IS~fighting‐soul~   作:肉焼きマン

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さて、一夏の戦闘シーン、どーしよ。


第6話 セカンド幼馴染

side兆秋

 

やれやれ、昨日のパーティーはありがたかったが、気疲れしちまったな。

 

「ねえ兆秋くん、2組に転校生が来たらしいよ!」

 

「転校生?この時期にってことは相当の実力者だろうな。代表候補か?」

 

そうでもなくちゃ転校なんざ出来ねえよな。

 

「うん、中国の代表候補生だって。」

 

「わたくしの存在を、今更ながらに危ぶんでの転入でしょうか。」

 

中国か・・・鈴を思い出すな。

 

「ふん、今のお前に他のクラスの女を考える余裕があるのか?来月にはクラス対抗戦があるというのに。」

 

「代表候補生だったら代表を交代するかもしれねえだろ。」

 

「それはそうだが・・・」

 

だが・・・まあ・・・

 

「鈴に会いてえなあ・・・」

 

「鈴?誰だそれは!」

 

「そうですわ!今すぐ答えてください!!」

 

なんでこんな怒るんだこいつら。

 

「ああ、声に出てたか。鈴はオレが中学の頃の親友で、中国から引っ越してきたんだが、2年の終わりに中国に帰っちまってな。中国と聞くと無性に会いたくなってきた。」

 

ホント、アイツと過ごす時間は楽しかった。

 

(むう、兆秋め。あんな穏やかな顔をして・・・)

(篠ノ之さんに続いてまた昔のお知り合い、卑怯ですわ!)

((でもまあ中国にいるなら何の問題も・・・))

 

「ここに専用機持ちのクラス代表っている?」

 

「鈴?鈴か!ちょうど会いたいと思ってたところで目の前に来るか!!」

 

「にゃ!?」

 

「「なっ!?」」

 

「久しぶりじゃねえか元気してたか!」

 

予期せぬサプライズにどんどんテンションが上がって行くぜ!

 

「なんだよ言ってくれてもよかったじゃねえかよ!ホントビックリしたぜ!!」

 

オレは辛抱たまらず鈴の両肩をガッチリ掴んでしまった。

 

「あわわわわわわわわわわ!」

 

「「ななななななななな!!」

 

「いやー、会いたかったぜ!!」

 

そして抱きしめた。

 

「おわああああああああああああああああ!!!!」

 

「「のおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」

 

「あっ悪い、きつかったか?」

 

「は・・・」

 

「は?」

 

「はにゃああああああああああああああああああああ!!!!」

 

スドドドドドドドドドドド!!!

 

鈴は走り去って行った・・・

 

「どーしたんだあいつってうん?」

 

なんだ?このプレッシャーは。

 

「兆秋さん・・・」

「兆秋・・・」

 

「「この変態いいいいいいいいいい!!!」

「ぎゃああああああああああああああ!!!!」

 

うわああああああああああああああ殺されるうううううううう!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

危なかった、あの時千冬姉が来なかったら死ぬところだった。

 

「さあ、先ほどの女について詳しく説明してもらうぞ!」

 

「その通りですわ!説明してくださいまし!!」

 

「ああ、飯食いながらでもいいか?昼休みは長そうで短いぜ。」

 

「う・・うむ。まあいいだろう。」

「か・・構いませんわよ。」

 

さーて、何やら死の匂いがするが生き残ってやるぜ!

 

 

「待ってたわよ、兆秋!さっきは良くもあんなこと・・・」

 

食堂では鈴がラーメンを持ちながら待ち構えていた。

 

「ラーメン伸びるぞ鈴。あ、一緒に食わねえか?」

 

「あんたが遅いからよ!もちろん一緒に行くわ!」

 

「「むっ」」

 

こうしてオレと鈴、箒にセシリアの4人で昼食を食べることにした。

 

この日の自主訓練の際、地獄を見ることになるなんて今のオレには想像もできなかった。

 

鈴との再会にはしゃいでいたオレには・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side一夏

 

 

何やら1組と2組のほうが騒がしかったな。

 

そんな事を思いながら俺は屋上で弁当(自作)を食べていた。

 

「なんでも2組に編入してきた中国の代表候補生が、兆秋くんの幼馴染だったらしいわよ。もしかしたら一夏くんとも面識があるんじゃない?」

 

たっちゃん先輩と一緒に。

 

「ああ、居ましたね。確か名前は鳳鈴音。兆秋とベッタリだった覚えがありますよ。」

 

「一夏くんとは?」

 

「あんまり関わりはありませんでしたね。兆秋にボコられてる時に何度か助けられたくらいです。まあ、助けたかったのは俺よりも苦しい顔してた兆秋だったんでしょうが。」

 

あの時の鳳さんは記憶の中の誰よりも兆秋の正妻してたからなあ。

 

「ふーん。これはやっぱり兆秋くんに攻略されてたり?」

 

攻略って、ゲームじゃないんですから・・・。

 

「ええ、十中八九兆秋に気がありましたよ。俺が絡まなければ良いやつですからね。」

 

紛れもなく本音だ。だからこそ早いところ悩みを乗り越えてほしいところだな。

それまでは黙って殴られてやるさ。

 

「その絡み方が致命的でしょうに・・・」

 

「他ならぬ被害者が許してるんですし構わないでしょう。」

 

たっちゃん先輩が何とも苦々しい顔をしているが、こればっかりは仕方がない。

 

「ねえ一夏くん、この前言ってくれたこと、憶えてる?ほら、困った時は力になるって。」

 

そりゃあ、勿論。

 

「当然、憶えてますよ。忘れるわけがありません。何か俺の力が必要ですか?」

 

今思い出しても照れくさいが、言って後悔はしていない。何だってしてやるさ。

 

「ううん、そうじゃなくて・・・。」

 

そう言ってたっちゃん先輩は俺の目を見た。

 

「そうじゃなくてさ。」

 

とても慈愛に満ちた目で、柔らかくほほ笑んだ()()()()は・・・。

 

「一夏くんが困った時も私に頼ってね。」

 

とても綺麗だった。

 

 

 

 

「・・・ええ、その言葉だけでも力が湧いてきますよ。」

 

ああ、顔が熱い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は放課後のアリーナで色鋼の訓練をしていた。

 

第3世代機だけあってかなりの性能だったな、あれなら全ての距離に対応することもできる。

 

さて、今日の訓練はそろそろ切り上げるかな。

 

そう思い帰り支度をして歩いていると隣のアリーナから戦闘音が聞こえた。

 

こんな時間まで訓練ができるとしたら専用機持ちだろう。クラス対抗戦で張り切っているのかと思い覗いてみると・・・

 

なんか兆秋がめっちゃ攻撃されてた。

 

「まて兆秋!!貴様のハレンチ極まりない性根を叩き直してやる!!」

「そうですわ!!これから対抗戦で敵になるというのに!!」

 

兆秋は2人を同時に相手にしていた。

片方は先日も目にしたブルーティアーズだろう。もう1機は訓練機の打鉄、だぶん箒ちゃんだな。

 

「うおおおおおおおお!!墜とされてたまるかああああああああああああああ!!!」

 

「逃がしませんわ!」

 

「観念しろ兆秋!!」

 

ガガガガガギイイイイイン!!

 

なんて苛烈な攻撃なんだ・・・。

ペアの攻撃を受けてでも兆秋にダメージを与えようとする鬼神の形相からは、最早恐怖以外何も感じない。

 

帰ろう・・・俺は何も見ていなかったんだ。




これだけ時間をかけてこれだけしか書けないとは・・・
次はもっと文字数を増やそう。
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