戦姫絶唱シンフォギア 双槍のガングニール   作:四月一日 響

5 / 5
いやぁ長らくお待たせしました~
ほんとに申し訳ないw
では本編どぞ~(-ω-)/


夜にすれ違う、そして出会う

あれから一月(ひとつき)が経ったが、立花舞(たちばなまい)の成長は(とぼ)しかった

妹の立花響(たちばなひびき)は大きな活躍はまだしていないが己の意思でシンフォギアを(まと)う事が出来き少しずつだが戦いに慣れてきている

着実に成長していると言えるだろう、だが立花舞は違った

彼女はシンフォギアをまともに纏うことさえ出来なかった、一月という時間を得てやっとシンフォギアを纏う事が出来た

だがそれも限定的なものだった

彼女がシンフォギアを纏おうとする(たび)に肉体との拒絶反応が起き、例え纏えたとしてもまともに戦えるようなものではなかった

そこで彼女専用にと特別制のLiNKER(リンカー)を用意した、これを使用する事で何とかシンフォギアを纏とう事は出来た

だがそれでさえたった3分という限られた時間だけだった

何故これほどまでに拒絶反応が出るのか……これは天羽奏(あもうかなで)の時より酷い

しかも立花舞は言わば融合症例第二号(ゆうごうしょうれいだいにごう)だ、天羽奏の時とは違う

なのに何故彼女の……立花舞の肉体はそこまでガングニールの槍を拒むのか……今の段階では何もわからない

だが時間がない、そろそろ了子は……フィーネは動き出す

それまでに事を進めなければならない

そしてこれから立花舞のアームドギアの生成実験だ

 

 

-とある廃工場地下-

 

ここは麗子先生が用意した施設だ

一体どうしたらこんな人気(ひとけ)の無い場所の地下に辺り一面真っ白なトレーニングルームを作れるのだろう

しかも擬似戦闘シュミレーターなどと言う擬似ノイズを使った訓練ができる仕様だ

建築費用や電気代はどうなっているのだろう……聞くのが怖い……

 

「ではこれからアームドギアの生成実験を始めます、例のモノはちゃんと身に着けてますか?」

 

色々考えてると、隣の部屋からガラス越しにマイクを持った麗子先生がこちらを見ていた

 

「ちゃんと肌身離さず持ってます」

 

私は麗子(れいこ)先生に首から掛けているモノを見えるように顔の位置まで持ち上げた

 

「ちゃんと付けてますね、それは一つしか無いモノですから無くさないで下さいね」

 

「先生……何度もその言葉は聞きました……私はそんな小さな子供ではありません、そんなに信用が無いですか?」

 

「いえ、そんな事はありませんよ……ですがその()()のペンダントはいずれもっと役に立つ時が必ずきますから」

 

先生の言うペンダントはとある聖遺物の欠片から生成されたモノだそうだ

名前は確か……(シェン)しょ……何とかだったはず

でもこのギアは私には纏う事は出来ないみたいだ、なぜそんなモノを付けているかと言うとこのギアのペンダントは起動は出来なくとも

一部の機能が使用できる様に調整してくれた、その機能とはジャミングシステムだそうだ

これを付けてる事により特異災害対策機動部二課(とくいさいがいたいさくきどうぶにか)にフィーネにこちらの動きを察知(さっち)されないようにする為のモノだそうだ

詳しくはアウフヴァッヘン波形が感知されないだとか……その辺は私にはよくわからない

でも……これがフィーネを殺す為に役に立つと言うのであれば私はこのギアを絶対に手放さない

 

「では実験を始めます、まず舞さんいつも道理ギアのペンダントから起動して下さい」

 

私は麗子先生に言われたとおりに、まず首から下げているギアのペンダントを握った

 

「システム起動」

 

すると手の中のギアのペンダントから薄い紫色の粒子があふれ出て体を覆った

 

「無事に起動したみたいですね、では舞さんシンフォギアを纏ってください」

 

