貴様にも味あわせてやる!ゲッターの恐ろしさをな!!【本編完結】   作:小此木

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第6話

 

 

 

さて、隼人の拠点に戻って来た俺達だったが、

 

「そう言えば、シミュレーターは何処まで出来た?そろそろレベルBぐらいにはなったか?」

「いや、1日目でSまで終わったぞ。今はシミュレーターのバグ潰しと戦闘シミュレーションの追加アップグレードをやってる。」

「成程、Sまでもう出来たんだな。エ、ス?…Sぅぅぅ!?」

 

思った以上に隼人の秀才に驚いた。てか、1日で終わらせて、バグの修正に新しいシミュレーターの作成!?凄すぎんだろ!!

 

「お前に頼まれていたモノの調査結果は、このレジメに簡潔にまとめておいたから読んでくれ。」

「お、おう。」

 

隼人ちゃんスゲー優秀。

 

「おい竜馬。私がやるシミュレーターってのは何処だ?」

「えぇっと…」

「それなら、隣の部屋だ。一応大体の調整は私が乗り込んでして「ヤッフー!隼人ちゃんの残り香!!」ちょ、待てコラ!!」

 

…武蔵がマトモならなおさら良かったのに。おっと、隼人が武蔵を追いかける前に言っとかねぇとな。

 

「隼人、先に言っとく。お前を鍛える為、俺と〝武蔵〟で指導をする。」

「あんな変態とは願い下げだ!!」

「そう言うな。武蔵はお前と同じ女性だ。俺からは指摘できない女性視点での指導をやってもらう。それに、奴は俺より力は強いぜ。」

「…本当か?」

「ああ。だが、実践経験が少ない。そこは俺とお前で逆に指導していくぞ。」

「チッ、分かったよ!!」

 

この日から俺達三人の生活が始まった。

 

「竜馬!隼人の貞操は渡さん!!」

「喧しいわ!!」

 

この先スゲー不安だ。

 

 

 

~3年後~

 

 

 

色々あったが、日々鍛錬と情報収集の毎日だったと言っておこう。それと、一応ゲッターの起動が、この三人でなら出来た事。手足を動かしてあの穴から脱出出来た事で、俺は一安心している。

 

「二人共ありがとう。これで、俺が不安だった恐竜帝国と百鬼帝国がこの星に存在しない事が分かった。」

「ヘッ、気にすんな!私がやりたいからやったんだ!!」

「フヒヒ、ツンツンしてる所も可愛い(小声)…気にするな。この世界に巨大な驚異がないのであれば、それに越したことは無い。」

 

あれから3年と少し経ったが、ゲッターの世界で驚異だった彼らの存在は確認できなかった。これで少しは安心して生活できる。魔術師っつう驚異はまだまだ世界中に居やがるから少しずつ排除して、俺はこの()を出ようと思っている。

 

「この世界で自分勝手に力を振るう魔術師共を一掃したら、俺は一人この()をゲッターと共に去る。」

「…は?」

「やはり、行くのか竜馬。」

 

ハトが豆鉄砲を食らったような顔の隼人。ま、彼女には話していなかったから無理はない。だが、転生者の武蔵には出会った時に話していた。…恐らくゲッターと()が別の宇宙から敵を呼んでしまうと。それに、22年間育ったこの地球を破壊されたくはないしな。

 

「こ、この星を出るってどうやってだよ!ゲッターは三人いないと動かないじゃないか!!」

「…故郷にデッケエ研究機関を持ってる令嬢がいる。そいつを脅してロケットを造らせて運んでもらうさ。」

 

あの隼人がこうも取り乱すなんて。

 

「…そうか。」

「武蔵!何でお前は冷静なんだ!!…ま、まさか知ってたのか!?」

「ああ。初めて出会った時、聞いた。」

「…私だけ、仲間外れかよ!!」

 

すまねぇな、隼人。

 

「クソッ!今からその研究機関にハッキングして造れないようにしてやる!!」

 

オイオイ、俺がいなくなるだけだろう。俺がいなくなれば、この星への脅威が無くなるんだぞ。

 

「止めろ。それが無理でも、ミサイルでも何でもゲッターに付けて俺はこの星から出る。」

「理由は!理由は何だ!!私が気に食わないのか?武蔵がバカやるからか?この前、無断でお前のデザート食べた事か?…答えろ!竜馬ぁぁ!!」

 

この前作ってた俺のデザート無くなっていたのは武蔵が食ったからじゃなかったのか!?って、そうじゃない。

 

「俺とゲッターは「おい!二人ともハッキングしたパソコンから妙なのが流れているぞ!!」…こ、これは俺の育った街が!?」

 

隼人がハッキングしていたパソコンは、見事俺の知ってる令嬢の研究機関と繋がっていた。けど、そのパソコンから流れて来たのは街を…世界を支配するとふざけた事をぬかす魔術師達の声だった。

 

「チィ!ふざけた事を!!」

「オイ!まだ私の質問の答えを言ってないぞ!!」

 

そんな事言ってる場合じゃねぇってのに!!

 

「手短に話す。ゲッターは宇宙で敵と戦いこの星に落ちた。その敵はゲッターとそれを動かすパイロットを狙っている。別の星の連中が倒したかもしれんが、念のため俺とコイツでこの星を去り敵からこの星を守るつもりだ。」

「…りか…」

「隼人?」

「正義の味方気取りか!!」

 

その言葉と共に俺は隼人に殴り飛ばされていた。

 

「グ…何のつもりだ隼人。」

「…自己犠牲のつもりか?テメェ一人で何でもかんでもしょい込むな!!」

「アイツらの事知らねぇから「私も隼人と同意見だ。」…武蔵?」

「お前が抱えているモノは私には想像できないくらい危険なモノだ。だが、この武蔵を舐めるなよ。それも、何の因果かゲッターは私とも縁が深い。ギィムバグの野郎に一発ブチかましてやらんと気が済まんしな。」

 

武蔵まで何を言い出すんだ!!

 

「だが、「だがもへったくれもねぇ!此処まで手ぇ貸してやったんだ!最後まで手伝わせろ!!」…隼人。」

 

ああ、もう!どうなっても、知らねぇぞ!!

 

「クソッ、好きにしろ!!」

「当たり前だ!!」

「腕が鳴る!!」

 

それと、早くアーカムシティへ行かねぇと!!

 

「今から「行くんだろ?アーカムシティ(戦場)へ!!」…ああ!!」

「だが、どうやって行く?今から行っても、数日後破壊しつくされた街へ辿り着くだけだぞ。」

 

どうする?考えろ!考えろ!!…うってつけのモンがあるじゃねぇか!!

 

 

 

 

 

 

 

 

『ペダルを踏むタイミングを合わせるんだ!!』

『任せろ!』

『行くぞ!』

 

巨大な力(ゲッターロボ)が今動き出そうとしている。

 

『ゲッタァァァァ・シャアァァァァァイン!!』

 

三人同時にペダルを踏み込んだ瞬間、真・ゲッタードラゴンが緑色の光に包まれた。

 

『真・シャイィィィィン!』

『『『スパァァァァァク!!』』』

 

竜馬達の掛け声と共にジグザグに飛んでいくゲッター。その目的地は無論、

 

「ん?何だこの反応は?…こ、この()にも途切れ途切れにしか感知出来ないだって!?いったい何なんだこの反応は!!」

 

九郎達がいる大都市アーカムシティだ。

 

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