いやー長くなりましたねぇ
え?既に前書きが長い?
失礼しましたぁ、では後編どうぞ
あの事件から二年が経った
あれ以来私と響の生活は大きく変わった
家の壁には落書きをされたり、石を投げ込まれ、学校ではいじめられる
それが
私達はあの事件に巻き込まれた被害者のはずだ、だが周りはそうは思わなかったみたいだ
私達だけが生き残り国からの
巻き込まれたくて巻き込まれた訳じゃない、だが誰もそれを理解しようと分かり合おうとしなかった、まるで何かに呪われているようだった
そして一番理解して、そばにいて欲しい人に裏切られた、父親がある日突然姿を消したのだ
幼かった響は余計に心を塞ぎ込んでしまった、私は何故か響ほどショックを受けなかった
あの事件のせいか私はあまり他人を信じられなくなっていた、父親にさえ捨てられる環境だ
そうなってもおかしくないと幼なき私は思っていた、だがそんな私でも信じられる友人がいた
そして今では響と未来、三人揃って私立リディアン音楽院に通っている
今ではもうあの頃の様ないじめも無くなり、響は持ち前の元気さで多くの友達が出来ていた
私はというと、未だに他人を信じる事が出来ず表面上だけの友達ごっこの様な事をしていた
これでも成績優秀、スポーツ万能と周りからの評判は良いみたいだ、
『舞ちゃんって凄いね、運動も勉強も何でも出来て才能があるって羨ましいなぁ~』
と周りから言われた言葉だ、でもこんなのは才能でも何でもない
あの頃から周りを見返す為に勉強も運動も努力した結果が今の私だ、決して才能があるだなんで少しも思わなかった、非才の身だからこそ頑張って来たのだ
それを才能があると決めつけて来る、やっぱり誰も私を理解してくれない
などと考えている内に響と未来以外は信じれる人のいない学院生活を送っていた
そして今日も変わりのない平凡な日を過ごすはずだった
その日、私と響と未来の三人で学院内の食堂でお昼を食べていた
この学院の食堂は一言で表すと豪勢だ、和洋中が揃っておりバイキング形式だったり注文すれば大抵の物は食べられるときた
そんな食堂で私達三人は四人席のテーブルに座っていた
ちなみに響は和食、未来はサンドウィッチ、私はザッハトルテを食べていた
「自衛隊特異災害対策機動部による避難誘導が完了しており被害は最小限に抑えられた、だって」
携帯でニュースを見ていた未来が最新のニュースを教えてくれた
「それって確かここからそんなに遠くない場所だったわね、怖いわ」
未来の反対側に座わっている私が答えた
「うん……」
舞の隣に座っていた響が悲しげな表情で頷いた
やっぱりノイズの事になると響は悲しげな顔をするわね、でも次は絶対に私が……
と私の思いとは関係なく周りが騒がしくなっていた
「ねぇねぇ、見て見て本物よ!」
「ホントだわ!」
何があったんだろうと周りを見渡すとこの騒がしさの原因を見付けた
「風鳴翼……!」
「翼さん!」
私の言葉に反応した響は勢いよく立ち上がり振り向くと目の前に風鳴翼が立っていた
「あ……あの、あ……」
緊張のせいかうまく言葉が出ない響、それに対しての翼の反応は自分の頬を指さしてご飯粒が付いている事を教えてくれた
「え?……あぅ……」
響は頬を赤く染めゆっくり席に着いた
「もう響ったら」
恥ずかしさで顔を真っ赤にした響を未来が慰めていた
「……」
「舞もどうしたの?怖い顔をして?」
未来に言われて気付いた、どうやら気付かない内に手を握りしめ、去って行く風鳴翼の背をを睨み付けいたみたいだ
「ごめん……大丈夫気にしないで、ちょっと疲れてたみたい」
私は適当に言ってごまかした
それからたわいのない話をし食事を終え、教室へ戻っていった
「はい、風鳴翼です。今から向かいます」
翼はとある場所へ向かう為に学院の廊下を歩いていた
「それにしても先程の彼女は何だったんだろうか……」
翼は食堂の出来事を思い出していた