スカートのポケットから緑色の液体が入った注射器を取り出した、これは私様に調整されたLiNKERだ

このLiNKERのおかげでシンフォギアを纏う事が出来る様になった、でもこんな物に頼らなければならない自分が歯がゆい

それでもフィーネを殺す為ならどんな事でもすると誓った

そして私はLiNKERを首に打ち込んだ

 

「Balwisyall Nescell gungnir zizzl」

 

私の歌に胸のガングニールが反応し、体が光に包まれ次の瞬間には私はガングニールのシンフォギアを纏っていた

 

「シンフォギアも無事に纏う事が出来ましたね、では次はアームドギアを起動して下さい」

 

隣の部屋でモニターに映し出された色んなデータをを確認しながら麗子先生が次の段階に移行するよう言ってきた

 

アームドギアか……麗子先生はギアを纏えばおのずと分かると言ってたわね

確かに何となくだけどアームドギアの使い方は分かる、でもこれは槍と言うより……

 

「舞さんどうしたのですか?いくらLiNKERを使用してるとはいえあまり時間がありませんよ」

 

麗子先生が動かない私を心配して声を掛けてきた

 

「大丈夫です」

 

私はそう一言だけ伝え、自分のアームドギアを想像した

正直槍と言われても私にはピンとこない、それで思いついたのはこの手だ

私の大切な者を守る為のこの手を……

 

私の思いに応えてくれたのか腕のアーマーが形を変え手を覆い大きな鉤爪になった

 

「これが私のアームドギア……」

 

この力で今度こそ私は響を……

 

「残り時間は僅かですが性能テストもしてみましょうか、出来そうですか?」

 

「はい、行けます」

 

「では行きますよ、こちらで戦闘不能だと思ったら強制終了しますので思う存分暴れてください」

 

麗子先生はそう言い手元のコントロールパネルを操作した

するとギアを纏った舞の前にまるでタコの様な大きなノイズが現れた

 

「では頑張ってください」

 

麗子先生の声に反応しているのかタコの様なノイズが一斉に触手を伸ばし襲い掛かってきた

私はその攻撃をステップで軽く()けた

何度か近づいて攻撃してもあの触手に阻まれて決定打にはならない

私は触手を避けつつ距離をあけた

 

「このままじゃ時間切れになるだけだ……やるなら!」

 

私は足を前後に広げ脚部のパイルバンカーを起動し腰の位置を低くして両手を合わし地面と水平にし鉤爪をノイズに向け

 

()()()()()()()()()()()()()()()

 

脚部のパイルバンカーの衝撃を利用し急加速で近づき鉤爪を広げまるで喰らいつき抉るようにしノイズの体を貫通した

私は振り向いてノイズの消滅したのを確認した所で意識を失った

 

 

次気が付いてた時には学園寮の私の部屋でベットに寝かされていた

 

「目が覚めましたか」

 

「麗子先生、私はまた倒れたのですね……」

 

「えぇいきなり全力で攻撃を放った衝撃でそのまま意識を失ったみたいですね」

 

このままじゃ駄目だ,もっとしっかりしないと今よりもずっともっと

 

「でもあの一撃の威力なら間違いなくあなたの切り札になるわ」

 

私は深刻な顔をしていたのだろう、麗子先生にそんなフォローまでしてくれた

 

「後、明日の夜塚の森にある公園まで来てくれるかしら」

 

「塚の森ですか?大丈夫ですがどうしてそんな所に……」

 

「あなたに見て貰いたい()()があるからよ」

 

「はぁ」

 

「じゃあ明日の夜公園で待ってるわ」

 

麗子先生はそう言い残し部屋から去って行った

 

塚の森の公園に一体何が……ん?

