貴様にも味あわせてやる!ゲッターの恐ろしさをな!!【本編完結】 作:小此木
無論私は買いますよ。
…あぁ、何だそうだったんだ。
…俺は、エンペラーを買う為に此処まで頑張って来たんだ。
さて、俺の蹴りでダウンした義弟はライカに任せて、
「…爺さん、自己紹介がまだだったな。俺の名は竜馬。一応コイツ、ライカの兄貴分だ。」
「なぜ、何故サンダルフォンが敗れる!?私が造ったムーンチャイルドだぞ!ま、まさかお前もムーンチャイルドの生き残りなのか!?」
何だよ爺さん、自己紹介も出来ねぇのかよ。それと、ムーンムーンってお前は武装錬○のムーンフェイスか!?
「悪いな爺さん、むーん何とかってのは知らねぇ。だが、
「クッ!オトー、ガルバ、ウィテリウスよサイクラノーシュを呼ぶ!メタトロンとサンダルフォンへ攻撃しろ!
「やらせるかぁ!<ドドドン!!>ちぃ!邪魔な獣共め!!」
俺だけならまだしも、ライカ達を庇いながら戦うって少しキツイぜ。
「チッ!短気な爺さんだ。おい!ライカ…さん、ソイツを連れて此処から逃げろ!!」
「
「(ん?攻撃されているのにライカの奴気付いてねぇ。倒れたりゅーがって奴の事しか見えてねぇぞ!?それと、
「わ、私も戦「駄目だ!!」なんで!?」
えぇい!こんな時にその頑固さは出て来るなよ!!
「いいか、よく聞け!その弟が助けたいのなら、今すぐ九郎の坊主の所へ行け!!手加減したが、相当のダメージが入っている筈だ。このまま此処にいると戦闘の余波で本当に死んじまうぞ!!」
「ッ!!」
チィ!話してる時ぐらい攻撃を止めろや獣共!!テメェらの攻撃をいなし、相殺してるが、反撃出来ねぇじゃねえか!!
「俺を、
「分かった!竜馬お兄ちゃんも気を付けてね!!」
やっと、行ったか。あの獣共一匹ぐらいは倒したかったが、
『まさか、まさか、お前は守りきったと言うのか!オトー、ガルバ、ウィテリウスの攻撃からあの2体を!?』
「
でっかい機械仕掛けのヒトデにのって爺さんが戻ってきやがった。だが、まぁいい。ライカ達は此処から居なくなった。こっからは、
■□■□
避難シェルターから遠い街の一角で、一人の男が生身で
『クッ!オトー、ガルバ、ウィテリウスよサイクラノーシュと一体となれ!!』
「俺の妹を傷つけ、弟をけしかけた罪、その身を持って償ってもらう!老人だからと容赦せんぞ!!」
3体の獣はヒトデのような形の
『お前が勝利することは無い。咆哮で動けなくなった所を、高速呪文詠唱を組み合わせた複合攻撃で消し炭にしてやる!!』
「御託はいい。ロボットに乗ったところで俺に勝てると思うなよ!!」
ロボット対人。この絶望的な状況でも男は負けることは微塵にも感じていない。
『減らず口を。やれ!オトー、ガルバ、ウィテリウス!!』
<ゴア!!>
「なっ、うるせ…ッ!体が!?」
しかし、
『まだだ!此処一帯を消し飛ばし、大十字九郎に絶望を味わ「そ、そいつは、残念だったな!」なに!?』
男は立っていた。全身はボロボロだが確かに立っていた。口から血を流し、片目を瞑り右手で左腕を持ちながら。
「ゴフッ!…こ、こんなもんじゃ、俺は倒せねぇぜ!それに、
竜馬の目の中に円が複数出来、体を緑色のエネルギーが
「はぁぁぁぁぁぁ!はあっ!!」
竜馬が両足に力を込め踏み込んだ箇所が大きく陥没し、ひび割れて行く。そして、そこから
「おりゃあっ!おおおおおおおおおおっ!!」
目にも止まらぬ拳を次々と繰り出し、取り込まれ巨人になったオットー達の顔面を砕いて行く。
『
街の外れにある山にサイクラノーシュが激突し、山の一部を完全に破壊しサイクラノーシュもその衝撃でコックピット部分を残し爆発した。
『な、何故生身の人間に敗れるのだぁぁぁぁぁ!?』
「…そりゃ、魂の
その叫びに男は答え、その場に倒れ意識を手放した。
…五月蠅い。こっちは気持ちよく寝てるってのに。
「―!――!!」
「――!!―!」
何か言い争ってるのか?それにしても、五月蠅いな。
「竜馬お兄ちゃん死んじゃやだよう!!」
「オイ、ガキ!竜馬が簡単にくたばるわけねぇだろうが!起きたら直ぐに私達と、私達と、うわぁぁぁぁん!!」
誰かが泣いているのか?
