太刀川「で、遠征から帰ってきた俺たちに新たな任務とは、人使いが荒くないですか、城戸司令」
城戸「悪いが君たち太刀川隊、風間隊、冬島隊あと、三輪田隊にはとあるトリガーを奪取してもらいたい。」
出水「いやぁ、それにしてもこの面子はないでしょ。A級の一位含む4部隊って一体誰からトリガーをぶんどるっていうんですか?」
城戸「敵は玉狛支部だ。」
一同「!!!」
太刀川「ほう…」
城戸「玉狛支部はブラックトリガーを保有しているネイバーを保護しているという情報が入っている。こちらもこの部隊を送るのは過剰戦力だと思うが万が一があってはいけない。理解してくれただろうか。」
太刀川「もちろん。行きますよ。面白くなりそうだ。」
風間「風間隊了解しました。」
当真「了解。」
城戸「では作戦は今日の夜実行だ。それまでに各自休憩をとってくれ。解散。」
倉木side
倉木「………」
俺は迅さんから受けた以来をどうするか考えていた。
倉木「断るか…いや、でもあの人のことだから行き先に現れて結局すれ違いそうだし。助けを求めようにも多分これ本部を裏切る行為だから那須にも相談できないだろうし。」
思ってることをとりあえずいってみるが何も答えが見つからない。
わかることといえば
【一人で迅さんとの集合場所にいくということである】
倉木「あ、つんだ」
もう、腹をくくってやるしかないのか。
じゃあやるべきことをやってダメだったらダメだったで終わりにしましょうかね。
倉木「とりあえずは…」
といって俺はボーダーから支給されたトリガーを取り出した。
ボーダー玉狛支部
迅 「紹介しよう。今日少しお世話になる。倉木彬君だ。」
夕方五時頃俺は玉狛支部に行き、いまこうやって迅さんから紹介してもらっている。
倉木「どうもはじめまして。倉木彬です。」
こう見ると支部とは言うものの人は少ないのか。いまいる面子は支部長らしき人が1人隊員が7人、子供が一人といったところか。そして見覚えのあるやつが1人か
迅「じゃあ、皆適当に自己紹介を。」
林道「よう。林道匠だ。ここの支部長をしてる。まぁ、何かの縁だ。仲良くしていこう。」
木崎「木崎レイジだ。よろしく。」
がたいがいいなー
鳥丸「鳥丸京介です。よろしくお願いします。」
雰囲気がイケメン
小南「小南桐絵よ。見た目はそんなに強くなさそうね」
失礼な
鳥丸「小南先輩。その人は太刀川さんと10本戦って6本とった。いまボーダーで一番話題になってる人ですよ?」
?鳥丸さんなぜにそのような嘘を。
小南「ええ!?そうなの!?だったら早く言いなさいよね。私だけ知らないみたいで恥ずかしいじゃない。」
何でこの人もこうも簡単に信じちゃうんですかね?
宇佐美「まぁ、いつものことだから気にしないで。私は宇佐美栞よろしくね。」
宇佐美って人が言うにはこういったことがざらにあるのだろう。
三雲「み、三雲修です。よろしくお願いします。」
雨取「雨取千佳です。よろしくお願いします。」
この子達は入りたての子達かな。
まぁ、俺もなんだが…
そして、
空閑「空閑悠真です。よろしく。」
こいつが面倒事の原因か。というかこいつ俺が来てからいつでもやれるように準備してるな。あったときのことは覚えてるらしい。
迅「よし。じゃあ自己紹介も、終わったところで皆でカレーでも食べましょうか。」
この人は多分わかってるのに、のんきだな。
出水side
太刀川「いいね。調子が出てきた。」
出水「隊長。なんかご機嫌ですね?」
城戸司令に任務を言い渡された直後からうちの隊長は何か落ち着かない様子だ。戦いが好きな隊長のことだが、今日はいつもと違う。
太刀川「そりゃ、まぁな」
出水「強いやつと戦えるからって一人で突っ込んだりしないでくださいよ?一応相手もA級で改造トリガー使ってるんですから。」
太刀川「ホントにそいつらだけだと思うか?」
出水「どういうことです?そのブラックトリガー使いが乱入してくるってことですか?」
太刀川「確かにその可能性もあるが、違う俺が楽しみにしてることはもっと別のことだ。」
あー。嫌なよかんするわー
太刀川「この戦い、必ず迅がでてくる。」
予想的中
出水「いやー出てきますかね?林道さんが一人でやったのかもしれませんよ?」
太刀川「いや、それはない。これは迅が予知のうえで選択した道だ。じゃなきゃあいつは俺らと戦うようなことしないだろう?そして勝算が、あるときた。俺もなめられたもんだ。」
出水「それでどうするんですか。風神使われたら少しきついっすよ。」
太刀川「いや、なにも変わらない俺らは真っ正面からあいつに向かって勝つそれだけだ」
そういうと、隊室を出ていった。
俺は苦笑いをしながら
出水「受けなきゃよかったな-」
と、ぼやくのだった。