コードギアス~死亡キャラ生存if√(旧題:シャーリー生存√)~ 作:スターゲイザー
アッシュフォード学園地下の機密情報局の一角にある留置室。
「何故、シャーリーを撃った?」
この留置室の初めての留置者であるロロに向けてルルーシュは問いかけた。
「…………」
椅子に座ったままのロロは問いに答えない。
シャーリーを撃ったあの日、ロロは逃亡を図ったもののジェレミアに捕縛され、この機密情報局に軟禁されている。
常時、監視カメラによって監視されている留置室で軟禁されて既に幾週間も経過しているが、ロロは一言も口にしない。
特殊強化ガラスで隔てられた先にいる偽りの弟の沈黙に慣れてしまったルルーシュは嘆息を漏らした。
「また、だんまりか」
説得も懐柔も恫喝も通用せず、ロロはルルーシュと目も合わせようとしない。絶対遵守のギアスを警戒しているのだろう。
(ロロのギアスを警戒しているのは俺も同じ)
人間の体感時間を一時的に停止させるロロのギアスはルルーシュの絶対遵守のギアスとは別方向だが強力な力である。
こうやって特殊強化ガラス越しでなければルルーシュとてロロと単身で会おうとはしないほどに。
「ロロ」
ただ、こうやって不意打ちに名前を呼べば肩が僅かに動く。
ルルーシュが抱かせた兄弟の情は未だ消えず残っていることを確認し、更なる反応を促す為に爆弾を落とす。
「V.V.が死んだ」
「えっ!?」
ギアス嚮団の嚮主V.V.が死んだと聞かされては、元は嚮団から機密情報局に派遣されている立場であるロロとしても無視し難い内容だったから顔を上げてしまった。
「安心しろ。ギアスをかけるつもりはない」
慌てて視線を避けて顔を下げるロロに苦笑して言ったが再び上がることはなかった。
「一度は殺せとまで言ったんだ。信じてもらえないだろうが」
こうやって特殊強化ガラス越しにしか会おうとしないルルーシュだってロロを信じていると言い難い。要はお互い様の現実に向かい合いながらもルルーシュは言葉を紡ぐ。
「V.V.が死んだというのはC.C.が勝手に言っていることだ。同じコードの持ち主だから分かると言っていたが、本当にV.V.が死んだかを確認する為にジェミレアに嚮団に行ってもらっている」
C.C.が嘘をついているとは思えないが通信機もない状態でいきなり死んだと聞かされても信じ難い。
確認に行かせたジェレミアにまで嘘をつかれたらどうしようもないが、その時は信じた自分が悪かったのだろうとルルーシュは思うことにしていた。
「本当にV.V.が死んでいるとなれば、そのコードの行方から考えても更なる警戒が必要になってくる」
不老不死の人間を殺すにはコードの譲渡を行うしかないとC.C.は遂に話した。
それが可能な人間は限られてくる。ルルーシュが想像する最悪な人間がコードを手にしたとすれば厄介極まりない。
「その為にお前と話がしたい、ロロ」
「…………僕の力を利用する為に?」
久しぶりに発したロロの声は少し擦れていた。
「いいや、敵にさえならなければいい」
確かにロロの力はあらゆる意味で有用ではある。しかし、本人がその気にならないのであれば戦う場に出なくてもルルーシュは良いと考える。
撃って良いのは撃たれる覚悟のある者だけ、とはルルーシュの理念の一つだが、未成熟な子供に対しては当て嵌まらない。
年下というだけでナナリーを連想してしまうルルーシュの悪癖でもあるだろう。
無論、全員が全員そうではない。やはり偽りとはいえ、家族として共に過ごした記憶が無意識にルルーシュを甘くさせていた。
「今のままでは信用も信頼も出来ないだろう、俺もお前も」
結局のところ、絶対遵守のギアスを使わずに人が人を信用するには対話を重ねるしかないと、ルルーシュはロロを相手にして悟った。
