貴様にも味あわせてやる!ゲッターの恐ろしさをな!!【本編完結】   作:小此木

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Razgriz様誤字報告ありがとうございました。


第42話

 

 

 

突如、光が地球から宇宙へ伸びて行った。

 

『『『おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおお!!』』』

 

そして、その光には一筋の緑色の閃光が走っている。その光が間に合ったのは、ナイアルラトホテップが稼いだ一瞬。逆転への狼煙だ。

 

『ありがとうよ!ナイアさん!!アンタのお陰で間に合ったぜ!!』

『な、何故僕に礼を!?元々、君達を異空間に閉じ込めたのは僕なのに…』

『へぇ!?そ、そうだったのか!?』

『…気付いていなかったのかい?』

『そんな事はどうでもいい!竜馬!早くこの戦艦をぶっ壊すぞ!!』

『ああ!コイツの、コイツの所為で!私の夢は一度打ち砕かれたのだからな!!』

 

地球を守る為(完全に自身の為だったが)に文字通り体を張って戦艦を止めてくれたナイアルラトホテップへ礼を言った竜馬。しかし、礼を言った人物が自分たちを異空間へ閉じ込めた犯人だった事に驚きを隠せない。

だが、今はそんな事を考える暇は無く、地球へ突貫して行くギィムバグ指揮する巨大戦艦を何とかしなければならない。

 

『じゃ、行くぜ!準備はいいか武蔵!!』

『何時でも行ける!!』

『敵戦艦へのハッキングは既に完了している!このままコイツを破壊しながらブリッジへ殴り込むぞ!!』

 

緑色の光に包まれた進化した真ゲッタードラゴン(見た目は真ドラゴンver進化)。スパロボで表現するなら、気力は限界突破し個別作品の最終決戦使用になっている。

話をしている今も戦艦の先端を地球へ接触させない為、フルパワーのエネルギーバリアで次々と消滅させている。

 

『絶対にコイツを地球には落とさせねぇ!!』

 

竜馬がそう言い放った途端、真ゲッタードラゴンが放つ緑の光が増していく。

 

『もういっちょ、デカいの行くぜぇぇぇぇぇぇ!!』

『『応!!』』

 

光が徐々に大きくなり、巨大戦艦の先端とほぼ同じ大きさになった。そして彼らは、本日二度目の最終兵器を使う。

 

『もう、あの神様の力は消えちまっているが…』

『ああ!粋な事してくれたぜ!!』

『宇宙間の移動を任意でオン、オフ出来るようにしてくださったからな!これで、キャッキャウフフな百合世界に、私は行く!!』

『『一人で行け!!』』

 

新たに設置された紫色のワープボタン。このボタンを押さない限り、宇宙間の移動は勝手にされない。だが、移動する()()は選べられない。

 

『気合いを入れて、タイミングを合わせるぞ!!』

『任せろ!』

『行くぞ!』

 

今一番の輝きを放つ真ゲッタードラゴン。

 

『『『ゲッタァァァァ・シャアァァァァァイン!!』』』

 

三人の息の合った叫びが、この空間を支配する。

 

『『『真・シャイィィィィン!スパァァァァァク!!』』』

 

今、真ゲッタードラゴンの進行は何物にも阻まれない。

 

『『『いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!』』』

 

戦艦を破壊しながら目的地へ彼らは向かう。

 

『竜馬!もう少し左だ!』

『了解!!』

 

そして、彼らが目指す目的地は…

 

『そこだ!威力を抑えて飛び込め!!』

『任せろ!!』

 

たった一つ。

 

『…ゲッター、ロボ!』

『初めましてだな!ギィムバグ軍曹!!』

 

敵艦のブリッジ。その中で響く竜馬の声。

 

『な、何故私の階級を!?』

『そんな事は、どうでもいい!歯を食いしばれ!!』

『は?』

 

そして、ブリッジ辿り着いた真ゲッタードラゴンは突如止まった。その真ゲッタードラゴンから女性の声が聞こえた途端!

 

『オラァ!!』

<ドゴォ!!>

『ブッ!?』

 

ギィムバグからすれば、小さな何かが飛び込んで来て自身の右頬を殴り飛ばした。

 

『さっきのは、私が巻き込まれた分!次は、同じく巻き込まれた神様の分!!』

<ガシャン!!>

『グア!?』

 

次は空中を蹴り、反対の左頬を。

 

『最後に、私が行くはずだった艦これ世界で出会うはずだった艦娘たちの分だ!!』

<ドドドドドドドドドドドドド!!>

『く、くそぉ!ゲッターに、選ばれた、に、人間は此処までの、ものなのか!?』

 

その巨体をいとも容易く殴り続ける…武蔵の猛攻が浴びせられている。

 

『…一つ、訂正しておく。』

『な、何だ。』

『私は、人間ではなく…艦娘だ!!』

<ドワオ!!>

『か、かんむすとは一体…』

 

渾身の一撃を浴びせられたギィムバグは、そこで意識を手放した。

 

『これ以上地球への攻撃を止めるなら、これで許してやる!』

『クソォ!よくもギィムバグ軍曹を!!』

 

