コードギアス~死亡キャラ生存if√(旧題:シャーリー生存√)~   作:スターゲイザー

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シャーリーが生きているのでルルーシュにはまだ余裕があって少し前向きになっています。




STAGE7 共犯者

 

 

 

 ルルーシュはC.C.の始まりを見る。

 ギアスを与えられ、己の思うがままに扱う様は嘗ての自分を見ているようですらあった。違いがあるとすれば、C.C.のギアスは愛されるだけでルルーシュの絶対遵守のように直接的に傷つく者がいないということだろう。そして大きな挫折を最後の時までに一度も味合わなかったこと。

 

「私の存在は彼女にとって自分自身のピリオドを打つための道具。ただ それだけだった」

 

 愛されるギアスの所為で本当の愛が分からなくなった少女が信じたのはギアスのかからないシスターだけ。

 但しそれにも理由があった。

 コードユーザーが己の永遠を終わらせえる為には一定以上のギアスを持つ誰かを犠牲にしなければならない。シスターは少女のことを利用し、自らの目的を達成した。そして生まれたのは裏切られた少女――――不老不死の魔女となったC.C.だった。

 

「道具だとしてもあそこまで何度も刺す必要はない。地獄を終わらせるにしてもやり過ぎだ」

 

 シスターは少女にコードを押し付け、取り出したナイフで何度も滅多刺しにした。少女の悲鳴が今も耳に木霊している。

 

「痛みは我慢出来るようになっても慣れることはない。だからこそ、シスターは試した。本当に彼女がコードを受け継いでいるかを」

「死んで蘇らなければコードの継承を確認することが出来ないのか?」

 

 狂ったように笑いながら何度も少女を刺す光景は傍目に見ても心地良い物ではない。眉間に皺を寄せているルルーシュは聞かずにはいられなかった。

 

「コードを渡した者には実感はある。しかし、万が一でもコードが引き継げておらず、自殺をして死ねなければその間に逃げられてしまう。もう一度、器を探して育て上げるのはこれ以上ない苦痛でしかない。シスターは最も簡単で安全に確認する方法を選択した」

「殺しても死なないかどうか、か」

 

 死に至る損傷を負えば、生きとし生ける者は必ず死ぬ。

 確かにこれ以上は無い簡単な方法ではあるが、相手を刺し殺すなど普通の人間ならば躊躇うし、実行に移そうとは思わない。

 

「まともな方法じゃない。もっと穏当な方法もあったはずだ」

 

 とルルーシュは言いつつ、それだけシスターの精神状態が普通ではなかったのだと理解していたから言葉が虚しく響いていく。

 

「結果が全て。過程に拘ったところで意味はない」

「耳に痛いな……」

 

 今までのブリタニアとの戦いで結果を重視して過程をないがしろにしてきただけにルルーシュは身につまされる思いである。

 

「これでコードの継承は成された。永遠は私に引き継がされ、彼女はここにいる。でも、あなたはまだここにいない」

 

 我が身を振り返っていたルルーシュは意味が理解できず首を捻る。

 

「逆ではないのか? 俺はここにいるぞ」

「間違ってはいない。彼女は過去となり、あなたはそうではない。私にとってあなたは過去ではなく現実の人なのよ」

 

 ルルーシュはここにいて、シスターは遥か過去に死んでいる。しかし、C.C.に似た者が言っているのは死んで過去となればここにいて、現実を生きているルルーシュはまだいないということなのだろう。

 言い方が紛らわしいと思ったことは口にしないことにした。

 

「さあ、どうなんだろうな。俺はアイツに見切られた。何を思ってこんな所に送り込んだのかは分からんが」

 

 途中経過がどうであれ、C.C.はルルーシュを選ばずシャルルを選んだ。結果として良く分からない空間からもっと良く分からない空間に落とされ、何故かC.C.の過去を見させられている。

 状況に流されるしかないルルーシュは諦観と共に、壁にかけられている過去を切り取った絵を見上げる。

 