「ギアスをかけて操ればいいでしょう、何時ものように」
「言ったはずだ。ギアスをかけるつもりはない」
「今更」
散々、ギアスに頼ってきたにも関わらず、都合の良い時だけ使おうとしないことをロロは皮肉った。
「そうだな。だけど、そうすることでしかロロと向き合う術を俺は他に知らない」
詭弁を弄したところで逆効果。ギアスを使っても同じこと。逃げることが出来ないのならば、後は正攻法でぶつかっていくしかない。
「…………僕が話すことは何もありません」
頑なに顔を上げようとしないロロはそれ以上、口を開こうとはしなかった。
これ以上は何を話しても無駄だろうと判断し、ルルーシュは今回は切り上げることにした。
「また来る」
去り際に振り返ってもロロは顔を上げない。
ただ、ルルーシュの姿が完全に見えなくなった後、ロロの肩は震えていた。
「兄さん、僕は……」
留置室を離れたルルーシュにその声が届くことはない。
ルルーシュはそのまま機密情報局のシステムが集中する部屋へとやってきた。
「一度は裏切ろうとした私を殺さないのは何故だ、ルルーシュ」
その部屋で待っていたヴィレッタ・ヌウは現れたルルーシュに開口一番に問いかけた。
「お前を殺す方が面倒が多いからだよ、ヴィレッタ」
先生、とは呼ばない。二人っきりである現状では彼我の力の差は明確であったから。
本当ならば、味方とは分からなかったジェレミアにルルーシュの居所を教えたのは明確な裏切りである。しかも結果的にせよ、シャーリーが危機に陥った遠因とも言える。
本来ならばルルーシュが許す理由はないのだが。
「機情のトップはお前だ。いなくなられたら不審を招く。ロロを動かせない以上、ギアスにかかっていないヴィレッタを安易に排除はしない」
ギアスにかかって従わせている他の機密情報局の者達は柔軟性にかける。
仮にゼロとなっている間にルルーシュの居所を尋ねられても機密情報局の者達は『異常はない』としか答えられないだろう。絶対的に支配したと思っていたロロを拘束している以上、弱みを握っているヴィレッタを簡単に排除する選択をルルーシュは取れない。
「俺が記憶を取り戻し、ゼロであることを知られれば皇帝は容赦なくナナリーを殺すだろう。最低でも人質に取る」
ナナリーはルルーシュの生命線であることはスザク経由でシャルルに知られていると見ていい。
「幸いにもシャーリーは死んでいない。ブリタニアにも俺のことは知られていないから今回の裏切りは未遂に終わったとしておこう。ただし」
次はない、と鋭い眼差しが言葉よりも雄弁に物語っている。
「…………分かった。だが、意外だったな」
「何がだ?」
「シャーリーを撃ったロロを殺さなかったことだ」
「そんなに意外か?」
自分を良く知るC.C.に監視者のヴィレッタにまで同じことを聞かれたルルーシュは思わず聞き返していた。
「ナナリー総督の立場を奪っていたロロのことを邪魔に思っていたんじゃないのか」
「否定はしない。ロロのことは使い倒してボロ雑巾のように捨ててやる、とは考えていた」
ルルーシュは機密情報局の固いソファに座りながら、そう考えていた時のことを思い出す。
「シャルルの記憶を操るギアスによってナナリーのことを忘れさせられ、ロロのことを弟と思い込んでいた。その上、シャーリーを撃った。理由もちっぽけな独占欲からだろう。決して許せるものじゃない」
ナナリーがいるべき場所を奪った偽物、と憎んで利用し尽くすと決めていた。
シャーリーを撃って殺そうとすらした。ルルーシュが殺す理由としては寧ろ余りあるぐらいだったはずだ。
「だが、シャーリーはロロを許せと言った。あいつの父親を奪った俺を、それでも好きだと言ってくれたシャーリーがだ」
許したのだろうか。赦せたのだろうか。
許していないのか。赦さなかったのか。
