貴様にも味あわせてやる!ゲッターの恐ろしさをな!!【本編完結】 作:小此木
クソッ、クソ!何で
それで、ライカのヤツに敵意むき出しで警戒されたな。ありゃ、悪戯とかじゃねぇ。本当に俺の事が分からねぇんだ。
ハァ。一度教会に行ってみたが、俺の部屋は影も形もねぇし。拾ってもらった日の丁度15週年目(何度も
本当に
「チクショウ!!」
■□■□
「チクショウ!!」
「…竜馬。」
「今はそっとしておこう。」
避難シェルターから帰って来た竜馬の背中は、意気消沈し何時もより小さくなっていた。その背中を見守る隼人と武蔵は、いつもと違う竜馬に一定の距離を置いていた。
「
「そ、そこまでなのか!?」
「ああ。それも、
「…心の声がただ漏れだぞ武蔵。(だが、身内からの拒絶か…私らじゃどうもできんじゃねぇか)」
隼人は此処で初めて竜馬が苦悩している姿を見た。そして、竜馬に何か出来ないか考え武蔵に一つの提案をした。
「―――か。フム。」
「駄目か?」
「隼人の頼みだ、問題ない。それに、」
「それに?」
「私達は
「武蔵…」
武蔵の了承得て安堵する隼人。
「で、何故話の途中から私に頬ずりするんだ?」
「隼人ちゃ…美少女成分の補給だ。これも普t「こんなのが普通であって堪るか!止めろ鬱陶しい!!」そんな!?」
「…不安になって来た。」
…訂正。あまり安堵出来ていないようだ。
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「鬱だ、ちのう。」
必要に迫ったこっちも悪かったけど…ライカに来ないでって言われた。嫌われたかな…ハハハ。ハァ、これからどうすっかな。ん?人の気配だ。
「エ、エルザが!吾輩が生み出した最高傑作が!!」
ドクターウェストか。…何か様子がおかしいぞ。
「よぅ、ドクターウェスト。そっちもなんかあったのか?」
「ム、竜馬であるか。そっちもとは、何かあったのであるか?」
「あぁ。ライカやアリスン…教会で一緒に住んでいた奴らが俺の事を一切覚えていねぇんだよ。教会で俺が使っていた部屋は倉庫になってるし、一緒に描いた絵は全くの別物だ。…ハァ、どうなってんだよ。」
ホント、頭がおかしくなりそうだ。
「な、なんと!?吾輩も似たような事になっているのである!この街の数か所に点在させておいたラボから映像や電波は来ないので近場を確認したのである。そうしたら、な、なんと!只のビルになっていたのである!!それに、エルザに至っては覇道財閥が造り上げた
オイオイ、ドクターウェストもかよ。パラレルワールドって線が有力かな。
「なぁ、パラレルワールドって知っているか?」
「…並行世界であるか。その可能性大であるな。」
流石ドクターウェスト。一瞬で俺が言おうとした事に気付いたな。
「隼人達と話をして、『真・シャインスパーク』で次こそは元の地球へ帰っt「お兄ちゃん!!」ん?この声アリスンか?」
どうしてアリスンが此処へ?そろそろ晩飯って言ってた筈だが?…それと、何か慌てた声色だ。
「モ、モミアゲのお兄ちゃん!ライカお姉ちゃん見てない!?」
「モ、モミアゲって…ハァ。見てないよ。それより、どうしてライカ…お姉ちゃんを探しているんだ?あのまま一緒に避難シェルターに戻ったのかと思っていたが?」
それも、こっちはシェルターとは逆方向だしな。
「あ、あのね。モミアゲのお兄ちゃんがいなくなった後、ぱーかー?でお顔を隠した変な人が来てライカお姉ちゃんに何か喋っていたの。聞き取れたのは〝むーんちゃいるど〟と〝りゅーが〟って言葉だけ。その人は、それだけ言ってどっか行っちゃったんだ。そしたら、ライカお姉ちゃん急に怖いお顔になって追いかけて行ったの。」
ムーンチャイルド?リューガ?聞いたことのない言葉だ。だが、
「そうか、良く話してくれた。ドクターウェスト。」
「何であるか?」
「アリスンを皆の元へ。…それと、」
「大十字九郎にも話しておくのである。気を付けて行くのである。」
「恩に着る。…アリスンちゃん。」
「何、モミアゲのお兄さん?」
ライカが…
「この緑髪のお兄さんと一緒に九郎の坊主…九郎お兄さんの所に戻れ。」
「で、でも!!」
「さっき話してくれたことを九郎お兄さんにもう一度話すんだ。いいな。」
「う、うん…」
「大丈夫、俺が…このモミアゲのお兄さんが今から探しに行く。九郎お兄さんにもその話を聞いてもらって手伝ってもらおう。アリスンちゃん達は皆でライカお姉ちゃんが帰って来るのを待っていろ。帰って来たら、皆で飯だ。」
そう言って俺はアリスンの頭を撫でて、
あれ?なんで私、モミアゲのお兄ちゃんにライカお姉ちゃんの事話したんだろう?九郎お兄ちゃんに話せばいいのに。でも、
『いいか、お前等!何かあったら、この竜馬兄ちゃんに言え!勉強以外なら何でも助けてやる!!』
『ゴロツキ共が!俺の兄妹たちには指一本触れさせんぞ!!』
なに?今の…
「…竜馬、お兄ちゃん?(ボソ)」
「ん?どうかしたのであるか?」
「んーん。何でも無い。早く九郎お兄ちゃんに伝えないと!!」
「こ、こら!走ったら危ないのである!!」