貴様にも味あわせてやる!ゲッターの恐ろしさをな!!【本編完結】   作:小此木

37 / 49
黄金拍車様、亜蘭作務村様誤字報告ありがとうございました。
少し加筆修正しました。


機神咆吼デモンベイン編
第35話


 

 

 

此処は絶対引けない!

 

「私達が義兄さんが帰って来るこの街を、アーカムシティを壊させはしない!!」

『何なんだコイツ等は!僕達の、邪神の力でも滅せられないなんて!?』

 

何としてでも、守り抜く!義兄さんとの思い出が沢山、沢山詰まった街だから!!

 

「僕は義兄さんの事を良く知らない。だから、帰ってきたら聞きたいことが山ほどある!それを聞く為に、姉さんと一緒にこの街を僕は守る!!」

『何故、何故別次元へ幽閉しても戻ってくるんだ!?』

 

何時だって義兄さんはそうだった。絶対に引かない。どんな困難な場面でも私達を守る為必死に戦ってくれていた。だったら、今度は私達の番!絶対にアーカムシティをバケモノ共から守り抜いて見せるわ!!

 

「竜馬義兄さんの見様見真似だが、機神、猛撃拳!!」

『僕達とは異なる次元のバケモノ共めぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!僕達の地球や宇宙は渡さない!!』

 

リューガと神様(仮)も奮闘してくれている!それに、もう少ししたら九郎ちゃんをエンネアちゃんが連れ戻してくれる。彼女の御子さん、テリオン君を連れて!!

 

 

 

―数分前―

 

 

 

そこは、宇宙。人の聖の極限、絶望を知らぬ英雄〝大十字九郎とアル・アジフが操るデモンベイン〟。人の負の極限、絶望を知る魔人〝マスターテリオンとエセルドレーダが操るリベル・レギス〟。2機の鬼械神(デウス・マキナ)が対峙する。全ては黒幕(邪神)の掌で踊らされているとも知らず。

 

『その切実なる命の叫びを胸に、祝福の華に誓って――我は世界を紡ぐ者なり!』

『その深き昏き怨讐を胸に、埋葬の華に誓って――我は世界を紡ぐ者なり!』

 

そして、二つの〝触れた対象を異次元へ放逐する〟力…いや、〝無限に存在する並行宇宙そのものを結界と化して、邪神たちの宇宙(アザトースの庭)を封じたもの〟は衝突した。

 

『『窮極呪法兵葬(シャイニング・トラペゾヘドロン)!!』』

 

それを愉快に眺めている、この繰り返す世界を造り出した黒幕(邪神)が1(はしら)ナイアルラトホテップ。

 

『フフハハハハ、これで宇宙があるべき姿に戻る!窮極呪法兵葬(シャイニング・トラペゾヘドロン)に封じられていた僕達の宇宙が戻る!アザトースの庭が解き放たれる!アハハハハハ!!』

 

そして、黒幕(邪神)の思い通り二つの窮極呪法兵葬(シャイニング・トラペゾヘドロン)はぶつかり合い、壊れてしまい封印されていた邪神たちの宇宙、アザトースの庭が解き放たれてしまったのだった。

 

だが、

 

<ピシィ!!>

『ン?』

 

此処で

 

<ピシピシピシピシィ!!>

『な、何だこの空間のひび割れは!?』

 

邪神をも予期せぬ事態が発生した。

 

『此処は、地球か?』

『だが、我らが知る地球ではなさそうだ。』

 

アザトースの庭が解放された場所の反対側の宇宙が突然割れ、そこから人語を介する巨大な()()が出て来た。

 

『何なんだアレは?まぁいい、僕達邪神に掛かれば直ぐ片が付く。』

 

アザトースの庭から解放された邪神たちが()()に向かって行く。

 

『この宇宙の既存生命体かな?僕らに似た形態の者が襲ってくるよ。ど、どうする()()()()()()?』

『無論迎え撃ち、此処を我らの宇宙に変えるよ()()()()()()()。』

『そ、そうだね。それが良いね!!』

 

そう言うと()()は、二つある顔の下の口を開け様々な形のバケモノを吐き出して行く。

 

『興味深い生き物だ。だが、僕たち邪神の力の前では無意味。ま、九郎君とマスターテリオンの様子でも見ながら時間を潰す…な、なんだって!?』

 

その光景に今まで余裕だったナイアルラトホテップの顔は、驚愕に歪められてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「貴女、あの子の母親なんでしょ!早く止めさせなさい!!」

「ぼ、僕も止めたいんだけど、今回のループで初めて対面したんだし、母親って言われても自覚ないし…って、そっちも九郎を止めてよ!!」

 

地球の外が大変な事になっている事などつゆ知らず、ライカとエンネアはそんな言い争いをしていた。

 

