貴様にも味あわせてやる!ゲッターの恐ろしさをな!!【本編完結】   作:小此木

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少し話が長くなってしまいました。


第11話

 

 

 

俺達は待機させてあった真・ゲッタードラゴンの前で動けずにいた。

 

「こ、これは…」

「緑色に発光してやがる。」

「何がどうなっているんだ?」

 

その真・ゲッタードラゴンの心臓部、ゲッター炉心の近くが鼓動するかのように発光していたからだ。

 

「…待てよ、元々ゲッターは『ゲッター線』を()()するときは発光するんだ。」

「ん?私は一度もそんな所見た事ないぞ。」

「私もだ。」

 

ま、まさか俺の考えが正しいのなら…

 

「憶測だが、コイツは500年間動かなかったんじゃなく、エネルギーが少なくて動けなかった。ギィムバグ達との戦闘でボロボロになり大半のエネルギーは自身の修復に宛て、残りのエネルギーを少しずつ回復。ゲッターG…元になったゲッタードラゴンはゲッター線の()()器でもあったんだが、その増幅器で少しずつ回復していって俺達が現れた頃(ようや)く動けるようになったんだと思う。」

「成程。でも、何故私達は吸収している所を見た事がないんだ?今みたいに吸収すればいいではないか。」

 

そう、そうなんだ。武蔵が言ったようにエネルギーが少ないのなら、()()から降り注ぐゲッター線を吸収すればいい。でも、やらなかった。いや、出来なかった!!

 

「…あの星(正しくは()()()だが)にはゲッター線が無く、吸収しようにもできなかった。」

 

そう、この推理が正しければ真・ゲッタードラゴンの真・シャインスパークがトップスピードになるのに、あんなに時間はかからないハズ!俺達は500年間コツコツ溜めていたエネルギーを使っていたんだ!!!

 

「成程。なら、今この状態は正常って事だな。心配して損したぜ。」

「やはり、全ての元凶はギィムバグの奴だな!一発殴ってやらないと私の気が済まん!!」

 

まさか、枯渇しそうなエネルギーを求め、()()()()へ来たのはお前の意思か、

 

「…真・ゲッター、ドラゴン」

 

 

 

■□■□

 

 

 

この世界の剴の操る真ゲッター3が倒した敵、ゲラが早乙女研究所の近くに再び現れていた。それを倒す為、別の世界…別の宇宙からやって来た竜馬達が対峙する。

 

『行くぞ!チェンジポセイドン!スイッチ、オン!!』

 

今回は、何時ものドラゴンや手数の多いライガーではなく、

 

『この戦、武蔵に任せてもらおうか!!』

 

真・ゲッターポセイドンのパワーで一気に押し切る作戦だ。

 

「…あれが彼らのゲッターか。」

「本当にゲッターを持ってたんだな。」

「ま、まさかアレは…」

 

早乙女研究所にある司令室で、この世界の竜馬と隼人そして早乙女博士が戦況を見ている。別の星からやって来たと話した不思議なゲッターチーム、その実力を。

 

「ん?どうしたんです博士?」

「あ、あのゲッターは儂が造ろうと構想していたモノに似ている。」

 

彼らのゲッターは、以前早乙女博士が製造しようと試みたゲッターによく似ていた。

 

『一気にケリを付けてやる!ストロングミサイル!!』

『…あ゛(やべ、武蔵に忠告すんの忘れてた!!)。』

「待て、お前等!そいつはミサイルみたいな固体でも、エネルギーに変換し取り込んでしまうぞ!!」

『そいつを早く言え!この星の私!!』

 

この世界の隼人の忠告通り、ポセイドンのミサイルはゲラが取り込んでしまった。流石は、対ゲッター用の敵。だが、先程とは違う点が一つ。

 

「おい、隼人。さっき吸収した時より大きくなるのが早くないか?」

「ああ。見間違えかと思った、がそうではないみたいだな。」

 

先程は何発も打ち込んで今の大きさになったが、今回はたった()()のミサイルで巨大化したのである。

 

『(…これは、行けるか?)武蔵!そいつにジャンジャン攻撃をご馳走してやれ!!』

「何をバカな事w『…成程、そう言う事か!任せろ!!』おい!俺の話を聞いていたのか!!」

 

この世界の隼人の忠告を無視し攻撃を再開させる竜馬。

 

『とっておきのフルコースだ!行くぞぉぉぉぉ!()()()!おろしー!!』

「あ、あれは武蔵が使ってた技だぞ!?」

「…他の星のゲッターチームってのは、嘘じゃないようだな。」

 

武蔵が操るポセイドンの腕が蛇の様に伸び、敵を絡め取った。そして、

 

『どっせーい!!』

 

空へ投げ飛ばし、

 

『ゲッターサイクロン!!』

 

ポセイドンの肩周りの装甲が展開し、そこから発生した竜巻がゲラを閉じ込める。

 

『この主砲の本当の力、味わうがいい!遠慮はしない、撃てぇ!!』

 

