戦姫絶唱シンフォギア 双槍のガングニール   作:四月一日 響

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どうも~四月一日 響です
初投稿なので誤字、脱字、駄文はご了承ください(-ω-)/


産まれる命そして歪みの始まり

「おんぎゃーおんぎゃー」

 

部屋に響く赤子の声、普通なら祝福するであろう場面

 

だが周りの大人たちは困惑していた

 

「先生これはどういう事でしょうか?」

 

一人の看護婦が聞いた

 

「私にも分かりません、超音波検査の時は一人だったんですが……」

 

先生と呼ばれた女性も困惑していた、彼女の短くない助産経験の中でも今回は異例だった

何故ならば本来産まれてくる子供は一人だけだった

 

「でも、こうして生まれたのですから見落としていただけかもしれません」

 

「先生…私の赤ちゃんは…」

 

そこで周りの空気がおかしいのに気づいた、分娩台に寝ている女性が先生に話しかけた

 

「大丈夫です、元気な双子の女の子が産まれましたよ」

 

先生は笑顔で母親になった女性に話しかけた

 

「そうですか…えっ?双子ですか?…一人なんじゃ」

 

母親も周りの看護婦同様に困惑した表情をした

 

「検査の時にたまたま二人が重なって一人に見えていたかも知れませんね

ですがこうして元気に産まれてきましたよ」

 

看護婦が自分の子が見えるようにと母親の顔のそばまで抱きかかえていった

 

「あぁ…良かった…」

 

母親は自分の子を見て目に涙を浮かべた

 

「では、私は旦那さんにこの事を伝えてきますね」

 

先生はそう言って部屋から出ていった

 

 

部屋を出ると椅子に座り両手を握り祈っている男性がいた

男性は先生が部屋から出て来たことに気づくとすごい形相で近寄ってきた

 

「先生!妻は!子供は!」

 

「まぁまぁ落ち着いて、安心してください元気な双子の女の子が産まれました」

 

「そうですか…え?双子ですか?」

 

夫婦揃って同じ反応だなぁと内心思いながら先生は笑顔で言った

 

「検査の時に見落としがあったのかもしれませんね」

 

「見落としって…」

 

「ですのでそれを踏まえて奥様の体調が戻るまでこのまま入院してまらいます」

 

「はい…分かりました」

 

「それと産後のアフターケアもやってますので気軽に電話してください」

 

先生はポケットから名刺を取り出し男性に渡した

 

「では、私は事後報告もありますのでこれで」

 

先生はそう言い残し去っていった

残された男性は一人ぼやいた

 

「双子かぁ…名前一つ決めるのに苦労したのにもう一人の名前かぁ~」

 

大きなため息を吐きながら、さっき渡された名刺見た

 

「そう言えば、あの先生とあんまり話したことがなかったけど何て人なんだろう?」

 

男性が見た名刺にはこう書いていた

 

櫻井麗子《さくらいれいこ》

 

 

ー数日後ー

 

「もう、あなたったら」

 

病院のベットで横たわってる女性が目の前で自分の二人の子供を見ながらうなっている男性に話しかけた

 

「あんまり時間がないのは分かってる、でも名前は親から子にあげる最初のプレゼントなんだぞ

そう簡単に思いつかないんだ」

 

女性は何度同じやり取りをするんだろうと呆れた表情で聞いた

 

「でも一つは決めてるんでしょ?」

 

「あぁ決めてある、名前は響だ」

 

男性が名前を口にすると片方の赤子が笑った

 

「おぉ、見てくれこの子が笑ってくれた!よしこの子の名前は響だ」

 

男性はうんうんと腕を組んでうなずいた

 

「はぁ…本当このやり取り何度目かしら…で、もう一人の子はどうするんですか?」

 

女性はジト目で男性を見た

 

「うっ…それは…」

 

「はぁ…あなたがそんなに悩むならもう一人の子の名前は私が決めます」

 

「あるならもっと早く…」

 

「元はと言えばあなたが『二人の名前は俺が決める』とか言って全然決まってないのが悪いんでしょ」

 

「はい…」

 

女性は上半身を起こしてもう一人の子を抱きかかえた

 

「ダメなパパに代わってママがあなたに名前をプレゼント」

 

赤子は女性の腕の中で不思議そうに母親の顔をじっと見つめる

 

「あなたの名前は……」

 

次回EPISODE1「覚醒の鼓動と歪みの鼓動」




不定期ですが日曜更新予定ですのでまた見に来てください。
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