「ここに送って来たということは一時でも何かからあなたを守ろうとしたんだと思う。私にとって、あなたはよっぽど大事な人なのかしら?」

「ありえないよ。ありえるはずが、ない」

 

 もしも、あの場所でC.C.がいないままシャルルと対峙していたらどうなっていたかを考える。

 シャルルはV.V.のコードを継承して不老不死になっているので剣も銃も効かない。ルルーシュは蜃気楼で拘束をすることを考えていたが変な空間に移された所為で叶わなかった。舌戦でも圧倒劣勢に立たされた中でC.C.は現れ、ここに送られて彼女の過去を見させられている。

 

「俺は守られたのか?」

「類推はすれども私には私が何を考えているのかは分からない」

「頼りにならないな」

 

 何故、今になってC.C.が急にルルーシュを見切ったのか、少し考えれば馬鹿でも分かる。

 

「…………一つだけ聞きたい」

 

 そしてC.C.の過去を、ギアスに溺れて末のコードの継承の瞬間を見させられたのもまた意味がある。

 

「C.C.はギアスの果てに契約した相手の不死を受け継いだ。だが、今のC.C.はギアス能力を持っていない。コードを受け継いだ時、ギアス能力者はその力を失うのか?」

「ええ」

「やはり、そうなのか」

 

 ゼロの仮面を取った後でもシャルルはルルーシュに記憶改竄のギアスを使わなかった。C.C.の記憶でも彼女が以前はギアスユーザーであったことから、コードを受け継ぐとその能力を失うことは想定の範囲内であったから驚きはない。

 

「馬鹿な女だ」

 

 ここに送られたのはシャルルの手からルルーシュを守る為。ルルーシュを見切っていたというならもっと前にシャルルの下へ行くことは出来たはずなのに、それをしなかったのは何故か。

 ルルーシュではシャルルに負けると考え、こんな所に送って過去を見せたのは自分を嫌ってほしかったからだ。

 コードを受け継ぐあの凄惨な光景は契約者の末路でもある。他人事ではなく、全く同じ未来が待っているのだと思えば良い想いなど抱けるはずがない。

 

「俺を憐れんだつもりか。舐めるなよ」

 

 わざわざ自分の記憶を見せる必要なんてない。あのシスターのように決定的な瞬間まで隠し続けていれば良かったのだ。今更、利用された程度で不貞腐れるほどルルーシュは真っ当な性根をしていない。

 

「俺を元の場所へ戻してくれ。C.C.に言ってやらなければならないことがある」

「戻ろうと思えば戻れる」

 

 あっさりと言われてルルーシュは面を食らった。

 

「ここは思考によって事象を動かす世界。強く願えば元の場所に戻ることが出来る」

「思考に干渉しているというのか? また非科学的な」

 

 それを言ったらギアスもコードも十分に非科学的であったので今更かと考えることを止め、大きな歯車と仮面の世界ではなく最初の空中神殿を脳裏に強く思い描く。

 

「戻る前に聞かせてほしい。あなたは、私の何?」

 

 空中神殿から歯車と仮面の世界に移行する時と同じように足下に光が生まれて視界が眩む中で問いが発せられた。

 

「あいつは俺の――」

 

 もう答えは出ている。C.C.に似た誰かに関係の名をルルーシュは自信を持って告げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 巨大な歯車と幾何学模様が浮かぶ仮面が混在する異様な空間を作り出したのはルルーシュを委縮させる為である。当の本人がC.C.に別の空間に送られたので元の空中神殿へと二人は帰還した。

 

「シャルル、何故今になってV.V.のコードを奪った?」

 

 雲があるのに微動だにしない変化のない世界で唐突にC.C.が訊ねた。

 前を向きながら隣に立つC.C.の方へと視線を落としたシャルルは僅かに目を細めた。

 

「質問に意味があるのか? これから死に行くというのに」

「そう、だったな……」

 

