貴様にも味あわせてやる!ゲッターの恐ろしさをな!!【本編完結】   作:小此木

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第7話

 

 

 

鬼械神(デウス・マキナ)をいとも簡単に屠ったロボットから、聞きなれた…以前から九郎が()と慕っていた人物の声が聞こえ、降りて来た人物も、

 

「よう、久しぶりだな九郎の坊主。」

「久しぶりって、何で竜馬兄ちゃ…竜馬兄さんが鬼械神(デウス・マキナ)に!?それに、何で俺がデモンベインに乗ってる事を知って「覇道財閥にハッキングしたとき色々調べさせてもらったぜ。」…なにやってんすか!!」

 

少し成長しているが、見慣れていた兄貴分の姿だった。久しぶりに会った竜馬は以前と変わらず…いや、以前よりやる事がぶっ飛んでいた。

 

「それと、コイツは鬼械神(デウス・マキナ)じゃねぇ。魔術を一切使わないロボットだ。」

「ついでに言うと、ハッキングしたのはコイツじゃなくてこの私!神隼人だ!!」

「見栄っ張りな隼人ちゃん、かわゆい(小声)…これを機に自己紹介をする。このロボットは三人乗りで、三人目のパイロット武蔵だ。」

 

その後ろから見知らぬ女性が二人。

 

「…竜馬兄さん。いや、神竜馬さん!俺達が知らない間に結婚して〝隼人〟って子供まで!?」

「ちゃうわい!誰が竜馬のガキだ!!」

 

子供扱いされた隼人はキレ、即座に抗議。長身の竜馬と武蔵に前後で挟まれるように立っていた隼人は、九郎には二人の子供に見えたらしい。

 

「…私からも、一言いいか?」

「ど、どうぞ。」

「いいか、よく聞け!私の貞操は隼人ちゃんみたいな美女や美少女でないと渡せん!!分かったか!!」

「…そ、そうですか。」

 

鬼気迫る武蔵の抗議により九郎は納得した。…兄も色々と苦労したんだなと。

 

「そ、それより、そのロボットを何処かに隠さないと敵の的に「フッ、その点は解決済みだ。」なって、え?」

 

九郎の言葉を遮った隼人。彼女が自慢げにそう言った瞬間、

 

<ゴゴゴゴ>

 

「な、何だ!?」

 

ゲッターが待機している地面が動き出した。

 

「此処一帯の地下がテメェのデモン何とかを移動させたり、格納する要塞になってたからな。一個借りたぜ。」

「か、借りたってどうやって!?」

「ハッキングでちょちょいのちょいだ。案外簡単だったぞ。」

「…はぁぁぁ!?」

 

九郎は覇道財閥のシステムに簡単に侵入する隼人と云う女性の規格外さや、

 

「そ、そこの緑髪の君!私と眠れぬ夜を共にしないか!!」

「ダ、ダーリン!エルザ、身の危険を感じるロボ!!」

「今度は何だ!?」

「止めんか!武蔵!!」

「<ゴチン!!>ウグ!?な、何をする竜馬!!」

「それは、こっちのセリフだ!!(わり)ぃな九郎。コイツ可愛い女と思った奴なら誰にでもこうなんだ。」

「え、えぇ…(もう、どうなってんだよ!!)」

 

いつの間にかエルザを誘っている武蔵といった濃いキャラに驚きっぱなしだった。

 

 

 

■□■□

 

 

 

ゲッターを覇道の嬢ちゃんが持ってる倉庫に(無断で)仕舞って、久しぶりに会った九郎に今までの事を簡単に話した。ま、宇宙からの敵とゲッターの事を伏せてだがな。それと、避難している妹分、ライカに会って来いと九郎が五月蠅かったから会いに来たんだが、

 

「…兄さん!聞いていますか!!どれだけ私が心配したか!この5年間なんの連絡も寄越して来ないし!!」

 

何故か正座でライカにお説教喰らっている。5年も経つのに旅に出て一度も無事だと連絡しなかったし、手紙も無論送っていない。街が襲われて避難していた時、そんな奴がそこへひょっこり帰ってきたら、

 

「…そりゃ、怒るわな。」

「兄さん聞いていますか!!」

「は、はい!!」

 

クソッ、こんな事なら会いに来るんじゃなかったぜ。

 

「…叱ってくれる〝家族〟が竜馬のアホにもいたんだな。」

「竜馬め!巨乳の美女にうらやまけしからん事を!!…スマン、本音が。…隼人大丈夫だ。家族じゃなく〝仲間〟でも叱ってやる事や、叱られる事もあるではないか。」

「…それもそうだな。ま、私らゲッターチームも今じゃアイツの家族みたいなモンだし。」

「じゃあ、私を武蔵お姉ちゃ「やっぱ、今の無し!!」…ちょ、それはないではないか!!」

 

それと、隼人に武蔵は何やってんだ!アイコンタクトとジェスチャーで助けを求めてんのに!!

 

「…〝家族〟水入らずを邪魔しちゃいけない。行こうぜ武蔵。(これ以上いたら巻き込まれる。ずらかるぜ。)」

「無論、隼人の誘いならどんな所でも付いて行くぞ!!(了解した。それと、流石の私でも、あの状況では話し掛けにくい。)」

 

あ、あいつ等何処に行くんだ!!って、ぬお!殺気!?

 

「…兄さん?貴方とお話をしているんですが…何処を向いているんです?」

「ス、スンマセンでした!!」

 

それはそれは、綺麗な土下座だったと俺達のやり取りを見た人達が噂していたぜ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「や、やっと許してくれた。」

 

正座する事約3時間。正直、俺はライカに勝てる気がしねぇよ。

 

『妹にこってり絞られたのか~い。絞られて意気消沈してないか~い。』

 

ギターを弾きながら、俺への皮肉を歌う。何処のどいつだ?

 

「俺に何か用か?用が無いなら何処か行ってくれ。」

「ム、大十字九郎の兄貴分と聞いて、直ぐキレるヤバイ奴かと思ったのであるが…失礼、吾輩勘違いだったのである。」

 

ピッチリな全身タイツに緑の髪。ああ、九郎の坊主が言ってた変な科学者って、コイツの事だったか。

 

「そんな事はいい。早く要件を言え。俺もそんなに暇じゃねぇんだ。」

「そうであった。何、ちょっと手を貸してほしいのである。―――と云う事をしたいのである。」

「―――か、面白そうじゃねぇか!その話乗ったぁ!!」

 

このドクターウエストってヤツ、中々面白い事を考えるな。九郎が一目置くわけだ。

 

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