「だとしてもギアスをかけずに拘束をし続ける理由はない。本国を騙すというなら、ロロを強制的に従わせた方が手っ取り早いだろう」
機密情報局ではヴィレッタが報告を上げなければならないとしても、ジェレミアが味方となった今は反逆する危険のあるロロを手元に置いておく理由はないはず。
「ギアスのことはシャーリーも知っている。ロロがいなくなったり、様子がおかしければ異変に気付く」
「軍人でもないただの女のことがそんなに怖いか」
「ああ、怖いな。俺が怖いのは何時だって人だ」
あの優しい少女に関わって誰かが死ぬのが嫌だった。自分の醜い本性を知られるのが怖かった。ロロを生かしてギアスにかけないのは、たったそれだけの理由だ。
「俺はシャーリーにだけは嘘をつかない」
本当になってくれると言ってくれたシャーリーにルルーシュが出来る精一杯の誠意だった。
「変わったな、ルルーシュ」
「そうか?」
相手によって名前と仮面を使い分け、その真意すらも掴ませようとしないのがルルーシュという男だった。
その男が、ただのルルーシュとしての姿を垣間見せた。
これが良い変化なのか、ヴィレッタにも分からない。分からないが、仮面を使い分けていた男の本当の姿は紛い物ではないと分かったから。
「どうせならこのまま皇帝になってみたらどうだ」
思い付きで言ってみたヴィレッタは、しかし良い考えではないかと自分でも思った。
「何を言うんだ、突然」
鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしたルルーシュはヴィレッタに呆れた表情を向ける。
「どっち道、私はお前が勝とうと皇帝が勝とうと碌な目に遭わない」
ブリタニアという国を破壊したいルルーシュが勝てば、崩壊した国の爵位にも意味が無くなる。
皇帝が勝っても、ルルーシュがゼロであることが知られてしまえば爵位どころか命も危うい。ルルーシュがゼロであることが知られずに負けるのが最善だが、今までのことを考えるにそう上手く行くと希望は持てない。
「ルルーシュ、お前には皇位継承権がある。ナナリー総督のように実は生きていたということになれば、継承権も復活する。ゼロが自身であることを明かせば、その能力に不満も出ない」
ルルーシュが進めている超合衆国構想をヴィレッタは知らないにしても、ブリタニアの皇子がブリタニアを破壊しようとしていることは知っている。
「敵国を纏めた俺をブリタニア国民が認めるわけがないだろう」
幾ら君主制国家だとしても、超合衆国構想の主導者であるゼロがトップに成ることを国民も貴族も認めるはずがない。当然の論理だとルルーシュは言った。
「そうかな? ブリタニアの国是は弱肉強食。反逆を始めた経緯を明かし、皇帝の椅子に座ってしまえば下の者達は従わざるをえない」
稀代のテロリストであるゼロならば、指導者として先導者として能力に不満は無い。
皇子としてのルルーシュは死亡したとされているので継承権はないが生きていたとなれば復活する。血筋に問題はなく、能力は十分。勝った者が正しいという弱肉強食を掲げるブリタニアの国是がここで働く。
「逆らう者を黙らせるのはお前の得意分野だろ?」
ヴィレッタを引き込んだように、権謀術数はルルーシュのお得意の手だ。何よりもギアスがあれば味方は幾らでも増やせる。
「ナナリー総督を守るならば悪い話ではないはずだが」
「…………」
敗残の将の扱いは戦勝国が決める。散々、ブリタニアに蹂躙されて来た各国に慈悲などあるはずもない。例え目が見えず、立つことも出来ない車椅子の少女であろうとも総督であり、皇位継承権を持つ皇女であるナナリーをどうするか想像するまでもない。
ゼロとしての立場を守りながらナナリーを守るよりも、ブリタニアに勝利後に皇帝として立った方が遥かにやりやすい。
