貴様にも味あわせてやる!ゲッターの恐ろしさをな!!【本編完結】 作:小此木
建物が崩れ、
「この恨み、晴らさでおくべきかぁぁぁ!!」
地面が抉れ、
「何の恨みだぁぁぁ!!」
形あるモノが次々破壊されて行く。
「私の…私のキャッキャウフフな百合世界を奪った恨みだぁぁぁ!!」
「そんなモン知るかぁぁぁぁ!!」
その日、廃墟と化していた街は、二人の戦闘によって更地に変えられてしまった。
この世界に放り出されて早5年。近未来的な科学と、世紀末がごちゃ混ぜになっている日本の海岸で私は目覚めた。最初は念願の『艦隊これくしょん』の世界に来れたと小躍りしていたが、
「は?ま、術?何だそれは?」
近くの街での情報収集中『魔術』なる変な単語を耳にした。
「し、深海棲艦は!え…き、聞いたことが無い!?」
それと、深海棲艦や艦娘、妖精さんと艦これ世界なら知らぬ人はいないって言葉が通じず、
「この武蔵の主砲、伊達ではないぜ!!」
『痴女風情が、生身でこの
変な目でこの私を見ていた男を注意したら、ロボットを使い脅してきやがった。無論、ロボットをぶっ壊し、男の顔は原型が分からない程ボコボコにしてやったがな。
「今日こそ、今日こそは私好みで、何のしがらみもない可愛い綺麗な女性と出会えないだろうか。」
この日本で色々と情報を集めていた数年間、可愛い或いは綺麗な女性は多く見て来た。だが、
「大体魔術師に酷い事されてたりしていて…何かと過去が重い。それに、私がケアしようと思って話を聞いていたら、大体が彼氏・旦那持ちって私への当てつけか!!」
何で薄い本みたいな展開が多いんだ!?それと、リア充共め、私の主砲で爆発させてやる!!<コンコン>…ん?来客?
「今行く。少し待っていろ。」
『突然の訪問、申し訳ない。俺は…』
こ、この声!わ、忘れもしない!!
「貴様!此処であったがひゃ…5年目ぇぇ!!」
あの
■□■□
俺は、ボコボコにした男から様々な情報を聞き出し、廃墟と化したアパートの一室に住んでいると云う『武蔵』に会いに来たんだが、
「この主砲の本当の力、味わうがいい!!」
「味わってたまるか!!」
声を掛けた途端部屋のドアごと俺をふっ飛ばし、魔術で武装し襲ってきやがった。
「クソッ、ちょこまかと!!」
「俺はお前の事なんて知らん!何かの間違いじゃないのか!!」
それと、この女はヤバイ。百合世界って言動もそうだが、速さは俺より無いがパワーは俺よりあるんじゃねぇのか。
「間違いなどではない!私がこっちに落ちたのはお前等とあの
「…宇宙、戦艦!?」
な、何だと!宇宙戦艦!?この地球の奴らの技術では戦艦を宇宙で運用する事は出来なかった筈だ!!
「私は、貴様らが乗っていた
「赤い、ロボット…ギィムバグだとぉぉぉぉぉぉ!!」
ギィムバグ軍曹って言ったら『真ゲッター』と『ゲッター大決戦』に出る敵だ。それに、赤いロボットって言ったら、
「ゲッター、ロボ…」
「何呆けてやがる!さぁ、行くぞ!!」
<ドゴ!!>
「うぐっ!!」
「な、貴様何故避けん!?」
この武蔵とは、色々話さねぇといけんな。
「…俺はアンタと話がしたい。頼む!話をさせてくれ!!」
「ム…そこまで言うなら、話してみろ。」
紆余曲折あったが、やっとの事で武蔵との話にこじつけれた。てか、これ俺何も悪くなくね?
「ふむ、お前はその〝神様転生〟?ってヤツで自分の望む世界へ行くはずだったと。そんな時現れたのが、」
「お前達とギィムバグと名乗った者の乗る宇宙戦艦だ。」
う~ん良く分からん。てか、自分の望む世界へ転生?異世界?へっ、くっだらねぇ!!
「ま、望まぬ世界に来て良かったんじゃねぇか?」
「何を言う!!」
「自分の思うようになる世界なんざつまらねぇし、それこそ何もせずに只死ぬだけになるぞ。そんな何の刺激のねぇ世界、俺だったら願い下げだ。」
「…フン!!」
ま、人それぞれ思う事、感じる事は違う。だから対立し、話し合い他人を知ろうとし仲間やライバルが増え切磋琢磨し先に行けると俺は思うんだがな。
「それより話を戻すぞ。お前が見たのは恐らく〝ゲッターロボ〟だ。そして、乗り込んでいたのは…」
「お前らだろうが!!」
「違う。
「知っているだろうが、私の名は武蔵。大和型戦艦二番艦、武蔵だ。」
ん?大和型戦艦?
「大和型って戦艦の型式じゃね?」
「そうだ。私は戦艦の魂を宿した〝艦娘〟と呼ばれる存在。」
「………ハァ!?」
ちょっと待て。落ち着け!そ、素数を数えろ素数を!!
「それで、竜馬。この私と互角以上に戦えるんだ、さぞ名の通った魔術師だろう?」
「い、いや。俺は全く魔術が使えん。只の人間だ。」
「………ん?ハ、ハァ!?」
その後、俺達は知っている情報を全て出し合い隼人の元へ戻る事にした。
「私は転生者なのに、お前は前世持ちか。少し親近感が湧く。」
「それよりも俺は、武蔵がゲッターと共にこの星に落ちて来たって方が衝撃だったぞ。」
そんな雑談しながら隼人が拠点にしている廃墟へ数日ぶりに帰って来た。
「隼人ぉ!帰ったぞー!!」
「遅いぞ竜馬!あれ程定期的に帰って来いと「か、か」…ん?お前の女か?」
「可愛いー!!」
俺の横に居たハズの武蔵が超スピードで隼人の元へ移動し、
「ば、馬鹿!降ろせぇ!!」
「
両脇に手を入れて高い高いをしていた。てか、隼人は160以上あるのによくやるぜ。
「この!ぶっ殺す!!」
「あぁん!もっと罵ってー!!」
…そう言えばこの武蔵、百合の変態だったな。よし、他に『武蔵らしい』武蔵を探しに行くか。
「おい!竜馬!!この痴女、力が強くて脱出出来ない!手伝え!!」
「な、何故そこで竜馬を誘う!?竜馬、やはり貴様は敵だ!!」
「だぁー!うるせぇ!!」
とうとう揃った三人のパイロット。だが、この間にもアーカムシティでは犯罪結社ブラックロッジが虎視眈々と世界征服の計画を進めていた。着実に決戦の日は近づいている。
それでは、次回へチェンジ、ゲッター!!