 望んでいたことのはずなのに言葉が詰まったC.C.は自分のことなのに戸惑った。

 

「喜んでいるようには見えんな。望んでいたいのだろう、永遠の生の終わりを」

 

 シャルルの言うとおりであると自問しても、心に突き刺さった棘は消えてなくなってはくれない。

 

「最後だからこそ思うところが多いだけだ。マリッジブルーみたいなやつだ」

「結婚したことがない奴が何を言うか」

「…………プロポーズされたことは何度もある」

「昔はモテたはみっともないぞ」

 

 例えが悪かった。自分で墓穴を掘ってしまったC.C.はシャルルから向けられる冷たい視線に顔を逸らす。

 

「女には秘密が多いものだ」

「そうか」

 

 妻が108人もいるシャルルは言葉少な気に答え、それ以上の追及をしてこなかったので寧ろC.C.は何か負けたような気がして惨めな思いを抱いた。

 

「私を憎む人も、優しくしてくれた人も、全て時の流れの中に消えていった。果てることのない時の流れの中で……」

 

 こんなつまらない話をすることも終わるのだ。C.C.はやっと待ち望んだ時が来たはずなのに、ちっとも晴れやかな気分になれない自分に驚く。

 思い出すのは生きていることが辛い日々ではなく、どうしてかルルーシュと二人で話した口喧嘩にも似た内容ばかり。

 

「だがその苦しみの日々も、長い旅は今日ここで終わるのだ」

 

 シャルルから終わりを宣言されて引き寄せられたC.C.は胸に走る痛みに瞼を伏せた。

 死に至る痛みなど何度も経験しているから臆しは無い。ただ、目を瞑ってその時を待っていれば直ぐに終わる。なのに、目尻に浮かぶ雫が指し示す物は迷いか、後悔か、その名をC.C.は知らない。知ろうとしない。

 

「C.C.!!」

 

 今となっては誰よりも耳に馴染んでしまったその声にC.C.は咄嗟にシャルルを突き離そうとしていた。

 彼我の体重差からC.C.の方が動いてしまったが、その場に残ったシャルルの上空に思考エレベーターに干渉して帰還したルルーシュが拳を固めながら落ちて来る。

 

「歯を食い縛れっ!」

 

 シャルルが頭上を振り仰いだ時には既にルルーシュの拳が間近に迫っており、避ける暇もない。

 

「ぐあっ!?」

 

 咄嗟のことであったから碌な反応も出来ず、幾ら不死身であっても痛みも衝撃も消えない。殴り合いに慣れていないルルーシュでも全体重をかければ、武断で鳴らしたシャルルであっても殴り飛ばすことは難しくない。

 シャルルを殴り飛ばしたルルーシュは不格好に着地しながらも鼻を鳴らす。

 

「ふん、少しスッキリしたぞ」

「くっ……ルルーシュ――ッ!」

 

 見下ろしていた者に見下ろされるほど屈辱的なことはない。特に普段は誰からも傅かれる皇帝であるシャルルにとっては一入であろう。

 口の端から流れる血はコードの作用で直ぐに止まったが、殴られた衝撃で脳が揺れているのか目の焦点が揺れていて直ぐには動けない。

 

「やはり、この空間そのものが思考に干渉するシステムか」

 

 この空間神殿はイメージしても具体的にどこに現れるかまでは考えていなかったルルーシュが現れたのは、二人がいる場所の近くだった所為で微妙にズレてしまったが結果オーライである。

 空間移動よりも、より正確にイメージすれば歯車の空間で落としたはずの銃が手の中に出現する。

 ルルーシュは思考エレベーターの仕組みを掌握しつつあった。

 

「ルルーシュ、何故……」

 

 思考エレベーターの理解を深めつつあるルルーシュの背中を見ながらC.C.には理解できなかった。

 何故ならば見たはずだからだ、C.C.がコードを継承した場面を。それが何を意味するかを分からないほど愚かでもない無いはずだからこそ、この場でまるでC.C.を守るかのようにシャルルの前に立つ姿が信じられなかった。

