貴様にも味あわせてやる!ゲッターの恐ろしさをな!!【本編完結】   作:小此木

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遅くなって申し訳ありません。
短編でUPしていましたが、短編ではなく続き物の作品になったと思い連載へ変更しています。


第12話

 

 

 

 

真・ゲッターの『ストナーシャイン』を無理やり真・ゲッタードラゴンのエネルギーに変え、放った一撃は…

 

『ゴ、ゴール様!!バリアが臨界を突破して破壊されました!!』

『そんな事報告しなくても分かっているわ!!』

 

バリアを破壊した。そして、

 

「…わ、(わり)ぃ。」

「バカ竜馬!!」

「…。(何も言うまい)」

 

真・ゲッタードラゴンは突撃した勢いを殺しきれず、円盤に突き刺さってしまった。

 

「それに!何でエネルギーを全部使っちまってんだよ!!動けねぇじゃねぇか!!」

「しょ、しょうがねぇだろ!全力でやらねぇと、バリアぶち抜けなかったんだから!!」

「(フフフ、怒ってる隼人ちゃん可愛い!!でも、何で毎回私じゃなく竜馬ばかり罵られるんだ!不公平だ!やってられるかぁ!!)…フフフ、竜馬。今度隼人とイチャついたらコロス(小声」

 

それもエネルギーの切れた状態で、上半身は内部へ、下半身は外でダランとしている。傍から見たら何とも情けない格好だ。

 

「ま、後はこの()のゲッターチームに任せるとするか。」

「で、バカ竜馬。今のうちにお前が知ってる事、洗いざらい教えてもらおうか?」

「無論、私にもな。」

「わ、分かってるって。じゃあ…」

 

竜馬は知っているこの世界の事を二人へ話した。武蔵は以前竜馬本人から前世の記憶を持っていると知っていて問題なかったが、隼人には未だその事を話していない。なので、竜馬は〝ゲッターからの知識〟と云う事で説明を行った。

 

「…成程。だからあの時私に、『ハチュウ人類』や『百鬼一族』ってキーワードを探させたって訳だな。」

「彼らが、『ハチュウ人類』…ゲッター線によって地上を追われた存在か。」

「だが、この戦いで良くも悪くも終わるだろう。<ガタン!!>…ム、どうやらこのデカブツを外の連中が移動させているようだな。さて、そろそろ此処から脱出するか?」

「ああ。」「そうだな。」

 

 

 

■□■□

 

 

 

「『真覇光拳!』貫けぇぇっ!!」

 

真・ゲッタードラゴンが刺さっていた円盤の壁が吹き飛び、そこから幾つもの白い闘気が飛び出した。

 

「…お前の師匠ってほんとぶっ飛んだ奴らだな。」

「それは、私も同意する。」

「ソ、ソウナンダヨ!!(い、言えない。ただアニメやゲームのキャラの動きを真似たら出来たって…)」

 

竜馬の師匠(?)の事を話していた三人だったが、不意に武蔵が一歩前へ出て来た。

 

「さて、私の出番だな。『()()展開!この戦…じゃない。此処はこの武蔵に任せてもらおうか!!』」

 

武蔵が艤装を展開して、真・ゲッタードラゴンへ近づき…

 

「よっと。」

<ズン!!>

 

驚く事に、今まで乗っていた真・ゲッタードラゴンを持ち上げて

 

「フン!!」

<ゴウ!!>

 

そのまま海面へ投げ飛ばした。

 

「着水の衝撃は、俺と」

「私に任せな!!」

 

その直後、竜馬と隼人が円盤から姿を消し、

 

「フン!」「ハァ!!」

 

落ちて来た真・ゲッタードラゴンを海面で十傑集(じっけっしゅう)走りをしながら受け止め、衝撃を最小限に抑えていた。

 

『…ハヤト、俺の目がおかしくなったのか?あいつ等生身でゲッターを投げて海面で受け止めたぞ!?』

『お前の目は正常だ。俺にも見えた…』

『わ、儂もだ!彼らは一体どんな環境で育ったのだ!?』

 

ネオイーグルに乗っていたこの世界のリョウマ、ハヤト、早乙女博士は目の前で行われている事が信じられず、呆然としてしまった。

 

『ほほう。まだそんな力が残っていたか。』

『へへ、力なんざ残っちゃいねぇ。タイマンの最後は気合いと根性だ。起きろ!翔!!剴!!』

 

だが、まだ恐竜帝国…帝王ゴールとの決着は付いていない。右腕を破壊され、立つのもやっとの真・ゲッター1が最後の砦だ。

 

「…おい竜馬。アイツ等大丈夫なのか?」

「今からでも間に合う!貴様の得意なトンデモ拳法で手助けを「駄目だ!」何故だ!?」

 

真・ゲッタードラゴンを海面に着水させ、今の状況がまずいと悟った隼人と武蔵。そして、武蔵は竜馬に助太刀を依頼するが拒否されてしまった。

 

「あのガキが言ってたろ、タイマンだって。タイマンに横槍は無粋ってモンだ。それに…」

「それに?」

 

良く見とけ。ゲッターの力を!と竜馬は二人へ言い放った。

 

