貴様にも味あわせてやる!ゲッターの恐ろしさをな!!【本編完結】 作:小此木
第26話
人っ子一人いない街だな。デカい
「…思い出せない。」
『竜馬?どうしたんだ?』
「いや、何でも無い。」
『さて、この世界の美女は何処だ?この武蔵、新たな出会いにドキがムネムネしているぞ!!』
『そこは、胸がドキドキって言うところだ。』
『それはもう古いぞ隼人!最新の言い回しはこっちで正解なのだ!!』
『ハイハイ。』
『なっ!信じてないな!!これは由緒正しい(ry』
何か、何か見覚えのある光景なんだが。
『あれ?あんなところに空飛ぶ魔物がいる。意外と此処はアーカムシティの近くかもしれないぜ!』
『あっちは、機械のクジラが魔物に襲われているぞ。ドクターウェストあたりが作った奴なのか?ってそんな事言ってる場合じゃない!竜馬助けに行くぞ!!美女、或いは美少女達が避難している舟かもしれん!!』
「分かった、分かった。そう叫ぶな。ちょっと頭の整理をしていただけだ。」
ドクターウェストの奴、また面白いモン作ったな。クジラの戦艦なん、て…
「クジラの戦艦!?」
間違いない!あのクジラの戦艦は、
■□■□
此処は廃墟とかしたニューヨークの街。クジラと呼ばれる移動基地は、今現在木に擬態していた巨大な
「大将!インベーダーに取り付かれました!振り落とせません!!」
「チィ!
クジラの操縦をしていたメガネを掛けた小柄な男、古田に大将と呼ばれた大柄な男は、
しかし、今基地の主戦力である真ゲッターロボは別の場所でインベーダーと戦っていて助けに来られない。
先程、13年ぶりに再会した元ゲッターチームのリーダー流竜馬も改造したゲッター1で出て行ったきり、帰ってこない。敵の罠に掛かりインベーダーと交戦中とみてまず間違いないだろう。
「
「分かった!」
「古田ぁ!今はエンジンを止めろ!デカいのが来たと同時にエンジンを吹かして、奴の意表を突いてやる!!」
「分かりました!!」
ベンケイの指示により吉田がエンジンを止めようとした瞬間!
『フィンガーネェェェット!!』
聞きなれない
「何だ!?」
「分かりません!声はクジラの後方からです!!」
ベンケイ達は声の響いた後方にメインカメラを移動させ、
「ま、まさかコイツは!?」
「
驚愕した。
『おりゃあっ!!』
ゲッターGは、全て一つに合わさり、巨大な
『こいつも、喰らいな!ストロングミサイル!!』
そのポセイドンが、背中のミサイルを両手に持って大きく振りかぶりインベーダーへ投げつけ止めを刺した。
「す、凄い!!」
「た、助かったのか?だが、いったい誰が…」
ゲッターGは、ゲッター線の第一人者である
そんな相手が寄越した伝令役と考えたベンケイは、自分たちを助けたのには何か裏がある。そう考え、
「いいか、お前達!ビィーストT23へ乗り込み、いつでも脱出できるようにしとけ!!」
「た、大将はどうするんです!?」
部下達を守る為、
「俺一人で操縦者と話をしてくる。早乙女博士の差し金なら俺を生かしたまま捕らえるだろう。だが、お前達は殺される可能性が高い。俺が掴まったらバレないようにビィーストT23で逃げろ!!」
己を囮にする事を選んだ。無論、早乙女博士がベンケイを生かして捕まえるなんてことは彼の作り話だ。少しでも彼らの生存率を上げる為の嘘でしかない。
「俺も!「
「上手くケイ達と合流しろよ。あと、リョウマにもな。」
「大将!!」
団六と吉田に見守られながらベンケイはクジラの背中へ出て来た。
「俺に何の用だ!早乙女博士!!」
『…ああ、いや。何か勘違いしてないか?私は早乙女博士ではない。私は…』
そして、ポセイドンのコックピットが開き見知らぬ
「あ、あんたは!?」
「初めまして、私の名は武蔵改二…ム、今の状態で改二と言っても分からないな(小声)済まない、私は武蔵!大和型戦艦二番艦、大和型、武蔵だ!!」
セーラー服と軍服を合わせた様な格好をした女性は、ベンケイ達に自分
『チッ!これじゃ、キリがねぇ!!』
『ゴウ!俺の言う所にビームを集中させろ!!』
『…』
『何をする気、リョウマさん!!』
そして、別の場所で戦っていた真ゲッター1のパイロット、ゴウへ通信を入れケイがそれへ返答した。
『クジラのゲッター炉心をマンハッタンでメルトダウンさせる!!』
『しかし大将達が。』
リョウマの提案は、ゲッター線をエネルギーとするインベーダーを数多くクジラに呼び寄せ、クジラにあるゲッター炉心をメルトダウンさせる。そして、一気に過剰摂取状態となったインベーダーは崩壊し、そのエネルギーに釣られ他のインベーダーも集まり一網打尽に出来る作戦だ。
しかし、
『…フフフ、相変わらずだなリョウマ。』
『大将!?』
無事通信が繋がりベンケイの声が聞こえたことで、ガイ達は内心ほっとした。
『フッ、無茶な事考えやがる。だが、その手は使わなくても済みそうだ。』
『なに?』
リョウマの提案を却下したベンケイ。彼にはとっておきがあるのだ。
『よく聞けお前等!今からそこへ助っ人が行く!間違ってもそいつ等へ攻撃するんじゃないぞ!!』
『あぁん?助っ人?此処へ?』
『オヤジ!助っ人って!?』
『そりゃ、心強いぜ!!』
リョウマは半信半疑で、ケイはその言葉に驚愕し、ガイは少しでもこの状況が変わるのならと喜んだ。
『…来たぞ!』
ゴウの言葉で皆
『な、なにぃ!?』
『う、嘘!?』
『マジかよ!?』
見慣れた赤色に染まった頭部。中心部分は赤だが、他は青い胴体。見慣れぬ黄色い腰から伸びる赤い両足。
『な、何で
それを見たリョウマは、堪らずそう叫んだ。
みんな大好きチェンゲ編です。
予約したスパロボTまだ来ない。
早くやりたいのに…
sk-san様、誤字報告ありがとうございました。