、目も見えないので無理。
じゃあ外に出るのわ?
無理。
そのあとも何回か試行錯誤したが
(よし!救助がくるまでまとう!)
あきらめた。地震がおこったならば、すぐに助けがきてくれるだろう。そうかんがえていたのだが。
~数時間後~
(まだ、助けは来ないのか..........)
あれから数時間たったたすけがくる気配がない。なにか近くからガシ....ガシ....という奇妙な足音は聞こえるけれど、
(何だこの足音?人....じゃないだろうし。動物でもないだろうな。)
少し考え俺は
「おーい!誰かいますかー!いたら助けてください瓦礫のしたじきにされているんです。」
と叫んだ。こんなところにいるのは人に違いないと判断したのだ。
「誰かー!助けてくださーい!」
と叫んだはいいもののその足音はだんだん遠くへいってしまった。
(くそ!聞こえなかったのか。)
と思って内心悪態をついたが、しょうがないと思っていたとき。
タッ....タッ....タッ....タッ
誰かの足音が聞こえた。その足音は、こちらに近づいているようだ。これを逃したらあと何時間待つだろうと考えて、それは嫌だと思い、ありったけさけんだ。
「誰かー!助けゴホッ!ゴホッ!
むせた....
(けどこれでつたわったはず。)
タッ....タッ...タッ...
足音が近づいてきて俺の頭上で止まった。
(やった。やっとでれる...)
「すみません。たすけてくれませんか?」
と言ったが上から返事はない。足音も聞こえないしまだ上にいるようだが....
「あの~....」
何を言うか迷っていると。
「まぶっ.....」
頭上から光がさした。どうやら上にいた人が瓦礫をどかしてくれたのだろう。どうやってどかしたのかはわからないが俺は外に出ることができた。ずっしり暗いところにいたせいかまともに前も見えない。
だんだん目がなれてきて視界がはっきりしてくると、目の前に黒い服に身を包んだ女性がたっていた。
「ありがとうございます。」
「........。」
彼女は俺のことを無言で見つめている。
「いったい何が起こったんですか?」
「.......。」
彼女は俺のことを無言で見つめている。
「いったい何が起こったん....です...か..?」
「.......。」
「あのー...俺の顔になにかついてますか?」
この女性はずっと俺の顔をみている。じっと、なにかを品定めするように。
(不気味だ....)
「.....まぁ及第点かしら....」
「はい?」
及第点?この日とは何をいってるのだろうか。
「あなた、私の実験台になるきはない?顔はまぁまぁだし、トリオン量も案外多いいし。どう?他の捕らえたやつらとはちがって衣食住は提供するわ。」
「.....?」
この人は何をいってるのだろう?実験台?トリオン?う~ん。ちょっと頭のおかしな人かな?まぁこういう人にはかかわらないほうがいいっていうし。
「助けてくださり、ありがとうございました。」
といって走りだした。
申し訳なくもおもってしまったがあぁ言う人はね....?かかわってると。ろくなことがないからなぁ~。ある程度走りあたりを見渡した。彼女はおってきてないようだが
「ひどいな.....」
まわりの建物はほとんどが崩れて町は原型をとどめていない。
「これ.....地震じゃないよな...」
明らかに地震だけではこうはならない。家の塀には何か爪痕のようなものが残っている。
「何だ?このあとは.....」
その痕は一つだけではなかった。いたるところにその痕はついていた。何か大変なことがあったのは確かだが、確かめるすべがない。
「まずは、人を探すか....学校に行くか。」
と俺は、近くの中学に向かう。俺が通っている中学校だ。あそこは市の避難所になっている。ここまでの災害だ。今頃は人であふれかえっているだろう。
中学に歩くこと数分
ガシガシガシガシ
変な足音が聞こえた。瓦礫のしたじきになっていたときに聞いた足音だ。
「なんなんだこの足音は?」
その足音はこの道を少しいったさきの曲がったところから聞こえてくる。俺は興味がわいた。何故だろうそれをみれば何かがわかる気がして。この町が何故こうなったかわかるきがして。その道をのぞきこもうと決意した時後ろから
ガシガシガシガシ
同じ足音が聞こえた。俺の後ろから。俺はそれをみようと振り返る。俺は振り返ったことをすぐに後悔した。そこには化物がいた。足が何本もあり。体は白い。目はないが口のなかに目のようなものがひとつある。車より少し大きい。そいつはどうやらこちらに向かってきているようだ。何故かわからないがこの化物は人を殺すものだとわかった。
どうする?戦うか?
勝ち目がない。
よけるか?
足が思ったように動かない。
(ヤバイ!このままだと....)
もう化物は目の先まできている。
俺は反射的に目を閉じた。俺はこのまま死ぬのだろうか?家族・友人は大丈夫だろうか?最後にそう考えて俺の人生は....
(あれ?死んでない?)
どうやら俺は死ななかったらしい。何故だ?何があった?恐る恐る目を開けると、その化物は何か窓のようなものから出てきた刃物で貫かれていた。そこは正直どうでもよかった。一番驚いたことそれは.....
あの黒い服に身を包んだ女性が化物の上に乗っていた。
「一匹無駄にしちゃった......」
何故この人がここにいる?というかこの化物を倒したのは彼女なのか?頭の整理が追い付かない。
「え......あぁ.....」
驚き。恐怖。様々な感情が混ざりあって声がでない。
彼女は化物からおり口を開いた。
「さっきあなたに言ったことだけど....」
すると彼女は窓のなかに消え....
「拒否権はないの。」
耳元でその言葉を聞いた瞬間俺は意識を失った。
これが俺