食堂でご飯を顔に付けてこちらを見てきた彼女と瓜二つの顔の彼女は一体……
あの目は本気で何かを憎んでる目だ、それは私が一番よっく知っている
そしてあの殺気、普通に生きてきた少女が放つ物ではなかった
それに彼女……どこかで……
翼は明確な答えを出せないまま、学院のエレベーターに乗っていった
日が傾き、放課後に職員室に呼ばれた舞は用事を済まし教室でレポートを書いている未来の元へ行った
「未来、響は?」
「響なら翼さんの特典付きのCDを買うために駅前のCDショップに行ったよ」
「また風鳴翼……」
「前から思ってたんだけど、舞って翼さんの事嫌いなの?」
未来が心配そうな顔でこちらを見てきた
「そ……そんなこと無いよ、未来の気のせいよ」
「そう?ならいいんだけど……何かあったら言ってね、私は舞の事も心配だから」
「未来……」
「え……?」
「どうしたの舞?」
「ご……ごめん、ホント何にもないから、私響の所に行ってくるね」
舞は慌てた様子で教室から出て行った
「大丈夫かな、舞」
舞は駅前に向かって走りながら考えていた
さっきの胸から聞こえてきた声は何だったんだろう
私は未来に対してはあんな事考えたこと無いのに……
そんなことを考えている内に駅前の近くまで来ていた
「あれ……駅前ってこんなに静かだった?」
舞は辺りを見渡し、ある物に気付いた
何かが崩れた様な、炭の山だ
「ノイズ……!」
後ろを振り向くとノイズの群れがいた
「どうして、こんな所に!」
舞は悪態をつきながら走った、死に物狂いで走った
日は落ち辺りは暗くなり始めた
舞は工場付近の今は使われてない建物に逃げ込んだ
「はぁはぁ、逃げ切れた……?」
そんな舞の期待もむなしくノイズの群れが舞の前に現れた
「……!」
舞は必死に考えた、この状況を脱す方法を……
だが、そんないい考えがすぐ出てくるはずも無く
それでも諦めずひたすら考えた
どうすれば……どうすればいいの!
「何で!何でこんなことになるの!」
舞は叫んだ、いくら考えても答えなど出てくる事は無かった
胸の内から湧いてくる言葉を叫んだ、教室の時の声と違い今度は自分の声で
「あなた達はあの時も今も!」
ドクゥン
「私の前に現れて何もかも壊していく!」
ドクゥン
「お前たちだけは絶対に許さない!」
ドクゥン
胸の鼓動が痛いぐらい高まり、胸の内から湧いてくる言葉を
「Balwisyall Nescell gungnir zizzl」
その言葉を歌を歌った途端
舞の体は光に包まれ、機械的な何かに背中から飛び出し体を覆っていった
それはオレンジ色、黒色、白色を主体にした、アニメや漫画でいうパワードスーツ的なのになっていった
光が消えて姿が現われた
だが先程の鮮やかな色は失われ瞳は赤く、体は黒一色に染まっていた
「ウガァァァ!」
それはまるで獣だ
ノイズを見た途端に襲い掛かった
ただひたすら敵に伸し掛かり引き裂く
数十体といたノイズはあっという間に引き裂かれ消え去った
その場に残るは知性の無い黒い獣
「ウガァァァ……」
獣は最後に吠えた、そして力尽きた様に倒れた
倒れた拍子に黒い獣の姿からいつもの舞の姿に戻った
そんな舞の事を物陰から覗いていた者がいた
「やはり今日この時間、立花響のガングニール覚醒に共鳴したのかお前も覚醒したか……」
その者は物陰から舞の側まで歩み寄った
「いくらハッキングしたとは言え長居は無用」
舞を抱きかかえると建物の外へ出て行った
月明かりに照らされた姿は白衣を着た女性だった……
次回に続く
ふぅ~これでやっとアニメで言うと一話が終わりましたね
これまで何をやってたんだって?
それはぁ~コナン君の映画見たり、CSMカイザギアが届いたりとまぁ色々と…
次回はなるはやで頑張ります
今回も読んでいただいてありがとうございます。
誤字、脱字があった場合はごめんなさいです
また見に来てください(´-ω-`)