???「あれ?勝てたのはまぐれだったんですね。」
倉木「くっ…おっしゃるとおりです。」
あれからずっとスマブラをやっていたが一回も勝てなかった。どんだけ強いんだよ。
???「というか本当にあなた誰ですか?」
倉木「いや、お前こそ誰だよ。ここは那須隊の部屋だぞ。」
???「だから聞いてるんじゃないんですか。私たち那須隊の部屋に何で男がいるんですか。」
倉木「ん?お前も那須隊の一人なのか?」
???「そうですよ。おかしなことを聞きますね。私は那須隊のオペレーター志岐小夜子です。」
あ、そういう。ならいてもおかしくはない。ただ何で俺のことをしらないんだ?くまのやつが連絡はしとくと言ったはずなんだがな。
倉木「俺の名前は倉木彬っ言うんだ。昨日から那須隊に所属させてもらってる。くまとかから連絡とかきてないか?」
といって俺を訝しげな目でみながらスマホを見る。
志岐「……確かにきてます。」
倉木「ほらな?ということでこれからよろしく。」
と、握手を求めると
志岐「あ、そういうのいいんで。ささっと出ていってください。あなたのせいで仕事が増えたので、これから一眠りします。」
といって軽くあしらわれ俺は強引に部屋から出された。
倉木「…………………」
何かつかめないやつだ。後でくまに聞いてみるか。というか今日はくま達はこないんだったな。
あぁ暇だ。自室に戻ってもなにもすることはないしボーダーの中を歩き回って注目されるのも嫌だしな。
あ、そうだ。ちょっと行ってみるか荒舟さんのところに。
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倉木「この部屋であってたかな?」
まぁインターホンを押してみればわかるか。
ピンポーン
???「はい?なにかよう?」
女性の声だ。オペレーターの、人だろうか?
倉木「那須隊の倉木彬といいます。荒舟さんはいらっしゃいますか?」
???「あぁ、荒舟さん噂の彼が来たわよ。」
といい終わると同時に扉が空いた。
荒舟「よぉ。待ってたぜ。」
荒舟さんだ。
倉木「昨日の今日ですが大丈夫でしたか?」
荒舟「なに、気にすんな。まぁ入れよ。」
と言われて荒舟隊の部屋に入る。中は、普通の部屋で那須隊の部屋と何ら変わらないようだ。
ん?なにか土偶?のようなものが…まぁ触れないでおこう。
荒舟「で、どうだ。ボーダーにはなれたか?」
と缶コーヒーを二つもって椅子に座った。対面の椅子に座ると缶コーヒーを手渡してくれた。
倉木「ありがとうございます。まだこっちに来たばっかですよ。」
荒舟「そりゃ違いないな。」
と荒舟さんは笑っている。やはり優しそうな人だ。
荒舟「で、俺になにかようか。」
倉木「まぁ、時間が空いたので。あとちょっと聞きたいことが…」
荒舟「ん?なんだボーダーのことか?なら那須にでも聞けばいいじゃないか。俺よりかは的確だろう。」
倉木「いや、荒舟さんに質問があるんですよ。」
すると聞いたやろうのように、荒舟さんは机に片肘をたてた。
倉木「いや、何でスナイパーの練習場にいたのかなって。」
荒舟「ん?おかしいことはないだろ。俺も隊員だ。練習ぐらいするさ。」
倉木「いやそういうのじゃなくて…近接戦を好むタイプですよね?何でスナイパーしてるのかなって」
(荒舟さんは多分タイプ的になんかあの場にそぐわないなって思たんだけど)
と荒舟さんの顔を見ると俺から顔を隠すように下を向いていた。怒らせた?
???「………」
オペレーターの方は笑っていらっしゃる。
荒舟「なぁ、加賀。俺ってそんな分かりやすいか?」
加賀「えぇ。とても分かりやすいわよ。とくに今なんか。」
あぁ、オペレーターの人の名前加賀さんって言うのか。
数秒そのままの体制で固まっていた荒舟さんだったが、顔をあげ
荒舟「あぁ、お前の言う通り俺は元アタッカーだ。」
倉木「やっぱり。元ってことは今はスナイパーをしてるんですか?」
荒舟「まぁ、そんな感じだな。加賀はいつまで笑ってるんだ…」
加賀「ごめんなさい。あなたの表情が面白くて。」
あれから加賀さんはずっとクスクス笑っている。
倉木「で、何でスナイパーに?」
荒舟「まぁそれはおいおい話す。で、お前はそれを知ってどうするんだ。」
倉木「いやー、スナイパーじゃ模擬戦もできませんし。知ってる人も荒舟さんしかいませんでしたし、アタッカーの雰囲気があったからもしかしてと思って…」
荒舟「要するにお前は俺と模擬戦をしたいと…ていってもお前はスナイパーじゃないのか?」
倉木「一応弧月も使えるのでここでは自分はどのくらいの力なのかなと思って」
荒舟「俺もなめられたもんだな。はぁ…加賀、今の時間なら誰も模擬線してないだろ?」
加賀「そうね。観戦者もいないわよ。」
荒舟「よし1部屋開けといてくれ。」
そして荒舟さんは立ち上がり部屋から出ていく
荒舟さん「早くしろ。噂のルーキーの相手をしてやる。」
倉木「ありがとうございます。」
俺はここでどのくらいやっていけるのだろう?荒舟さんもただ者ではないはずだ。油断せずにいこう。