貴様にも味あわせてやる!ゲッターの恐ろしさをな!!【本編完結】   作:小此木

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前話を分割しました。


第18話

 

 

 

さっき〝助けてやる〟って意気込んだのは良いけど、あいつ等急に覚醒して盛り返しやがった。大体OVA通りゲッターチェンジアタックで三(はしら)広目天(こうもくてん)持国天(じこくてん)増長天(ぞうちょうてん)を撃破。途中多聞天(たもんてん)は星よりデカくなって反撃したけど、(こっちの隼人とドクターウェストが重力崩壊云々と叫んでいたな)最後はフルパワーのゲッタービームで勝ちやがった。

 

『…今は、負けを認めよう。だが、ゲッターの存在を許しは<ガシッ!!>何ぃ!?』

『…どう云うつもりだ?もう一人の()()さんよう!!』

 

ま、横槍入れて()を倒す()()を確保はするけどな。隼人達にも大体説明して納得してもらったけど、()を倒した後コイツがどうなるかは知らないけどな!!

 

『コイツを助けたなんて勘違いするなよ。<ゴゴゴゴゴゴゴ!!>今から出て来るボス戦に備えて戦力の増強だ!!』

 

多聞天を握り潰そうとしていた巨大ドラゴンが姿を現しやがった。

 

『う、き、貴様は?…もう一体のゲッターだと!?』

『俺が誰で、何処から来たとか言う質問は無しだ。今は〝巨大ドラゴン〟をぶっ壊す手伝いをしろ。それ以外の事をやったら、テメェはスクラップだ多聞天。』

『何故俺の名を!?』

 

さて、この世界の竜馬達に手酷くやられてるな。

 

『回復には、何分かかる?』

『…最低でも10分は必要だ。だが、お前はあれが何なのか分かっているのか!!あの()()()()は俺でも太刀打ちできなかったバケモノなんだぞ!!』

『…ゲッター、あれもゲッターロボだってのか。』

『ゲッターの行きつく姿。』

 

この世界のハヤトとベンケイも漸くバケモノの存在に気付いたみたいだな。

 

『あれは、ゲッターの行きつく一つの姿でしかない。人類全てをゲッターの一部とし〝蠱毒〟の様な環境を創り勝ち残ったものを配下にするモノ、別の星を蹂躙し外宇宙へ進出するモノ、別の惑星…銀河からの侵略者を倒して星を守護するモノ、ゲッターには様々な()()()が存在する。』

『あぁ、その中でも()()()はダメだ。』

『『リョウマ!?』』

 

さて、あと8分暴れてやりますか!!

 

『お前も奴の危険性に気付いたか。奴をこのまま放置しておけば星々を食い荒らす害虫にしかならん!…でだ、奴をぶっ壊す。』

『あ、あんなデカい奴とやり合うってのか!?』

『目の前のゲッターは重力崩壊云々よりあり得ない存在だ!どうやって叩くんだ!?』

 

フッフッフ、ベンケイさんハヤトさん愚問ですよ。此処まで来たなら腹を括って、

 

『『「「気合いと根性(である)!!」」』』

 

しかねぇだろうが!!

 

『へっ、相当いかれてるな!!行くぜ!ハヤト、ベンケイ!!』

『全く…どうなっても知らんぞ!!』

『あーもう!やってやるぜ!!』

<ドワォ!!>

 

巨大ドラゴンの口らしき部分からビームが放たれた瞬間、俺達はオープンゲットしながら奴へ突撃して行く。

 

『チェェェェンジ、真・ポセイドン!ストロングミサイル!!』

『チェェェェンジ、ゲッタースリィ!ミサイルストーム!!』

 

両腕をミサイルで破壊し、

 

『オープン、ゲット!隼人交代だ!!』『分かったぜ!チェェェェンジ、真・ライガー!!真ドリルアァァァァム!!』

『オープン・ゲット!やれ、ハヤト!!』『任せろ!!チェンジ、ゲッターツゥ!!ドリルアァァァァァァム!!』

 

