倉木「お、マッチあるじゃん。」
指令室で、情報を話していたらもう、夜になっていた。
ボーダー内にはもうほとんど人がいなく寂しさを感じる。俺は自販機の前で暇を潰していた。
倉木「…そうだった。金まだ持らってなかったんだった…」
ていうか夕食も食べる時間を逃してしまった。隊室のなかになにかな
迅「やぁやぁ。有名新人隊員君。」
倉木「迅さん。そんな有名じゃないですよ。」
迅「いやいやなにいってるの。ボーダー所属日に一切男を入れなかった那須隊に入隊したんだから、嫌でも有名になるって。」
迅さんは、笑いながら言う。いやわかってたけど、もっと静かに過ごしたかったんだけどな…
倉木「それでエリートさんは、この有名新人隊員の俺になんのようですか?」
迅「なに、君に借りてたものを返しに来ただけだよ。」
倉木「貸したもの?」
あれなんか迅さんに貸したものってあったか?
迅さんがポケットからあるものを取り出し俺に投げる。
倉木「おっと…投げないでくだってこれ俺のトリガーじゃないですか!」
確かに預けてはいたけどこんな簡単にかえしていいのか?
迅「まぁ、無断で持ち出したんだけどね。」
倉木「ダメじゃねぇか!いや、それ俺も怒られません?」
迅「いやいや安心していいよ。明日絶対必要になるから」
倉木「…………」
迅さんの雰囲気が変わった。なにか真剣な話のようだ。
倉木「明日って何があるんですか?」
迅「僕にも後輩がいてね。その後輩が本部から目をつけられちゃっててね。明日ちょっかいをだしてくるんだよ。」
本部から目をつけられるってどんなことをしたんだよ。
迅「そこで、君に手伝ってほしいんだ。」
倉木「いや、俺になんの「メリットならあるよ。」…」
迅さんは、俺の言葉を遮り話を続ける。
迅「君には逆にメリットしかない。ボーダーのレベルを知ることができるし、君の実力を本部に知らしめることもできる。そのトリガーを使ったとき君は初めて本当の実力を発揮できるんだろう?いい機会じゃないか。」
倉木「そうですが…」
迅「そして、君の目的もはたすことができる。」
やはり俺はこの人が苦手だ。何もかも見透かすような目。それを知った上での態度。すべてが計算しつくされている。
迅「そんな殺気出さないでよ。俺は君に危害を与える気はないからさ。君は君がしたいようにすればいい。」
敵意はない。だがすごく今はこの迅という男が不気味に感じた。
倉木「…わかりました。その話のりましょう。明日ですねわかりました。」
ここは大人しく従っていた方がいいだろう。確かに俺にはメリットしかないのも確かだからな。
迅「のりがよくて助かるよ。じゃあ明日の深夜に。情報はこれで。」
と通信機を渡してきた。
迅「これをつけとけばいい。まぁそれまではのんびりしといてよ。」
倉木「って他にも協力者がいるってことじゃないですか。どれだけ警戒すてるんですか?」
本部もそこまで本気をだしてこないだろうっと思っていた。そして迅さんの言葉でこのお願いを受けたことをものすごく後悔した。
迅「A級のトップ部隊。ボーダーの主戦力ってところだね。」