貴様にも味あわせてやる!ゲッターの恐ろしさをな!!【本編完結】 作:小此木
マスターテリオンと武蔵改二の戦いは激しさを増していた。
『余も貴公がそのような飛行方法するとは思わなかったぞ。』
『マスターの興味を引くなんて!許せない!!』
改二となった武蔵は飛んでいた。
「燃費が悪すぎる為、滅多に使わない代物だ。」
10㎝連装高角砲改4基を某ガン○ムのバーニア風に使用し、そこから推進力を発生させて飛んでいた。
「(拙いな、これ以上戦いが長引けば私の燃料が尽きてしまう。)さて、どうするかな。」
『これ以上、貴公に隠している力はなさそうだ。これで決着とさせてもらうぞ。大十字九郎との前哨戦に面白い余興であった。』
生身(?)で
『これで、終わりだ。メテオ!』
「妖精さん!!」
「分かってます!迎撃行きますよ!!」
武蔵の頭上に突然現れた隕石。
「おぉぉぉぉぉぉ!!クソォ!!」
「こ、こなくそぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「まだ、まだだ!まだ私達は負けてない!!」
それへ次々と砲撃が当たるが、あと少し。あと少しで砕ける所で砕けないと悟ってしまった。
「防御してくれ妖精さん!!」
「わ、分かったです!!」
「チクショウメ!!」
<ドドドドン!!>
武蔵を中心に爆発が起き、海面へ墜落した。
「クッ!!」
『ほぅ、あれを喰らってまだ立てるかのか。』
無事、ではない。満身創痍。所謂、大破状態で海面へ片膝を付き肩で息をしていた。
『此処まで耐えられるとは思っていなかった。余の予想をはるかに超えた存在だ。此処で、余の部下に「なるわけがないだろう!!」戯れだ、許せ。そう返って来るとは予想していた。』
これ以上は死を待つだけ。今の状況でこれ以上逆転は無理だろう。根本的な力の差が出たと云う事だ。
『貴公へ敬意を表し、この一撃で葬り去ろう!エセルドレーダ!!』
『…何でこんな奴に。何でこんな奴に。何でこんな奴に。何でこんな奴に。何でこんな奴に。何でこんな奴に。何でこんな奴に。何でこんな奴に。(小声)ハ、ハイ!!』
リベル・レギスの手刀にエネルギーが集まって行く。
『『ハイパーボリア・ゼロ『待てぇ!マスターテリオン!!』来たか大十字九郎(アル・アジフ)!!』』
そこへ待ったを掛けたのが、我らが
『待て、マスターテリオン!お前は俺との決着を『もう少し待て、余がこの者を消し去ってから戦おうではないか。』マ、マスターテリオン!?』
それでも大十字九郎は武蔵を助けようとマスターテリオンへ話し掛けたが、マスターテリオンはそれを自身の言葉で遮り武蔵へ止めの一撃を振り下ろす。
『ゼロドラ「武蔵ぃー!たぁすけに来たわよ!!」何奴!?』
そこに、聞き覚えの無い
『ま、まさかこの声!?』
『あ奴の声!どうやって此処へ!?』
大十字九郎とアル・アジフ、そして、
「竜馬!?」
「りょ、竜馬さんの声だ!?」
「で、でも何処から!?」
武蔵達にはなじみのある声。
<ドドドドドドドドドド!!>
それは、デモンベインの真横をとんでもないスピードで過ぎて行った。
『ゲッター、マシン?』
『戯け!呆けている場合か!!あ奴らミサイルごと飛んできおったのだぞ!早く止めなければ、海面に当たって微塵に砕けるぞ!!』
ミサイルに繋がれてと云う誰も予想だにしないやり方で。
『助けが来たか。だが、その速度では間に合わ「撃てぇ!隼人ぉぉぉぉぉ!!」「任せろぉぉぉ!!」そんなバカな!?』
驚愕による驚愕。コックピットから出て来た彼らは妙なポーズを取り、青髪の女が特徴的なモミアゲを持った男を打ち出したのである。
『
『何だと!?』
『マスター避けて!!』
『…あれが、俺達の兄さん。にい、さん?』
『ば、馬鹿な!今のあ奴から魔力を感じられん!!あれが魔術ではないというのか!?』
男、竜馬は顔だけ残し首から下はエネルギーの塊になってリベル・レギスへ突貫して行き、
『グッ!?』
『で、出鱈目な!!』
攻撃態勢だったリベル・レギスを弾き飛ばし、武蔵を助けたのだった。
「あれ程一人で動くなと言っただろうが!」
「ス、スマン。」
「ごめんなさいです!」
「反省してまーす。もーうしませーん!」
竜馬に怒られ反省する武蔵達。若干1名反省していない者もいるが。そして、竜馬は
<パチン!パチンパチン!!>
指を鳴らす音と共に、
<ドドドン!!>
何かを蹴る音が三つ。
「よっ!生きてるか、武蔵?」
そして、隼人が降って来た。
<ザブン!!>
ゲッターロボと一緒に。
『な、生身で余のリベル・レギスを退けた!?』
『…ホッ、男がいたか。コレで私の脅威にはならない。(小声)』
マスターテリオンとエセルドレーダは初めてその戦闘機を見た。それは、
『チェェェーンジドラゴン!スイッチ、オン!!!』
3機の戦闘機が合体し、現れたのは赤を主としたロボット。
『貴様にも味合わせてやる!
『此処だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
ずっとこの時を待っていた。
『
この世界の
対峙していたモノが突然消えた海上。
『ム、奴らは…』
『…彼女によって別の空間へ閉じ込められたようです。』
何故今のタイミングだったのか、何故彼らを
『行くぞ!マスターテリオン!!』
『お、おい九郎!!(おかしい、さっきまで誰かが
だが、白の王、大十字九郎とアル・アジフにもう彼らの記憶は無い。
「…兄さん?」
「…姉さんの兄さん。竜馬兄さん?」
一部の例外は存在するが。
■□■□
また何もない空間へ閉じ込められた竜馬達。
『チィ!今回も全く気付けなかった!!』
『これは魔術?いや、もっと別の…』
『ありがとう、妖精さん。』
『高速修復剤です。』
『次補充できるのは、一週間後なので大きな損傷は避けて下さい。』
武蔵の回復を待って彼らは再び動き出す。
『今度こそ、術者を見つけ出してやる!!』
『また、ライカ達の記憶をいじられてるかもしらねぇぞ?』
『…私達が感知できない業。魔術書、その精霊。ルルイエ異本、クトゥルー…まさか!?(小声)』
真ゲッタードラゴンのエネルギーが臨界になり、彼らはこの世界を前と同じく真・シャインスパークで脱出する。
『『『ゲッタァァァァ・シャァァァァイン!真・シャイィィィィン』』』
『『『スパァァァァァァァァァァァァァァァァァァァク!!』』』
そして、今回も無事此処から脱出出来た。
『また、廃墟か。』
『アーカムシティ、ではないな。』
『…何処かで見た街だな。』
そこは、廃墟と化した街だった。