武蔵の言葉を無視し次々と襲い来る昆虫型の異星人たち。

 

『すげぇな。あの巨体を殴り飛ばしやがったぜ。それに、お前等の攻撃で、この戦艦の進行は止まった。此処からは…』

『『『俺達も混ぜてもらうぜ』』』

 

そして、突如聞き覚えのある声が響いた。

 

『恐竜帝国以来だn『義兄さん!竜馬義兄さん!!あぁ!やっぱり駆けつけてくれた!!何時もピンチになったら必ず駆けつけてくれる()の義兄さん!!いっぱい、いっぱい話したい事があるわ!まずはウフフ、私ゲッターに乗れるようになったのよ!それでね、』だぁぁぁ!今はそんな話している場合じゃねぇだろうが!!』

『やはり、ライカは俺達には荷が重すぎる。』

『オイオイ、リョウマのおっさんとあのハヤト司令が圧倒されてんじゃねぇか。』

『な、なんと!?』

『あはは、俺達のチームじゃなくてよかった。』

 

ゲッターアークと神ゲッター1。

 

『待ってたぜ!この世界の(リョウマ)!!』

『フン、何時も美味しい所ばかり持って行きやがって。』

『よう!今度は俺達がお前の世界を助ける番だ!!』

『インベーダーと云う勢力が別の宇宙を狙っていると知ってな。…あの時の礼だ。』

 

新ゲッター1と多聞天(たもんてん)

 

『へっ!やっと来たか!!インベーダー野郎はまだくたばってなかったようだぜ!!』

『全く、中々諦めん奴らだ。』

『今度こそ息の根を止めてやる。』

『…この世界の竜馬。俺達も加勢する。』

『あはは、何か濃いメンバーになったね。』

『いやいや、濃いってレベルじゃないぜケイ!!』

 

真ゲッター1と真ドラゴン。

 

『ラ、ライカが何故ゲッターに!?それも、ソイツはゲッターアークだぞ!?』

 

様々な世界の代表と云えるゲッターが、この巨大戦艦へ集結した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ふ~。あの子達、随分賑やかだった。それに、武蔵君には驚いたよ。〝私は転生を望まない。転移を望む。だが、殴らねば気が済まない輩がいるのでな。殴るには、転移してしまっては再会できぬだろう。だから、私は彼らと共に行く〟って。まさか、振られちゃうとは思わなかったよ。』

 

此処は全てが白い空間。竜馬達を癒し、ゲッターへ新たな機能を付けた存在の住まう場所。

 

『しっかし、竜馬君と隼人君の力は、僕/私の干渉を一切受けない不思議なモノだったな。こんな事は初めてだっt『その話詳しく聞こう。』ッ!?こ、これは創造神様!対応もせず申し訳ありません!!』

 

そこへ突如現れたのは少女の形を(かたど)ったナニカ。

 

『よい。して、その者達はどうしたのだ?』

『は!先程まで僕/私が癒し、今彼らの宇宙へ送り届けたところです!!』

 

神は頭らしき場所を下げ、誠心誠意忠義を示しそう答えた。

 

『成程。あと、不思議な力の名称は分かるか?』

『はい!()()()()()と呼ばれるしr『()()()()()だと!?』ヒィィィ!』

 

だが、その力の名を言った途端、少女の形を(かたど)ったナニカは急に感情を大きく露わにした。

 

『あの進化狂い共め!一度滅ぼしただけでは消滅せぬか!!(きゃつ)らは戦闘狂の集まりだ!此処一帯の星への被害はどの位だ!よもや、十、二十消し飛ばされたとは言わんだろうな!!』

『ち、違います!逆に共闘し、正体不明の敵から此処の星々を守って下さいました!!ひ、被害はゼロです!!』

 

神は戦々恐々とした態度だったが、先ほどまで此処であった事を嘘偽りなく創造神へ報告した。

 

『…何?それは真か?』

『はい。』

『少し未来を観てみるか…お?ク、ククク、ハハハハハ!!』

『ど、どうされました!?』

 

突如笑い出す創造神へ訪ねた神。

 

『なに、何度か会った事のある存在だったのだが…今回の奴は笑わせてくれる。』

『は、はぁ。』

『気にするな。それに、先程は取り乱して済まなかった。先程の件は忘れろ。』

『わ、分かりました()()()()()様!!』

 

 

 

 

 

 

~遥か未来~

 

 

 

 

 

『おい!ラ=グース、笑ってないで早く手伝ってくれ!!』

『ククククク、これが笑わずにいられるか!』

『竜馬は私の旦那だ。義妹であるライカのモノじゃねぇんだ!!』

『あら?隼人義姉さん、それは違います。私の夫です!!』

『…リア充(竜馬)爆発しろ!!』

 

そこには超巨大ゲッターとそれに並ぶ女性が居た。

 

『今から時天空をぶっ飛ばしに行くんだ!こんな状況じゃやられちまうぞ!?』

『ハハハハ、その時はその時よ!今は、お主を見ている方が楽しいのでな!!』

『畜生ぉぉぉぉぉ!!』

 

それは、彼らが辿る事になる遥か未来の出来事だ。

 




もう少し続きます。
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