貴様にも味あわせてやる!ゲッターの恐ろしさをな!!【本編完結】   作:小此木

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sk-san様誤字報告ありがとうございました。


第27話

 

 

 

助っ人に来たロボットは、皆ゲッターGだと思っていた。だが、

 

『…あれは、アレはゲッタードラゴン()()()()!!』

 

リョウマは違うと叫ぶ。量産機だったゲッタードラゴンの腰部分は()()、胴体部分ももっと()に近い色をしていた。それに、ゲッタードラゴンの腕にはスピンカッターが装備されていたが、真ゲッターの様に鋭利なレザーは存在しなかったからだ。

 

『まとめてぶっ殺してやる!真・トマホォォォク!ブゥゥゥゥゥゥメラン!!』

 

そして、その機体の周りに()()()()()で形成されたエネルギー状の斧が六つ現れ、インベーダー達を襲う。

 

『なっ!?ゲッター線で出来た斧だって!?』

『凄い!一発でインベーダーが崩壊していっちゃった!!』

 

ガイはその形成された素に、そしてケイはその威力に驚いた。

 

()()交代だ!!私が地上の奴らを蹴散らす!!』

『分かったぜ!オープン、ゲェェェェット!!』

『チェェェェンジ、真・ライガー!!真ドリルアァァァァム!!』

『りょ、リョウマだと!?』

 

聞きなれない()の声。それも自分と同じ名前を呼んだことに驚愕するこの世界のリョウマ。そして、ドラゴンはその形態を分離し、地上戦に特化したライガーへ変形した。

ライガーから繰り出されるドリルには緑色のエネルギー…ゲッター線を纏っており、

 

『真・ライガーの真骨頂は此処からだぁぁぁ!マッハスペシャル!!』

 

そのドリルに触れたインベーダーは次々と崩壊して行く。そして、マッハスペシャルを用いる事により、縦横無尽に駆け回り、

 

『う、嘘だろ。あれだけいたインベーダーをあっという間に消しちまいやがった!?』

 

此処に集まっていたインベーダーは瞬く間に倒されてしまった。

 

『おいおい、そっちのゲッターチームに黒いの。まだまだ魔物…インベーダー?がいるんだ!テメェらもとっとと手伝え!!』

『…分かった。』

『え、ええ。分かったわ…』

『とんでもねぇ助っ人が来たもんだ!!』

『…ゲッターライガーか?だが、あんな出力は出ないハズだ。インベーダーの野郎をぶちのめした後ベンケイに詳しく聞いてみるか。(小声)分かった!さぁ、インベーダー狩りの再開だ!!ゲッタァァァァビィィィィィム!!』

 

真ゲッターロボとブラックゲッターも戦いに加わり、数十分程度でここ一帯に潜んでいたインベーダーを全て駆逐したのだった。

 

 

 

■□■□

 

 

 

一番来たくなかった世界、と言えば分かるだろうか?

インベーダーと云う宇宙空間を漂流し、ゲッター線に寄生して生きるバクテリア状の生命体がこのチェンゲ…(チェンジ!!)ゲッターロボ世界最後の日の敵だ。

ゲッター線をエネルギーとし、知能は低く攻撃的で形を変えて機械や人と融合して取り込んでしまう能力を持っている。唯一倒す方法なのが、ゲッター線を過剰摂取させ飽和状態にし、体を崩壊させる事。全く〝厄介な敵〟ときやすく呼べない相手だ。

 

「先ずは、自己紹介からだ。俺の名は竜馬。孤児だったから苗字はねぇ。真ドラゴン号兼真ゲッタードラゴンのパイロットで一応リーダーとゲッターのメンテをやっている。只のロボット程度なら生身で倒せるが、あの変な敵には恐らく通用しないだろう。ま、基本真ゲッタードラゴンで戦うから頭の片隅にでも置いといてくれ。」

 

んで、今俺達はクジラ内のブリッジでこの世界のリョウマ達と顔合わせをやっている所だ。俺達の真ゲッタードラゴンは真ゲッターと同じように戦闘機状態にし、このクジラに搭載させてもらった。焦ゲッターと名高い、ブラックゲッターは分離できねぇから外に直立不動で置いてあるがな。

 

「大将に聞いた通り、ホントにそっくりだな、名前まで一緒。でも声が全く違うぜ。おっと、俺の名は(ガイ)。真ベアー号兼真ゲッター3のパイロットだ。世界に3人は自分と同じ顔の人間がいると言われているけど、実際見たのは初めたぜ。」

 

この世界で俺は、世界に3人は居る顔のそっくりさんとしてベンケイ達に説明している。そして、このゲッターは早乙女研究所の地下に眠っていたプロトタイプのゲッターGを少し改造したモノって事で押し切った。…この世界のハヤトや早乙女博士に見つかったら、この説明だけじゃ通らないけどな。