「リスクが大きすぎる」
ゼロという指導者を失った超合衆国は纏まりを失くすかもしれないし、ブリタニアも敵国のトップだったゼロが皇帝として立てば混乱するだろう。
より混乱するかもしれない危険を背負う選択を選ぶには、ルルーシュには様々な可能性が見えすぎていた。
「戯言の一つだ。聞き流してくれて構わないよ」
言葉少なく思考の渦に嵌ったルルーシュに、自身でもそこまで大きな期待はしていなかったヴィレッタは冗談として片づけた。
『組織を中から変えていくんだ!』
再会した親友が口にしていた取るに足らないはずだった戯言が今のルルーシュには深く深く突き刺さっていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「これでサウジの平定は済んだ。よくやった藤堂」
斑鳩の通信室にて報告を受けていたルルーシュ=ゼロは満足そうに仮面の中で微笑み、椅子にその身を深く凭れさせた。
『与えられた任務をこなしたに過ぎん』
サウジアラビアで作戦行動を行っていた藤堂鏡志朗は厳めしい顔のまま頷いている。その隣には千葉凪沙が座っていた。
『ブリタニアの脅しに屈する勢力が増えつつあると聞いている』
「合衆国憲章の批准を急いでいるが、こればかりは急いだところでどうなるものでもない」
藤堂の懸念を当然ながらルルーシュも把握している。
しかし、こればかりは今後のことにも関わる以上、ギアスを使ってというわけにもいかない。急ぎ過ぎれば逆にブリタニアに付く可能性が出てきてしまうので慎重に行わざるをえない。
『イタリアやポーランドはこちらの味方となった。現状の方針のまま、憲章への批准を各国に呼びかけていくのが最善だ』
別の通信画面に映る黎星刻もルルーシュの言葉に同調する。
大局的な視点でルルーシュに一歩劣るにしても、知略に関しては伍する星刻はここで焦ってしまう方が致命的な失敗を起こすと理解している。
「計画に遅れは見られないが、ブリタニアの脅しに屈しそうな国を先に説得することを優先する」
今まで黒の騎士団においてルルーシュと同じ大局的な視点で物を見れる人間がいなかったので星刻の存在は良い刺激になる。だが、同時に最大の敵にも成り得ることをルルーシュは忘れていない。
天子を救ったことで中華連邦及び星刻に貸しがあって対ブリタニアという一点で協力関係を築けているが状況によっては敵になるかもしれない相手である。
しかし、味方である間にはこれ以上ない人間である。
「各自、他に何か報告事項はあるか?」
対ブリタニアに向けての合衆国構想に向けたルルーシュの作戦に対する報告事項はそれで終わりだった。
通信を交わしている向こうから新たな報告はなく、普段ならばそこで通信は終わるはずだった。
「…………ところで、藤堂」
珍しく通信を終了しなかったルルーシュはどうしても気になっていたことを聞かずにはいられなかった。
『なんだ、ゼロ?』
ルルーシュが仮面越しに見る通信先に映る藤堂は千葉と同じベットに座り、恐らく千葉が剥いたであろう林檎を手にしている。
千葉の後ろには畳まれたバスローブとタオルが二組、そして彼らが腰を下ろしているダブルベットには枕が二つ。
鈍いルルーシュとて成人した男女が同じ部屋で過ごす意味を知らないわけではない。
「千葉と同じ部屋で寝泊まりしているようだが二人は付き合っていたのか?」
『なっ!?』
気になったので聞いてみた程度の疑問だったのだが藤堂の隣に座る千葉の反応は大きかった。
手に持っていた爪楊枝ごと林檎を落とし、その顔を真っ赤に染め上げた。反対に藤堂は眉を上げる程度の反応しかしない。
『中華連邦に資金提供をしてもらっている以上、無駄遣いは出来ん。千葉には申し訳ないが我慢を強いているんだ。誤解を招くようなことは言わないでくれ』
