貴様にも味あわせてやる!ゲッターの恐ろしさをな!!【本編完結】   作:小此木

14 / 49
新ゲッターロボ編
第13話


 

 

 

森の中に異形のバケモノの真っ二つになった死体と、

 

「あ、アレはゲッター…2か?」

「オイ、竜馬!今度もアーカムシティじゃねぇぞ!!また森だ森ィ!!それにあの白いロボット、真ゲッターライガーに似てるんだが?」

「それと、あの巨大な生物の死体にはつのが…角?まさか、()だと!?」

「もしもし、吾輩の事皆さん忘れてないであるか?」

 

何かを振り下ろして動かなくなった白いロボットが存在していた。

 

『なっ!?何故もう一体ゲッターがこの世界にあるんだ!?』

『プロトタイプが落ちて来たんじゃないのか?でも変だな。俺達はこの一機だけで来たはずだぜ。』

 

2体のゲッターが世界(宇宙)を超え出会ってしまった。

 

 

 

 

 

『フ、フフフ。アーハハハハハ!!これは面白い!パイロットが乗っているかは知らないが、もう一体ゲッターロボが現れた!!しかーし!見たところあのゲッターは普通のゲッターより差異が多い…恐らくプロトタイプだろう。』

『あ、あぁ!!ゲッターが2体も!!』

『狼狽えるな!あんなプロトタイプなら直ぐ始末できる!恐らく何処かの時空から廃棄されたものが流れ着いたんだろう。やはり、流竜馬が合流し完全になったゲッターを叩き潰してこそよ!!』

 

この時この世界の先兵(安倍清明)は知らなかった。そこに現れたのが別の世界(宇宙)のゲッターであり、常識はずれなパイロット達(竜馬達)が乗っている事を。

 

 

 

■□■□

 

 

 

「済んだのか?」

「済んだも何にも、寝てるうちにトンズラよ。ずっといつ逃げるか狙ってたんだぜ。最初会った時は可愛げもあったんだが…」

「フ。」

「…情けない。確かに俺の女癖が蒔いた種だけどよ…お、おっと種は蒔いてな「ジャかましいわ!こっちには女がいるんだ!ちったぁ気にしろ!!」わ、悪い青髪の嬢ちゃん!!」

「で、話は変わるが、何故竜馬がそのゲッターに乗っている?」

 

この世界(宇宙)の平安時代にゲッターと共に飛ばされた武蔵坊弁慶(今後ベンケイ)は、2年連れ添った女房から先程逃げて来た。1カ月旅をした神隼人(今後ハヤト)は(ようや)くこの前弁慶と合流出来、流竜馬(今後リョウマ)を探していた。そして、つい先ほど鬼を倒した際、別のゲッターに乗って竜馬が現れたのだ。これに二人が驚かないわけがない。

 

「悪い、俺はお前達が探している〝流竜馬〟じゃねぇんだ。俺の名は竜馬。孤児だったから苗字はねぇ。」

「ム、顔はそっくりなのに声が全く違う。不思議なもんだ。」

「…本当にお前は流竜馬じゃないんだな。で、お前等はどうして此処…この()()に来た?何が目的だ。」

 

この世界のハヤトが竜馬達を睨みつけ、探りを入れる。

 

「オイオイ、ハヤトそんな邪険にしなくても「ベンケイは黙ってろ!!」あぁ、もう!分かったよ!!」

 

それは仕方がない。ベンケイとハヤトの二人、特にハヤトは得体の知れない新たなゲッターから出て来た相手に最大の警戒をしていた。

 

「俺達の目的は()()()()()()()事。」

「元の、世界ぃ?」

「それはどういう事だ?」

「俺達四人は何らかの空間攻撃を受け、何もない場所へ放り出された。そして、強力なエネルギーで突っ込めば別の世界へ辿り着くことが分かり…」

「この世界へ来たと?」

「正解。」

 

竜馬達はこの世界のハヤトとベンケイへ簡単な説明をした後、互いに協力する事を決めた。

 

「じゃ、私から改めて自己紹介をしよう。私の名前は〝神隼人〟「「何だって!?」」フッ、そのリアクションは前回で慣れたぜ。真ライガー号兼真ゲッターライガーのパイロットで主にゲッターのメンテをやってる。」

「次は私だ。私の名は、「「弁慶か!?」」…残念ハズレだ。私の名は〝武蔵〟。真ポセイドン号兼真ゲッターポセイドンのパイロットだ。主に、主に?…お、おもに!物資の輸送?」

「って、俺に聞くな!!ハァ、で俺が竜馬。真ドラゴン号兼真ゲッタードラゴンのパイロットで一応リーダーと()()()をやってr「「それは本当か!?」」ど、どうした!?それ程驚く事か!?」

 

この竜馬が機械類のメンテナンスを行っている衝撃に、この世界のハヤトとベンケイは戦慄した。

 

「こっちのリョウマは機械類がてんでダメでな。初めて会った時は俺がイーグル号の修理をさせられたぜ。」

「アイツにメンテなんか頼めるか。それよりアイツは戦ってる方がお似合いだぜ。」

 

やれやれと肩を落とす二人。

 

「吾輩が最後であるな!スゥゥゥ、吾輩の頭脳は魔術をも超える!吾輩は魔術すら科学で支配してみせる!吾輩の名はドクター・ウェスト!科学の申し子ドクタァァァァァウェストである!!」

 

久しぶりの自己紹介にテンションMAXなドクターウェスト。今回のシャインスパークは直ぐにトップスピードになった為、無理なGが無かった。それのお陰か、マッドな彼は絶好調である。

 

「お、おう。」

「(…こいつ等と組んで、大丈夫だろうか。)ま、まぁ。よろしく。」

 

そんな彼の自己紹介に圧倒された二人。

 

「今度はこっちの番だな。お前達の反応で大体察しは付いたが、俺の名は神隼人。ジャガー号兼ゲッター2のパイロットだ。」

「じゃ、次は俺だな。俺の名前は武蔵坊弁慶。ベアー号兼ゲッター3のパイロットだ。」

「後、此処には居ないが流竜馬がイーグル号兼ゲッター1のパイロットだ。今俺達はそのリョウマを探している。」

 

お互いの自己紹介も終わり彼らは本題へ移る。

 

「だが、リョウマを探すのはさほど難しくはないだろう。」

「え?そうなのかハヤト?」

「こんな世界に来てまであんなバケモノと遭遇するのが()()だと思うか?」

「…成程、敵はゲッターの居所を知って襲って来た、と?」

「青髪の俺(?)もそう思うか。」

「ああ。それに、最悪そっちのリョウマがこの世界に居れば、敵が監視している可能性もある。」

「いずれにしても、敵の動きに乗って行けばリョウマと出会える確率は高い。それに、別の世界の竜馬が此処に存在しているが、襲ってこない事を考えれば、」

「まだ向こうには俺の顔がバレてないって事だな。」

 

その後、彼らは鬼の事やこれまであった事を竜馬達に説明し、竜馬と隼人とドクターウェストはこっちの世界のハヤトとベンケイを手伝いゲッターの修理と調整を行っている。

 

「お前、ホントに出来るんだな。修理。」

「この世界の俺って…それに、熱ぃ!!」

「喋ってないで手を動かせ!それと、そのフードは絶対に外すんじゃないぞ!!お前の顔がバレれば、此処に総攻撃を仕掛けて来るかもしれんからな!!」

「分かってるよ!」

「わ、私は何て無力なんだ!!」

(((((うぜぇ(のである。)。))))

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。