貴様にも味あわせてやる!ゲッターの恐ろしさをな!!【本編完結】   作:小此木

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機神咆吼デモンベイン編
第19話


 

 

 

俺達が目の当たりにした光景は、破壊された街だった。

 

『街が…』

『…クソッ!!(クソッ!私の(故郷)と同じようにぶっ壊しやがって!!)』

『街の、街の住人(美女、美少女)達は無事なのか!?』

 

倒壊したビルや煙が立ち上っているビル。それに、まだ逃げている人達が見えている。こんな光景は見たくなかった。

 

『俺は、俺は!』

『竜馬…』

『…』

 

俺は、街が破壊された光景は多く目の当たりにしていたし、人々が逃げている光景を見た事もある。

 

『まさか、負けたというのか()()()()()!!』

 

…だが、自分の()()が此処まで破壊された光景は初めて目の当たりにした。以前破壊された街を見たが、その時の方がマシだと思う程。

多分、今俺の顔は鬼の形相になっているだろう。早くライカ達の無事を確かめねぇと…

 

 

 

■□■□

 

 

 

デモンベインが窮極呪法兵葬(シャイニング・トラペゾヘドロン)の起動に成功し、ティベリウスを屠ったところを監査していた〝モノ〟がいた。

 

「やはりだ九郎君。やはり今回の君がそうだったんだ。ついにこの時が来た。幾多(いくた)の時間を繰り返す事幾星霜(いくせいそう)。ついに、ついに!」

 

<パリンッ!!>

 

「な、こ、これは!?」

 

しかし、その〝モノ〟の喜びに横槍を入れる存在が現れた…

 

「まさか、そんな!?」

 

いや、()()()()()が表現として正しい。

 

「バカな!?私が造ったあの空間から、普通の魔術師では脱出出来るハズがない!!」

 

それは、戻って来るハズない存在。()()()()()()()()()()()()()

 

『街が…』

『…クソッ!!』

『街の、街の住人(美女、美少女)達は無事なのか!?』

 

ドクターウェストが造り出した(彼又は彼女なる存在(モノ)が、勘違いしている)魔術を使用しないで動くロボット。

 

「ドクターウェストに…ゲッターロボ!!」

 

そう、彼ら竜馬達がこの世界(宇宙)に戻って来たのだ。

 

「何故、どうして!?それも、緑色のエネルギーを(まと)っているダト!!」

 

それもその筈。ゲッター線の存在しないこの世界(宇宙)を離れ、ゲッター線が充満する世界(宇宙)を渡って来たのだ。エネルギーは満タン、直ぐにでも臨界まで上げられる。

 

「クッ、製作者を同じ空間に閉じ込めては拙かったようだね。…此処は引いて様子を見た方が良さそうだ。」

 

そう言い残すとこの世界の黒幕は姿を消した。

 

 

 

■□■□

 

 

 

ライカは!九郎は!!無事なのか!!

 

「俺が、一旦地上へ降りる!皆が無事か見て「竜馬、そこにデモンベインがいるのである!!」直ぐ向かう!!」

 

九郎の坊主は、無事だった…か?

 

「…エルザちゃんじゃねぇ少女と抱き合ってんぞアイツ?」

『グヌヌ!エ、エルザちゃんがいながら別の女を手籠めにするとは、許せん!!』

『だが、エルザではないとデモンベインは動かせなかったハズだが?』

 

こんな光景エルザちゃんが見たら泣くぞ。

 

「いや、彼女…アル・アジフ(ネクロノミコン)と大十字九郎が揃って魔を断つ者(デモンベイン)が十全に動くのである。エルザは彼女がダメージを負って休んでいた時のサポート役である。」

「成程。彼女がネクロノミコン。…で、ネクロノミコンって何だ?」

「…簡単に言えば、魔導書である。」

「へぇ。…マジでぇ!?」

 

ってんな事はどうでもいいんだ!(投げやり)九郎の坊主にこの状況を説明してもらう!!

 

「九郎の坊主無事k『九郎!新手の鬼械神(デウス・マキナ)だ!連戦になるがいけるな!!』『応よ!!』って待て!俺達は敵じゃねぇ!!」

 

あの少女スゲー好戦的なんだけど!?

 

「待つのである、大十字九郎にアル・アジフ。状況を説明して欲しいのである!!」

『この声、ドクターウェ『誰だお前は!!』何!?どうした九郎、この声と口調はドクターウェストのだぞ!?』

 

どうもまともな会話が成り立っていない。このままじゃ埒が明かない

 

「…話しをしたい。そこへ降りてもいいだろうか?」

『…アル、どうする?』

『我も復活したばかりで現状が分からぬ。…何かあれば今の九郎なら大丈夫だろう。』

『分かった。(小声)良いぞ!降りてこい!!』

 

九郎の奴凄く警戒してるな。

 

「久しぶりだな、九郎の坊主。」

「ん?俺はアンタと初対面だが?」

「そうそう初対め…ん?」

 

…は?

 

「ドクターウェスト、やはり(なれ)だったか。」

「アル・アジフ、単刀直入に聞く。貴様が復活していてこの体たらくはどう云う事である。」

「体たらく?ああ、街の惨状か。こればっかりは妾も申し訳ないと思っている。妾は()()()()したばかり。だが、ブラックロッジであるお前が何故街の心配をするのだ?」

 

九郎の奴何言ってんだよ。

 

「ライカの奴は無事か?ジョージやアリスン、コリンは無事にシェルターで過ごしているか?」

「何でライカさん達の事知ってんだ?教会に来た事あるのか?」

「俺だよ、俺!竜馬!!お前が小さい頃一緒に遊んだ事も…まさか、5年間も連絡寄越さずに出てったの、まだ怒ってんのか。ゴメン、悪かった、スマン、この通り謝るから機嫌を直してくれ!!」

 

何だ?何か違和感がある。

 

「そうか、それで…納得したのである。それと、吾輩ブラックロッジは脱サラして辞めたのである。今はデモンベインのメンテナンスを主に行う技術者として、エルザと一緒にそちら側へ雇用してもらっているのである。」

「な、何と!?では、あのロボ娘も九郎の周りに!?…これが格差社会か。九郎の周りには大きい者しか集まらないのにどうして妾のモノはおおきくブツブツ(小声)」

 

ナニカが引っかかる。

 

「えぇ…」

「頼むこの通りだ!!」

「…竜馬、その辺にしておけ。」

 

隼人、でも!!

 

「だが、「済まない、大十字九郎。私達は貴方方と敵対しない。少し込み入った話がしたい。拠点があれば案内して欲しいんだが。」武蔵!!」

 

武蔵も何故止める!!

 

「どうしたのである、竜馬?」

「リョウマ、竜馬?そう言えば、どこかで聞いたような…あぁ、九郎が言っていた兄と慕っていた男か。」

 

何かが、何かがおかしい!!

 

「アル?兄って?」

「九郎、お主どうしたのじゃ?あれ程ライカと共に話していたではないか。」

「…話は後なのである。一度拠点で話をするのである。」

 

クソッ、クソォ!何がどうなってるんだ!?

 

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