貴様にも味あわせてやる!ゲッターの恐ろしさをな!!【本編完結】 作:小此木
真ゲ対ネオゲの世界を後にして、アーカムシティに戻れると思ったのに!
「…オイ、竜馬。今度の敵は『鬼』だとよ。前私に調査依頼したヤツじゃねぇか。まさかお前、」
ヤベ、隼人には
「…最初に乗り込んだ時、號達みたいに一度ゲッターに取り込まれたんじゃねぇのか?気付かねぇ内に
「ま、まっさか~。(ゴメン!今の流れで話すのは無理!!それよりもっとスゲェ事知ってるし!!)」
ハァ、それにしても、『鬼』『武蔵坊弁慶』『平安時代』って揃ったら、
「新ゲかよ…俺達、無事にアーカムシティに戻れるかな。(小声)」
「竜馬。」
うお!?な、何だよ
「武蔵?」
「いや、聞き耳立てた訳ではないが、艦娘の聴力は伊達ではないのでな。お前がいつになく弱気な発言をしたからな…この世界以前よりヤバイのか?」
武蔵に聞かれちまったか。前世持ちの俺と転生者の武蔵。ま、同じ穴の狢って事でコイツに俺の事は大体話たし、隠していても仕方がないな。
「…敵は鬼だけじゃなく『黒平安京』って所にいるそいつらの司令塔陰陽師、安倍清明。」
「超有名人が相手とは…」
「で、ソイツに命令している―だ。」
「な!?そ、それは!?」
「ちょ、武蔵騒ぐな!」
「…竜馬、なんか武蔵と距離近いぞ?」
は、隼人から殺気!?
「い、いや。そうでもないぜ!なあ。」
武蔵も流石に空気を呼んで、此処はフォロー入れてくれるハズ!!
「…ズルい。」
「「は?」」
む、武蔵さーん!?
「隼人ちゃんに睨まれるなんて、竜馬はズルいぞ!!私にはそんなに睨んでくれないのに!!」
「まぁ、何だ。睨んで悪かったな竜馬。」
「…気にするな。」
分かってましたよ!!武蔵に期待した俺がバカだった。まぁ、結果的に危機は去ったけどな。
ハァ、俺達生きてアーカムシティに帰れるかな…
■□■□
「此処まで来たのなら、歓待せねばな!!」
だが、安倍清明の陰陽術により届く前であっけなく暴発。そして召喚した大型の鬼がリョウマへと襲い掛かる。
「出やがった。」
<ドン!!>
『ゴァ!!』
リョウマの放ったバズーカは見事命中。しかし、鬼には全くダメージは入っておらず登っていた建物を破壊され、残っていた柱に片手で捕まり宙づりになってしまった。
『ガァ!!』
そこへ容赦なく鬼が喰らわんと大きな口を開け襲い来る。
「野郎!オリャア!!」
だが、リョウマの目はまだ諦めておらず持っていたトマホークで応戦しようと振りかぶったその時!!
『
リョウマの目の前を
『グォォォォォォ!?』
鬼を吹き飛ばした。
「…流竜馬、此処は任せて先に行け。」
「お前、
その者は顔を包帯でグルグル巻きにし、茶色いマントを付けた格好でリョウマの横を走り抜けて行った。
「な、何だありゃ!あいつの足、ブレてねぇか!?」
<ガン!ドガ!!>
そして、リョウマが掴まっている建物の近くからゲッター2が地中から姿を現した。
『何時も無茶するな、リョウマは!!』
『フ。だが、アイツよりはマシだろ。』
『ハハハ、それは言えてるな!!』
ゲッター2の中から聞きなれたベンケイとハヤトの声が響いた。
「バカ野郎!居たんならサッサとしやがれ!それとさっき変な奴が割り込んできやがったぞ!!」
何時も通りの二人の声に安心したリョウマはそう叫んだ。
『アイツなら問題ない。味方だ。』
『ガハハハハ、アイツの強さにビックリしただろう!俺達もさっき見て度肝抜かれたわい!!』
「アイツが味方だって!?早く説明しやが<ドガン!!>って、負けてんぞアイツ!?」
リョウマ達が言い合っている最中、謎の味方はリョウマの掴まっている右隣の建物に吹き飛ばされて行った。
『不味い!いくらアイツでも今のは!?』
『おいリョウマ!早くイーグル号へ乗り込め!アイツを助けるぞ!!』
「何が何だか分からねぇが、分かっ『テメェに、今日を生きる資格はねえ!!』へぇ、
■□■□
クソッ、簡単に吹き飛ばせたから油断した!腐っても清明お手製の鬼。
こんな奴に後れを取るようじゃ、
「生身で倒さねぇとな!!」
全身に(なんちゃって)覇気を巡らせる!さぁ!清明さんよぅ!度肝抜かれるなよ!!
「テメェに、今日を生きる資格はねえ!!」
俺は掛け声と共に(なんちゃって)覇気を体の中から爆発させ、
「はぁぁぁぁぁぁぁ!!おりゃあっ!!」
両手へ収束。そして、
「アタタタタタタタ―」
禁断の北○百裂拳ん!!
「ホワタッ!!」
仕上げに上空へ打ち上げて、
「貫け!覇竜!!」
(なんちゃって)覇気を竜の姿へ無理やり収束!これが、
『奥義!
へへへ、決まったぜ!!
彼らは自分の目を疑った。
『おいリョウマ。』
『何だ。』
『お前、アイツの様に生身でアレ出来るか?』
『…無理だな。』
『そうか。』
『……(人はあそこまで出来るのか…)』
ベンケイはリョウマとそんな事を話し、ハヤトはそれを聞きながら目の前の光景に呆気に取られていた。
「な、何なのだあ奴は!?まさか、我と同じ陰陽師…いや、あ奴の放った〝気〟陰陽術とは全く違った。何なのだ、あのバケモノは!!」
清明に至っては、鬼を倒した正体不明の人物がバケモノ以外には見えなかった。