そこへ殺到するストロングミサイルの雨。これを喰らったゲラは、

 

<ドワォ!!>

 

あっという間にエネルギーを溜め込み過ぎ飽和状態となって爆発していった。

 

「…成程、エネルギーを過剰に摂取させ自壊させたか。」

「へっ、やるじゃねぇか!!」

 

ゲラを倒した竜馬達。だが、まだ恐竜帝国…帝王ゴールは倒されておらず、世界は脅威にさらされている。

 

 

 

■□■□

 

 

 

日本の国会議事堂や東京の街を次々と破壊する帝王ゴールを乗せた円盤。この世界の竜馬と隼人、早乙女博士は即座に駆けつけ人々の避難と誘導を行っていた。

 

『ゲッタービーム!!』

 

號達の操る真ゲッターロボは、その円盤へ彼らハチュウ人類の弱点であるゲッター線を照射したが、

 

『な、ゲッタービームが効かねぇ!?』

 

円盤のバリアによって簡単に弾かれてしまった。そして、

 

『しまった!?』

 

円盤から次々と照射されるビームによって飛行する為のゲッターウイングの一部を破壊されてしまい、落下していく。

 

『ヘヤッ!!』

 

だが、そのゲッターの足へロープが放たれ、

 

<ドシャッ!!>

 

強引だが誰も居なくなった雑居ビルへ突撃させた。まだ人々がいた場所への落下は阻止され、その人々は號達を助けたのはカウボーイ姿のロボットへ向け感謝の言葉を叫んでいる。

 

『いつかの借りを返しに来タノサ!』

『me toヨ!!』

 

そのロボットは、ジャック・キングとメリー・キングが操縦する〝テキサスマック〟。彼らも加わり、2体のロボットで様々な攻撃を加えるが、

 

『グハハハハ!この帝王ゴール。貴様ら如き虫けらに負けはせぬわ!!』

 

彼らが加わってもバリアを貫通出来ず、中々決定打が無い。そこへ、

 

『『『スパァァァァァク!!』』』

 

<ズン!!>

 

『な、何事だ!!』

『きょ、強力なゲッター線がこの円盤に直撃した模様です!しかし、被害はありません!!』

 

別の世界からやって来た竜馬達の真・ゲッタードラゴンが駆けつけ、〝シャインスパーク〟を浴びせたのである。

 

「チィ!これでもダメか!!」

「こっちは、シャインスパークを辛うじて放てるエネルギーしか回復してねぇ!もっと回復してからじゃねぇと!!」

「だが、これ以上黙って見ていれば被害がもっと大きくなってしまう!!(可愛い幼女や綺麗な保母にもっと被害が!!)」

 

しかし、この世界に来るため使用したのと先の戦闘でエネルギーはほぼ無く、本来の力が出せていない一撃では円盤を揺らす事しか出来なかった。

 

『…何者かは知らんが、〝ゲッター〟がもう一体。だが、さっきので分かったであろう!この帝王ゴールには通用せんわ!!』

 

「クソッ!(ヤバイな。このまま此処にいても最悪足手まといになりかねん。何か、何かエネルギーを回復する手段はないか!!)一旦『おい、リョウマのオッサンにハヤトさんよう!何か手はねぇのか!?』ジャかましい!誰がオッサンじゃあ!!」

『え、あれ?リョウマのオッサンの声じゃねぇ!?』

「俺は…あぁ、もう!!説明してる暇はねぇ!助太刀に来たモンだ!!(せっかく真ゲッターと真・ゲッタードラゴンが()()()見えるのに………そろって?揃って。揃ってぇ!?)おい!そっちのパイロット!()()()()()はあるか!!」

『いきなり偉そうに「いいから答えろ!!」わあったよ!あるぜ!!』

「よし!いいか皆、今から俺の言う事をよく聞け!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『本当に良いんだろうな!!』

「早くしろ!ジャック達が持たない!!」

 

真・ゲッタードラゴンの前にテキサスマックが盾で守り、その真・ゲッタードラゴンの後ろに真ゲッターがエネルギーを溜めている。

 

「…悪いな隼人、武蔵。こんな事に付き合わせて。」

「気にするな。〝仲間〟だろ。」

「フッ、そう言う事だ。…それに、早く帰ってライカちゃんの食事を食べないとな!!」

「「ぶれないなお前!!」」

 

何時もの会話だが、彼らがこれから行う事は一か八かの賭けだ。

 

『行くぜぇ!ストナァァァ、サァァンシャァァァァイン!!』

 

<ポチ>

 

真ゲッターは両手に球状のエネルギーを溜め、目の前へ放つ。

 

「真・シャイィィィィン!」

 

そのエネルギーは真・ゲッタードラゴンを包み必殺の一撃へ変換する。

 

「「「スパァァァァァク!!」」」

 

別の世界線でこの攻撃はこう呼ばれる。

 

『『『行けぇぇぇぇぇ!!』』』

 

合体攻撃〝ストナーサンシャインスパーク〟と。

 

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