 

机の上に置いてある携帯が光っていた、確認してみると未来からのメールだった

 

『舞、明日の夜響と三人で流れ星を見に行こ』

 

これも明日の夜か……明日未来に謝らなくちゃ……

私は急な眠気に襲われそのままベットに倒れこんだ

 

 

次の日

今日は中庭で響、未来とあの三人組でお昼を一緒にすることになった

 

「人類は呪われている!むしろ私が呪われている!」

 

また響がよくわからない言葉を叫びながら期限ギリギリのレポートを書いていた

 

「ほらぁお馬鹿な事やってないで、レポートの締め切りは今日の放課後よ」

 

いつも事ながら未来は呆れ顔をしていた

 

「響、お行儀が悪いわよそれにレポートなんかすぐ終わるじゃない」

 

「あんたたちアニメみたいに正反対ね」

 

響の隣に座っていた板場弓美がいつものアニメで例えながら言ってきた

 

「それにあんた何食べてるのよそれ」

 

板場弓美が私の手元にある茶色い粉で覆われている物体を指さした

 

「何ってわらび餅よ?」

 

「何でお昼にわらび餅なの、もっとしっかりご飯食べなさいよ」

 

「甘いものは正義、至高の食べ物、故に何の問題もないのよ」

 

私はわらび餅を一口サイズに切り分け頬張った

甘い美味しい最高

 

「舞さんは相変わらず甘党ですね」

 

「マイマイらしいや」

 

寺島詩織と安藤創世もいつもの如く話しかけてきた

 

「これ以上お邪魔するのも忍びないので屋上にてバトミントンでもいかがでしょう」

 

「おぉいいね」

 

三人はご飯を食べ終えて遊びに行った

 

「そういえば舞、今日の夜流れ星見に行くのは?」

 

「ごめんなさい未来、少し用事があって行けそうにないの」

 

「そう……」

 

「本当にごめんなさい、もし間に合えそうだったら行くからそれまで響と楽しんでて」

 

「えーい、舞の事なんか置いといて二人で見に行こ未来」

 

響が未来に抱き着きながらこっちを見ていたずらっぽく笑った

 

「その為にはまずレポートを終わらせる事ね響」

 

そんな響に私もいたずらっぽく返した

 

「むぅ!」

 

響の顔が膨れ上がったのは言うまでもないだろう

 

そんなワイワイ楽しい時間が過ぎて日も完全に落ちた頃

私は麗子先生に言われた通りに塚の森の公園に向かっていた

 

一体公園に何があるのだろうか……麗子先生が言うからには何か意味があることだと思うけど……

なんだろ……日が落ちたにしてもやけに人影がないような……

 

私は周りを見渡した、すると流れ星が目に入った

 

今頃響と未来は流れ星を見てるのかな……私も一緒に……

 

そんなことを流れ星を見ながら考えていた時私はそれに気づいた

 

待ってあれは流れ星じゃない……あれは……

 

私は流れ星が落ちて行ってる方角、塚の森公園へと走り出した

公園に着いた時にはシンフォギア奏者らしき人物が三人もいた

 

麗子先生はこれを見せたかったのか……

 

私は木の陰に隠れながら月明かりを頼りに奏者達を見た

一人は青いシンフォギア纏っていた、もう一人は白いシンフォギアを纏っていた

 

あれはやっぱり風鳴翼……あの白いのは誰だろう……

それより……オレンジ色のギア……もしかして……ガングニール?

私以外にもガングニール奏者が……でも一体誰が……

 

私は見てしまったここでは一番見たくなかった顔を……

月明かりに照らされ(あらわ)になったガングニール奏者は……

 

「響……?」

 

 

次回に続く




最後まで読んで頂きありがとうございます。
まぁご存知カモ知りませんが更新スピードは亀の如くですので(m´・ω・`)m ゴメン…茶w
月に一回は更新しますので頑張りますw
いつも駄文も読んでくださってありがとうございます。(*'ω'*)
脱字誤字がありましたらごめんなさいです(*ノωノ)
また見に来てください(´-ω-`)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。