ロキ·ファミリアに直死の魔眼持ちが所属しているのは間違っているだろうか。 作:cocoon
さて、まず私がすべきことは情報収集だ。
私はこの世界について何も知らない。
身の振り方も分からないようでは先が思いやられてしまう。
私を取り戻すためにもとっととこんな依頼は終わらせなければ。
あの少女に聞けば答えてくれるだろうか。
まずは無難に名前から聞いた方がいいかしら。
そう考え、未だに此方を見つめる少女に向き直って
[あなたの名前を聞いてもいいですか?]
と尋ねてみる。
少女は目をパチクリさせ、
[私の名前はアイズ、アイズ·ヴァレンシュタイン。]
と答えた。
アイズはふと気が付いた。
此方を睨んでいる少女はその実アイズを見てはいないのだということに。
何か考え込むように眉を寄せるその顔が泣き出すのを懸命に堪える顔なのだということに。
[大丈夫?]
気が付けばそう声をかけていた。
少女はハッとしたように此方を見る。
[大丈夫?]
再度声をかけると
大丈夫だと返事が返ってきた。
よかったと自然と頬が弛む。
それにしても何をそんなに思い詰めていたのか。
チラリと再び少女の方を見てみる。
少女は上半身をベッドから起こしてまた考え事をしていた。
先程見せたあの表情はなんだったのか。
やはりほんの少し気になって見つめてしまう。
ふと少女が此方に向き直った。
今度はきちんと此方を見ている。
[あなたの名前を聞いてもいいですか?]
と尋ねられる。
あまりに突然のことで驚いてしまった。
そして未だに私達はお互いの名前も知らないのだということを思い出した。
[私の名前はアイズ、アイズ·ヴァレンシュタイン。]
少女の目を見て名乗る。
少女は
[アイズ·ヴァレンシュタイン····]
と噛みしめるように復唱し、口元を弛めた。
[ではあなたのこと、これからはアイズさんと呼ばせていただきますね。
私のことはどう呼んでもらっても構いませんので。]
[わかった。]
アイズはこくりと頷いた。
[アイズさん、これから幾つか質問をしたいのですが宜しいでしょうか?]
そう前置きをしてくるその姿を少し疑問に思いながらもアイズは再びこくりと頷いた。
[此処は何処ですか?]
[私達の本拠、黄昏の館だよ。
中庭で君が倒れていたのを私が見つけた。]
[袂に入っていたナイフは今何処に?]
[フィンが持ってる。]
次々と問いかけられる質問にアイズは眈々と答えていく。
[私からも質問していい?]
[ええ、私ばかり質問をするのも悪いですから。
どうぞ、私の答えられる範囲の質問には答えます。]
そうたおやかに頷く少女に
[君は侵入者なの?]
と切り込むように尋ねた時
その問いを阻むかのように扉が開いた。
ついさっき判明したことなんですがマテリアルの李 書文さんランサーなんですね。
EXTELLAではアサシンでしかも素手で敵を殴っているので
なんで槍持ってるんだろう?
ってなりました。
ブリュンヒルデちゃんの槍が可愛いです。
スピアとかサイズにはやっぱりロマンがありますよね。