 

「お前と契約し、俺は王の力(ギアス)を得た。その代価であるC.C.の願いを叶えていない。勝手に契約を反故にするのは感心しないな」

「馬鹿を言うな。私の願い(死ぬこと)はシャルルが叶えてくれる。お前が再び出て来るなど」

 

 騙し、利用する為に契約したことを憎んでいるはずだとC.C.は疑いもしない。

 

「これから望んで死にたいという割には冴えない顔をしている」

 

 だからこそ、徐々に回復しているシャルルを警戒しながら背後に庇っている形のルルーシュは横目でC.C.を見て言った。

 

「本当に死にたいなら、最後くらい笑って死ね。自分で笑えないなら俺が笑わせてやる。俺は知っているぞ、お前のギアスを、本当の願いを」

「なんだその理屈は、私の願いは死ぬことだと」

「黙れ、魔女。言い訳は効かん」

 

 C.C.の過去を知った上で、騙して永遠の地獄を押し付けようとしていたことを全て理解しながらルルーシュは言い切る。

 

「お前は一人じゃない。俺達は共犯者、お前が魔女なら俺は魔王となるだけ。永遠の地獄程度に屈するなら最初から修羅と分かっていた道を選んだりはしない」

 

 友達、仲間、恋人…………どんな名前を付けようともしっくりと来なかった。

 最初から言っていたではないか、共犯者と。何時かは変わるかもしれないけれど、今はそれでいいとルルーシュは思った。

 

「ルルーシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」

 

 遂にシャルルが起き上がり、修羅にも似た形相でルルーシュを睨み付けて来る。

 

「これ以上、お前に何も奪わせるものか!」

 

 この世界にはシャルルの方が深く関わっている。ルルーシュも理解を深めてはいるが過信はしない。

 

「蜃気楼!」

 

 突如として視界外現れた巨大な四角のブロックがルルーシュを押し潰さんと迫るが、離れた場所に屹立していた蜃気楼がパイロットも乗っていないのに両手を上げて内蔵されているハドロン砲を放つ。

 

「何たる愚かしさ!? ルルーシュ!!」 

 

 思考エレベーターを完全に制御しているシャルルと違ってルルーシュはまだ不完全。敢えて蜃気楼の制御を手放し、ハドロンショットを乱射して空中神殿を破壊させる。

 

「手を離すなよ、C.C.! 飛ぶぞ!!」

 

 未だ戸惑っているC.C.の手を掴み、その身体を抱きしめて空中神殿から飛び降りた。

 

「何を……!?」

「元の空間に、ギアス嚮団に戻る! 俺から離れるな!」

 

 C.C.とシャルルが空間移動の際に使用した制御盤がハドロンショットで消滅した直後、響き渡る空間の破裂音の中で落下時特有の血も凍る感覚が身を包み込む。

 C.C.はルルーシュの腕の中で肩越しに見える壊れていく世界を見た。全ては幻想であるから存在しない星は見えない。何もなく、どこにも到達できないというのに、この身を包んでくれる温もりがあれば、もう何も恐れるものはなかった。

 

「――――――――くっ」

 

 落下は唐突に終わった。

 気が付いた時には地面に仰向けで横たわっていたルルーシュは頭痛のする頭を抑えようとして、上に重く圧し掛かっている存在に気が付いた。

 

「重いぞ、C.C.。起きたのならどけ」

「…………デリカシーの無い奴だ。もっと優しい言葉がかけられないのか」

 

 ルルーシュが腕を動かすとC.C.がピクリと動いたのは分かったから、意識を取り戻しているのは確実。

 人一人分の体重をかけられた正直な感想であろうが、老化しないとはいえ見た目年齢が変わらないC.C.の認識はまだまだ若い。重いと言われて好い気はしない。

 

「生憎、魔王なものでな。優しさなんて物を期待する方が間違っているぞ」

「共犯者には気を使うものだ」

「なら、お前も気を使ってさっさとどけ」

 