 

 

 

 

 

緑の光に包まれた真・ゲッター1は破壊された右腕を再生し、その大きさを帝王ゴールと同じまで巨大化、そして全身を青く変色させていた。

 

「あれが〝神・ゲッター〟。ゲッターに完全には取り込まれず、〝人の意思〟で操縦できる終着点の一つか…(小声」

「ん?竜馬何か言ったか?」

「…いや、あれがゲッターの力だってな。」

「ふ~ん。ま、お前が止めたのもあれで頷けたぜ。」

「…。(竜馬、お前は何に怯えているんだ?)」

 

全身が青くなった真・ゲッター1…神ゲッターの渾身の力を込めた右腕の一撃で帝王ゴールは倒され、この世界に束の間の平和をもたらした。

 

そして、

 

それから、

 

一週間後。

 

「成程、そんな兵器を考え出すとは…吾輩脱帽である!」

「ふふふのふー!この儂の頭脳に掛かれば、握手しながら攻撃するこんなカッチョイイ武器なんかも作れるぞい!!」

<ズガガガガガガガ!!>

 

すっかり元気になったドクターウエストと手の形をしたマシンガンをぶっ放す頭のネジが5、6本抜けた…頭に曲がった釘が一本刺さっている敷島博士が楽しそうに雑談をしていた。

 

「…なぁ、こっちの世界の私よぅ。何であんな危険な奴此処に置いてんだ?」

「…聞くな。こっちにも色々事情があるんだ。」

 

そんな二人を見て隼人はこの世界のハヤトに呆れながら聞いたが、ハヤトは顔を逸らしそれ以上何も言わなくなってしまった。そんな二人はそれぞれの世界の情報と技術を交換。一番大きかったのは早乙女博士を入れて〝ゲッター線〟に付いての大まかな説明と、データ資料を提供してもらった事だろう。…無論、隼人が男の毒牙に掛からないようにと武蔵がぴったり横に居たりする。『役得』と顔にでかでかと書かれていたが…

 

「こう言うのも変かもしれねぇが、そっちの俺元気でな。またこっちに来たら俺に面白そうな拳法教えてくれ!!」

「ああ。()()()()教えてやるよ。今度はゲルマン忍法な。」

「ゲ、ゲルマン?忍法?…ま、その時を楽しみにしてるわ。」

 

竜馬はこっちの世界のリョウマに機神拳を教えそこから意気投合。ほぼ日中は手合わせを重ね二人とも業により磨きがかかった。

 

「じゃあ、武蔵君。こんな事しか言えんが気を付けてな。」

「はい。早乙女博士も娘さんと息子さんに心配を掛けないよう、ご自愛くださいね。」

「ははは、君に言われると娘に言われたようで何かむず痒いな。」

「いえいえそんな事は…(ミ、ミチルさん美人だったー!!料理も上手いし!お風呂にも一緒に入れたし(ここ重要!)!!最高の一週間だった!!でも、私にはライカさんの手料理が待っているんだ!!こ、これ以上は浮気になってしまう!!)」

 

早乙女博士は武蔵達の()()を心配し声を掛けたが、武蔵は早乙女博士の娘のミチルとの日々を思い返していた。

 

『おーい!竜馬の兄ちゃん!準備が出来たぜ!!』

 

皆が思い思い話していると號の声が響いて来た。

 

「じゃ、サヨナラだ。」

「…あの爺には気を付けとけよ。」

「ミチルさ゛ん゛!達者で!!」

 

「「「「「え゛!?」」」」」

 

 

真・ゲッター1のエネルギーが臨界を超え緑の光に包まれた時、真・ゲッター1は〝神ゲッター〟へと変り

 

『翔!剴!やるぞ!思いを込めて力を籠めるんだ!!』

『任せろ!』『分かった!』

 

両手へエネルギーを集めて行く。

 

「こっちは異常なしだ。」

「こちらも異常は無いである。」

「エネルギー30%って所だ。」

「ミチルさ゛ん゛!!」

「「「………ハァ。」」」

 

その前に待機しているのは竜馬達を乗せた真・ゲッタードラゴン。竜馬は神ゲッターのエネルギーでゲッター炉を満たし、『真・シャイスパーク』で元の世界へ帰ろうと考えた。元々『真・シャイスパーク』でこの世界に辿り着いたのだから、出来ない事は無い。

 

『行くぜぇ!ストナァァァ』

『『『サァァンシャァァァァイン!!』』』

「真・シャイィィィィン!」

「「「スパァァァァァク!!」」」

 

緑の光と共に真・ゲッタードラゴンはこの(世界)から消えて行った。

 

「行ったか…」

「バカ野郎!此処は帰ったって言えよ!!」

「彼らの旅に幸あらんことを。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真・ゲッタードラゴンは光の中を飛んで行く。

 

「さっすがエネルギー満タンな今度は早い!見えたぞ出口だ!!」

 

そして、光の中から出て来た真・ゲッタードラゴンは、

 

「…なぁ、此処何処だ?」

「…さぁ?」

「また森かよー!!」

 

また見知らぬ森へ流れ着いてしまった。

 

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