破壊した両腕から、ドリルで両方から頭部コックピットがある場所を目指して掘り進んでいく。

 

『見えた!最後は任せたぞ、竜馬!オープン、ゲット!!』

『行けぇ!リョウマァ!!オープン・ゲット!!』

 

そして、俺達は()()()の元へ辿り着いた。

 

『チェェェェンジ、真・ドラゴン!ダブルトマホゥゥゥゥク!!』

『チェンジ、ゲッターワン!!ゲッタァァァァトマホォォォク!!』

 

ま、これで勝てるとは思ってねぇけどな!!

 

「ククク…粋がるなよ。お前らは、この俺に誘い込まれたにすぎん!さぁ!パーツを寄越せぇぇぇぇ!!」

『『『『何なんだこいつは!?』』』』

『『…』』

 

ゲッターと融合した人間が愉悦な顔で叫んできた。四方八方から伸びて来るコードやパーツ類。俺は()()()の顔が、流竜馬や神隼人、(ともえ)武蔵、(くるま)弁慶等歴代ゲッターパイロットの顔ではなかった事に安堵し、

 

『掛かったな!!脱出だリョウマ!!オープン、ゲット!!』『奴の事教えろよな竜馬!チェンジ、真・ライガー!!真ドリルアァァァァム!!』

『おうよ!!オープン、ゲット!!』『…後で話を聞かせろ!チェンジ、ゲッターツゥ!!ドリルアァァァム!!』

 

トマホークをサッサと仕舞い新ゲッター2、真ゲッター・ライガーでその場から逃げ出した。

 

「この俺の体から逃げられると<ヌゥン!ハァァァァア!!>クソォ!この忌々しい電撃は多聞天の奴か!!」

 

そこに事前に打ち合わせしていた、回復した多聞天の攻撃が入る。

 

『このままお前を野放しにできるかぁ!!今此処で、貴様に引導を渡してやる!!』

「フン、貴様などに負ける訳が『ゲッタービィィィィィィィム!!』小賢しい!!」

 

続いて新ゲッター1のフルパワーゲッタービーム。

 

『リョウマ!ハヤト!ベンケイ!ゲッターの力を信じてもっと感情を込めろ!!…いくぞっ!!隼人!武蔵!ゲッターの力を信じるんだ!!』

『任せろ!』

『行くぞ!』

 

そして最後に俺達で終わりだぁ!!

 

『貴様にも味合わせてやる!()()()()()()()()()をな!!』

「まさか!その声、そのセリフは()()()()()!?」

 

…この宇宙はエンペラーの存在する世界か。だが、今はそんな事関係ねぇ!!コイツをブッ倒す事に集中する!!

 

『『『おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』』』

『ストナァァァ、サァァンシャァァァァイン!!』

 

この()()ならゲッター線が豊富にある!!か○は○波の要領で機体の掌にエネルギーを集中させ、

 

『真・ゲッタードラゴンの力を見せてやる!!』

『行け、()()()!!』

『(な!そ、そのセリフはゲームで隼人が叫んでいたヤツ!?)…あぁ、任せろ!!』

 

そのエネルギーへ機体ごと突っ込み、

 

『真!!シャイィィィィン!』

『『『『スパァァァァァク!!(である!!)』』』』

 

疑似合体攻撃〝ストナーサンシャインスパーク〟へ変貌させる!!