「ムムム!分かったわ。竜馬お兄ちゃん直伝の技なら九郎ちゃんも一撃なんだから!!」

「またその竜馬お兄さんか。今回のループで初めて聞く名だけど、モミアゲが特徴的でとんでもない事を思いつく人って印象……え?ラ、ライカお姉ちゃん?竜馬お兄ちゃんの事()()()()()の!?」

「それはそうよ。一度何か魔術的なモノで消されはしたけど、今は問題ないわ。」

「僕は一度しか会ってないけど、覚えている。…一度技も喰らった。それに、あれ程強烈な技が魔術ではないと聞いた時の驚きは忘れようにも、忘れられない。」

 

言い争いの中、エンネアはライカが竜馬を覚えている事に驚く。あの黒幕(邪神)に別次元へ幽閉された者の記憶は、普通無くなってしまうのだ。しかし、ライカそれにリューガの記憶にはしっかりと彼が残っていた。

 

「一体どうs「危ない!!」ッ!?」

「兄さん直伝!『酔舞・再現江湖デッドリーウェェェェイブ!!』」

 

エンネアが考えているそこへ、突然強襲が来た。だが、ライカが左腕・右膝を突き出して相手に体当たりし、襲われる前に弾き飛ばしたので大事に至らない。

 

「エンネアは私達の後ろへ!!」

「此処は僕達が食い止める!!」

『ライカさん!エンネアさん!リューガくん!気を付けて下さいませ!正体不明の敵が()からまた来ますわ!!』

 

そして、覇道瑠璃から空からまだ敵が来るとの警告と、

 

『覇道号!主砲発射ぁ!!』

 

船からの迎撃が行われる。

 

『エルザ!迎え撃つのである!!』

『私に指示するなロボ!でも、迎え撃つロボ!!』

 

その迎撃にドクターウェストとエルザが操る破壊ロボも加わった。

 

「ッ!僕にも鬼械神(デウス・マキナ)があれば…」

『暴君ネロ!生きているか!?』

「この声、邪神ナイアルラトホテップか!?何の用!今の僕は取り込み中だけど!!」

 

そこへ驚いたことに、黒幕(邪神)からエンネアへ直接連絡が入って来た。

 

『一人でも戦力が居る!君の鬼械神(デウス・マキナ)、ネームレス・ワンを()()へ復活させる!地球へ降りたバケモノ共を排除したら此処へ来てくれ!そして、異なる宇宙に弾き飛ばされた筈の九郎君とマスターテリオンを見つけ出す手伝いをして欲しんだ!彼らの力ならコイツ等を排除出来る可能性がある!!』

「(ナイアルラトホテップも知らない存在!?でも、何とか先に僕が九郎とあの子、マスターテリオンを助け出さないとまたコイツに操られてしまう!)…分かった!行くよネームレス・ワン!『魔剣(ソードスペル)!!』」

 

突然エンネアの目の前に眩い光が現れ、その中からネームレス・ワンが出現した。そして、間髪入れず目の前のバケモノを両断。

 

「これは、ネームレス・ワン?どうして、九郎ちゃんに破壊されたって聞いたのに!?」

『クソッたれな神の贈り物だってさ。この()に正体不明な敵が襲い掛かっているらしいの。コイツ等はその先兵。僕にも手伝ってほしいんだって…九郎やマスターテリオンを探す事を。』

「(九郎ちゃん達を探す?扉の向こうで何があったの!?いえ、それより!)私も行k『駄目だよ、お姉ちゃん!』でも!!」

『僕には鬼械神(デウス・マキナ)がある。でも、お姉ちゃんには無い。それに、今から行くのは、この異次元の扉の向こうにある宇宙だよ。宇宙に対応出来る鬼械神(デウス・マキナ)はデモンベインとリベル・レギス、そしてネームレス・ワンだけ。』

 

突如復活したネームレス・ワン。エンネアの話によれば、神からの贈り物らしい。それも、その神と一緒に宇宙に行き、九郎達を探すと云う。

 

『でも、大丈夫。神様にお姉ちゃん達を守ってもらうようお願いしたから。(ナイアルラトホテップ、ライカ達を守りなさい!じゃないと手伝わないわよ!それにライカ達に変な事でもしてみなさい、その場で裏切ってやるんだから!!)』

(…わかった。その条件を呑もう。)

 

エンネアは邪神の手助けをするのに条件を付けた。その条件を渋々飲んだ邪神はライカ達の前に姿を現した。

 

『私の名はナイア。君達を守る神的存在だ。だが、君達も侵略者を倒す手伝をしてほしい。この星の為に。』

 

そして始まる。邪神をも巻き込んだこの宇宙を賭けた戦いが。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。