「ちょ、アリスンちゃんと隼人ちゃんが泣き止まない!?幼女が!美少女が泣いているのに今の私では泣き止ませられない!!どうすればいいんだー!!」
何故だろう、最後の奴を殴りたくなったぞ。
「ラ、ライカ!こ奴生身で
「そうよ、アルちゃん。私達の兄さんは世界で一番強いからね。」
「って、何故
「前も、こんなにボロボロになって帰って来たことがあったからよ。私達を守る為に街のマフィア相手に一人で大立ち回り。最後にそのマフィアを潰したのは良いけど、兄さん3日も寝込んで子供たちに隠すのが大変だったわ。」
そう言えばそんな事もしたな。
「ライカさんのお兄さん?駄目だ、思い出せない。」
「…4号の兄?僕の、兄?」
だぁー、ちったあ静かに出来ねぇのかこいつ等!
「静かにしろ!寝れねぇじゃねぇか!!」
ん?急に静かに「兄さん!!」ドワォ!?
「兄さん!聞いてますか竜馬兄さん!!何であんな無茶するんですか!生身で
「す、スマン!!」
久しぶりに喰らうライカのマシンガン説教。寝起きにはキツイぜ。…あれ?意識が遠のいて行くぞ?
「…
「さ、流石ライカさん。容赦ねぇ。」
「あわわわ、ライカお姉ちゃん竜馬お兄ちゃん白目向いてるよ!!」
「ま、待てライカ!竜馬の首掴んでる!首!!起きて早々殺しに掛かるな!!」
「グヌヌ、こんな美人なライカさんに気遣ってもらえるのに、アリスンちゃんや隼人ちゃんまでも!!…私も心配したんだぞ。それと、隼人ちゃんがお前を元気づける為に元気が出る料理も作って待ってたのに(小声」
「これが、家族と云うモノなのか?」
■□■□
「う、くっ!何のつもりだ?ウェスパシアヌス!<バリバリ!!>ぶるぁぁぁぁ!!」
此処はアンチクロスの基地の中。ウェスパシアヌスは必死の思いで此処までたどり着き、若本…失礼。アウグストゥスを魔術で拘束していた。
「決まっている。決まっているとも。君を排除するんだよアウグストゥス。『ルルイエ異本』を手に入れた私が!『Cの巫女』を造り上げた私が!クトゥルーの力を掌握し、あの竜馬と言う小僧に復讐するのは、至極、至極当然な事だと思うのだがね。」
「き、貴m<バリバリ!!>ぶるぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
そして、最後の電撃を浴びアウグストゥスは地面へ落下して行った。
「悲しいね。実に悲しいね。君はアンチクロスとして大切な同士だったのに。しかし、しかし!この世は悪意や裏切りに満ちているのだ。世知辛いよね、アウグストゥス。」
「全くだ。」
「ぬ!?」
しかし、アウグストゥスの体は落下した箇所から浮き上がり、先ほどと同じ場所に静止した。
「こ、これはクトゥルーの力!何故!?」
「この世は、悪意や裏切りに満ちているのだろう?さぁようならだ。ウェスパシアヌス!」
「お、おのれぇ!!」
いつの間にかルルイエ異本はアウグストゥスの管理下になり、それを使いクトゥルーの力でウェスパシアヌスは跡形もなく消し飛ばされてしまった。
「遂に、遂に私は神の力を手に入れた!何者も抗えぬ、究極の力ぁを!手に入れたのはこの私だ!世界のはぁしゃ!アァウグストゥスがぁ!!」