 

「こ、この俺が…<ドワォ!!>畜生ぉ、エンペラァァァァァ!!」

 

 

 

■□■□

 

 

 

 

巨大ドラゴン(本体の人間)を倒した後、俺達は急に発生した渦に飲み込まれ新ゲッターが製作された現代へ放り出された。この世界のリョウマ達と情報、技術などを交換しリョウマが見たゲッターと人間の融合した世界や俺の持っている知識を話した。

 

そして、今日。

 

「此処は立ち入り禁止の筈だが?」

「神君!?貴方こそ此処へ何しに?」

「見送りだよ。…それに、俺だけじゃないぜ。」

 

早乙女研究所跡に来ていた。

 

「武蔵坊君。…え!?今日、別世界の竜馬君達帰っちゃうの!?」

「フッ、ミチルさん。そんなに悲しがることは無い。一緒に私達の世界に来れば、私との眠れぬ夜が毎日楽しめます。」

「…武蔵ちゃん、それは何度も断っている筈よ!」

「そんなバカな!?」

 

此処で2週間ゲッター線を集め真・ゲッタードラゴンのエネルギーを限界まで溜めていたからだ。

 

「ハイハイ、武蔵の病気は無視するぜ。竜馬、エネルギーは満タン。ゲッター炉は臨界までもう少しって所だ。」

「分かった。俺達は元の世界へ今度こそ戻る。リョウマ、ハヤト、ベンケイ、ミチル。世話になったな。」

 

今日でこいつ等ともお別れ。そろそろ、帰るぜライカ。…って俺ら何カ月帰ってない!?ラ、ライカの雷が落ちる気配がする!!どうしよう…九郎の坊主に、は無理だろうな。仕方がない。正直に話して説得(土下座)するしかない!!

 

「オゥ!またいつでも来い!!」

「バカが、来れるかどうか分からんだろう!こっちの世界のゲッター線は俺とミチルで引き続き調べ、この地獄の釜から敵が来たら俺達が処理する。気にせず帰って妹に元気な顔を見せてやれ。」

「じゃねぇと後が怖いぞ。俺も帰って来るのが遅かった時、あの時代の嫁にこってり絞られてな…」

 

ヤベェ、ベンケイの実体験聞いたら不安が倍増してきた。

 

「お、おう…」

「吾輩の大天才的頭脳に新たな知識が入り、超大天才に生まれ変わった!待っていろ大十字九郎!超大天才の吾輩がデモンベインを改修する!そのデモンベインでアンチクロスを倒し、吾輩の〝スーパーウエスト無敵ロボ29号デラックス改(通称デモンペイン)〟で吾輩との決着を付けるのである!!」

 

今まで当たり前のように居たけど、ドクターウェストは九郎の坊主と敵対していたんだよな。良い決着が付けばいいんだが。

 

『お前達には、全てのゲッターがあそこへ()()するわけではないと教えてもらった。だが、ゲッターと慣れあう事はこれ以上ないだろう。』

「…お前も来ていたのか多聞天。」

『フン!お前から()()()()()の情報を貰ったが、礼を言ってなかったからな。…それだけだ。』

 

…男のツンデレは要らんわ。

 

『じゃ、皆達者でな!!チェェェーンジ真・ドラゴン!スイッチ、オン!!!ゲッタァァァァ・シャァァァァイン!真・シャイィィィィン』

『『『『スパァァァァァァァァァァァァァァァァァァァク!!』』』』

 

緑の光と共に俺達は暗闇の空間へ突っ込んで行った。

 

 

 

 

 

「…またな、ダチこう!!」

「此処からまた忙しくなるぞ。ミチルさん今までのデータを洗い直す手伝いを頼む。」

「任せて。」

「リョウマ、あの竜馬に武術を習ったそうだな。」

「おう!今から組手するか!!」

「ちょ、そ、そんな事は言ってないだろう!?」

『…騒がしい連中だ。(別の()()か。少し調べてみるか)』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見えたぞ出口だ!!」

 

今度こそ俺達の()()に出てくれよ!!

 

「…街が、燃えてる?」

「何処だ、此処は!?」

「な、なんなんだコレは…」

「これは酷い有様である。」

 

俺達の目の前には、数多のビル群が倒壊し、所々で炎が上がっている廃墟が広がっていた。

 

 

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