 今更、遠慮して気遣うなど、逆に気にするだろうというルルーシュの配慮があるだけにC.C.も軽い文句で済ませて横にどく。

 起き上がったルルーシュは未だ収まらない頭痛に眉を顰めながら、傍に転がっていたゼロの仮面を拾い上げる。

 

「話したいことは色々ある。が、今はここを出てからにしよう」

「ああ……ん?」

 

 様々なことを聞かれるだろうと頷いたC.C.だったが、直後に起こった体を揺らした大きな振動にバランスを崩しかけて立ち上がりかけた膝をもう一度ついた。

 

「地震か?」

「にしては断続的過ぎる上に強弱の差が大きい。これは……」

 

 直ぐには気付かなったが大きな揺れと小さな揺れが小規模に起こっている。地震と言うには妙な揺れ方を身近で良く知っていたルルーシュがこれまた直ぐ近くに操り人形を失った人形のように倒れている蜃気楼の下へ行き、コックピットを開く。

 コックピットの中に手を伸ばして通信機を取り出して耳につけた。

 

「ロロ、ロロ、聞こえるか? こちらはゼロ」

 

 ヴィンセントがあったので一応はゼロの親衛隊である零番隊に預かりになったロロに通信を繋ぐと直ぐに返信があった。

 

『兄さん!? 良かった無事なんだね!』

 

 通信機の向こうから戦闘をしていると思われる音に紛れそうになりながらもロロの喜色に満ちた声が響く。

 蜃気楼のシステムを立ち上げながら手招きでC.C.をコックピットに引き寄せて通信を聞かせる。

 

「ああ、もしかして戦闘をしているのか? しかし、誰と」

『兄さんと連絡が取れなくなった直後にブリタニア軍が攻撃を仕掛けて来たんだ! V.V.やアリスとの戦闘でこっちのナイトメアが減っていて、周香凛と中華連邦も応戦しているんだけどこのままじゃ押し切られる!』

 

 二人乗りのガウェインと違って蜃気楼に二人で乗るのはかなり窮屈だった。

 

「蜃気楼に戦術データを送れ。俺も前線に出る」

『了解!』

 

 と、言った直後にはロロから戦術データが送られてきてスクリーンに表示される。

 

「もう届くか。仕事が早いな、ロロは」

「感心してないでお前も自分の機体に戻れ。ちっ、まずいな。この戦力差では押し込まれる」

「残念だが私の機体はジェレミアに任せてある。ほら、ここで戦っているぞ」

 

 明らかに彼我に差があり過ぎるマーカー数に撤退を検討していたルルーシュは言われてスクリーンを見れば、C.C.の暁直参仕様のマーカーが確かにブリタニアの機体マーカーの一つを消しているところだった。

 

「仕方ない。しっかりと掴まっていろよ」

「分かっている」

 

 些か窮屈だが蜃気楼はドルイドシステムを使う関係上、紅蓮弐式等と比べればコックピットは広めに作ってあるのでC.C.も乗れないこともない。C.C.に言って蜃気楼を動かす。

 

「しかし、どうするのだ? この戦力差では、お得意の奇策も難しかろうに」

「この場所にもう用はない。下手に黒の騎士団や中華連邦にギアスの情報を与えたくない。素直に撤退するさ」

 

 その言葉通り、ブリタニアの攻勢に押された形ではあるもののゼロの指示によって撤退が為された。

 中に突入した零番隊はV.V.のジークフリートとアリスのマークネモとの戦闘に合わせ、ブリタニア軍との戦いもあって副隊長の木下も含めて殆ど帰らぬ人となった。

 

 

 




『第四話 嚮団包囲網』で嚮団を脱したアリスが近隣のブリタニア基地に駆け込んだことで、スクランブルがかかって嚮団にブリタニア軍がやってきたという流れです。

C.C.がコードを封印せず、記憶退行していないことが物語にどう影響してくるか。

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