今、ゴウ達がニューヨークで罠に掛かってるなら、この世界の()()()()()が発見され、皆そっちに注目している筈。早乙女博士が俺達の目の前に出てこない現状とコーウェンとスティンガーが此処を襲いに来ていない事を考え、まだ俺達は奴らに見つかっていないとみて大丈夫だろう。

 

「じゃ、自己紹介の続きだ。私の名前は神隼人「「何だって!?司令の娘か(さん)!?」」フッ、久しぶりだなそのリアクション。元ゲッターチームのジン=ハヤトとは血の繋がりはない。ただ同名なだけだ。真ライガー号兼真ゲッターライガーのパイロットで主にゲッターのメンテとPCのハッキングやプログラム開発なんかもやっている。」

 

この世界からとっとと〝真・シャインスパーク〟を使って脱出したいが、早乙女博士やコーウェンとスティンガーがまだ生きている現状では迂闊に行動できない。最悪コーウェンとスティンガーにこの機体を乗っ取られた場合、この()()がインベーダーのモノになってしまう。

 

「私が次ね。私の名前は(くるま)(ケイ)。オヤジ…(くるま)弁慶(べんけい)の娘だ。「お、おい!ケイ!!」オヤジは黙ってて!真ジャガー号兼真ゲッター2のパイロットよ。」

 

…早乙女博士ぇ。彼女の本当の名は早乙女()()

16年前の事故で姉ミチルはインベーダーに寄生されリョウマとハヤトを守る為犠牲に。更に父である早乙女博士が殺害され、兄とも慕っていた竜馬が犯人として逮捕・連行される悲劇を目の当たりにしショックにより失語状態に陥った過去がある。

畳かける様に、事件後は武蔵が養父として養育していたが、重量子爆弾の炸裂を目の当たりにして自我が完全に崩壊し過去の記憶を喪失。

ベンケイは武蔵から託された元気の正体が〝女の子〟だと知り、元気が〝早乙女博士の一人息子〟としてシェルターに避難した日本人の憎悪を一身に背負うことを避けるために、〝自分の娘である渓〟だと素性を偽って養育し今に至る。恐らく既に自身が早乙女博士の娘だと本人から伝えられた後だろう。それを考えたら仕方ない、仕方ないんだが。早乙女博士よ、元気…ケイに自身の姉の死体を見せるより、少しは事情を娘に伝えろや!!

 

「では、こっちの最後は私だな。私の名は武蔵。大和型戦艦二番艦、大和型、武蔵だ。真ポセイドン号兼真ゲッターポセイドンのパイロットだ。竜馬と同じように只のロボット程度なら生身で倒せる…以上!!」

 

あっ、武蔵の奴最後ヤケになりやがった。

 

「こっちのゲッターチームは最後に彼なんだけど、あまり喋らない人なの。だから、私から。彼の名は(ゴウ)。真ゲッターなら1・2・3どれでも操縦出来て、搭乗しなくてもゲッターを操る事が出来るの。」

 

そりゃ、ゲッター線の申し子だからな。それくらい出来て当然だ。なんたって、早乙女博士とミチルさんの遺伝子を元にし、敷島博士によってゲッター線の力で作り出された人造人間だからだ。

 

「最後に俺だな。俺の名は流竜馬。元ゲッターチームだった男だ。」

 

ヤベェ。俺すっげー睨まれてる。そりゃ、何処から湧いて出たのか分からない俺達だけどさ。信用できないのも分かるけどさ。そんな敵意むき出しにしなくてもいいじゃん!!

 

「おいおい、こっちの竜馬をそんなに睨むなよ。しばらくの間仲良くしようぜ。」

「ヘッ、くだらねぇ!俺はあっちのゲッターで追いかける。さっさと真ドラゴンが見つかった太平洋へ向かう!!」

「お、おいリョウマ!!」

 

隼人の言葉も無視して真ドラゴンへ向かうか…余程、早乙女博士を殺したいようだ。

 

「俺から謝らせてくれ。済まなかった!」

「気にするな。それより、むさ「ベンケイさん…いや、義父(おとう)さん!ケイさんを私に下さい!!」しにぃぃぃぃぃぃ!?」

 

この世界のベンケイに武蔵に気を付けろと言おうとした瞬間これだ。

 

「は?え?わ、私ぃぃぃ!?」

「な、何を言っている!?」

「ケイは俺が守る!!」

「馬っ鹿武蔵!此処は耐えろよ!!」

「テメェは黙っとけねぇのか!!」

<ゴチン!!>

 

条件反射的に武蔵に特大の拳骨を落とした俺は、悪くない。

 

「俺の仲間が申し訳ない!!」

「い、いいよ別に。」

「いや、まぁ、大変だなお前達も。」

「…こいつ等と組んで本当に大丈夫か。(小声)」

 

チィ!改二になった武蔵は無駄に硬い!!これから忙しくなるのに問題を起こさせて堪るか!!

…ハァ、手の掛かる娘を育てている気分だぜ。

 




午後スパロボT届きました。
プレミアムアニメソング&サウンドエディションなので2話まで楽しくプレイしました。
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