「そうか、すまなかったな」
金勘定には厳しいルルーシュとしては大いに納得できる理由だった。
中華連邦の面々は少し興味があるのか、恐らく藤堂らが映る画面を良く見ようとしているのか覗き込んでいるし、千葉と同じ四聖剣の朝比奈省悟に至っては後でからかうネタでも出来たと思っているのかにんまりと笑みを浮かべている。
「千葉もすまない。下世話な邪推を抱いてしまった」
『い、いや、気にしてないからいい……』
画面の向こうで真っ赤になった顔から打って変わってガックリと肩を落としている千葉に、ルルーシュはどうしたのだろうと内心で首を捻っていた。
「ゼロ」
通信を終えたルルーシュの背後に控えていたディートハルト・リートが声をかけた。
「どこかお変わりになられましたね」
「そうか?」
「人間らしくなったというか」
「何を言う。私は元から人間だ」
「それは分かっているのですが」
最近、その手のことを人から良く言われるようになったルルーシュはディートハルトの言うことを特に重く捉えなかった。
「先日の会議から扇副指令に不審な点が見受けられます。いや、それ以前から彼は我らに何かを隠している」
ディートハルトは仮面に覆い隠され見ることの出来ないゼロの本質を見極めるように目を細めながら告げた。
「万が一でも副指令が敵に内通していれば黒の騎士団の」
「案ずるな」
致命的な失点に繋がると続けようとしたディートハルトの諫言はゼロによって遮られた。
「扇の不審の理由は既に把握している」
先のジェレミアの襲撃の一件で、ヴィレッタから扇と連絡を取ってしまったことは聞き出していた。
関係を完全に断つために内密に会う約束を取り付けていることも、だ。
「何か対処などを為されるので?」
「いいや、何もしない。その必要もないからな」
ロロを捕縛したジェレミアが機密情報局に向かったことで逃げようとしていたヴィレッタはそのチャンスを失い、ルルーシュに逆らうことを諦めた。
機密情報局のトップを勤めなければならないので扇に会いに中華連邦に向かうことは出来ない。
「しかし、敵と密通しているとなれば重大な反逆行為。副指令がそのようなことを仕出かしたとなればゼロの求心力にも影響が出かねません」
扇は例え一人でブリタニア軍人であるヴィレッタに会いに行ったとしても、永遠に来ない人間を待ち続けることになる。
「ブラックリベリオンの時、私は扇を切り捨てた。代わりと言ってはなんだが、今回に限っては見逃しても構わん」
「ですが」
「他にも同じ疑念を持つ者がいるのなら私の名前を出して押し留めておけ」
理由を知らないディートハルトにはゼロの言葉が信じられない様子だが、言ってはなんだがルルーシュにとっては終わってしまったことに過ぎない。
それ以上、扇の話をする必要はないと暗に込めるとディートハルトは納得が出来ていない様子だが下がった。
「咲世子、お前に頼みたいことがある」
ディートハルトが退出後、入れ替わるように部屋に入って来た咲世子を確認したルルーシュは仮面を外した。
ゼロの正体を知る咲世子の前でゼロの仮面は必要ないが外す必要もまたない。それでも敢えてゼロの仮面を外したルルーシュは口を開いた。
「政庁に侵入し、カレンと紅蓮の捜索、非常時のナナリーの退避場所を調べてもらいたい」
原作との変更点
・捕縛中とのロロと本心からの対話。
・ヴィレッタの迷いと揺れる心。
・ルルーシュの中に以前にスザクが言っていた言葉がユラユラと。
・ギアス嚮団殲滅作戦が無いので通信相手はゼロとなっている。
・藤堂と千葉が同室なことに疑問を抱くゼロ。
・ディートハルトがゼロ=ルルーシュの変化に気付く。
・扇の不審な理由を知っているゼロは見逃す。
・咲世子への命令がゼロで、政庁への侵入になる