『しほさん急に仕事を辞めてすいませんでした』
伊藤巧から謝罪の電話がしほに来ていたのだ。
だがしほが呆気に取られて返事が出来てなかった。
「お母様!巧さんの声が聞こえます!」
「お母さん!その電話巧さんでしょ!?」
「家元!ぜひ私に代わってください!」
「巧さんはドゥーチェである私に任せてくれ!」
「巧さん!聞こえますか!?小梅です!」
そこに居た5人の少女は微かな巧の声に反応したのだ。
しほはそのおかげか我に返り電話を続けた。
「あなた今どこに居るの!?」
『実は僕h』
巧が居場所を言おうとした瞬間に電話が切られた。
しほは電話を耳から腕の力が抜けたかのように離した。
そして珍しく声を荒げて言った。
「急いで出発準備をして!彼は誰かと居る!」
『!?』
驚く5人とほったらかしの角谷杏。
それでは彼はどこに居るのだろうか?
~★~
~北海道・某所~
「実は僕は今北海道に居ますってあれ?ミカちゃんなんで電話切るの?」
彼は現在北海道にて継続高校の三人。
『ミカ』『アキ』『ミッコ』と居た。
偶然にも北海道の地にて遭遇して一緒に居るのだ。
BT‐42に積んである継続高校の非常用の電話を借りて巧が電話していたのだ。
「声が大きいし、BTに積んでいるバッテリーは少ないんだよ?」
ポロロンとカンテレを鳴らすミカ。
ちなみに声が大きいとなぜいけないのか言うと。
彼の膝でアキとミッコが寝ているからだ。
そしてミカは巧の背中にもたれかかっているのだ。
「そうだよね。借りてる物だから僕は何も言えないよ」
寝ているアキとミッコの頭を撫でながら言った。
本人は気づいてないが彼の知らないところで自分のせいで争いが起こっていることの。
~★~
~神奈川・聖グロリアーナ女学院~
「GI6が掴んだ情報ですと巧さんは現在北海道居るそうです」
アッサムの報告に受けるダージリン。
「今すぐに我が校も北海道に向けて戦車隊を出撃させなさい」
冷静に見えるダージリンだが同様のせいかカップが少し揺れていた。
普段は静かな廊下から走ってくる足音慌ただしい足音が響いていた。
バンッと勢いよく開けられるドア。
そこには息を切らしたオレンジペコが居た。
それは意外で普段ならローズヒップなのだ。
「報告します!サンダースが!」
オレンジペコが続きを言おうとした頃には後ろにサンダースの隊長のケイが立っていた。
「ハァーイ!ダージリン」
「お久しぶりねケイ」
流石隊長と言える対応だ。
お互いに委縮せず堂々と普段通りの対応をしている。
「それで用件は?」
「聖グロリアーナと同盟を組みたい」
「はい?」
予想外の答えに思わず変な声が出てしまうダージリン。
「知っての通り黒森峰、アンツィオ、大洗の三校同盟が成立した」
「いえその情報は我が校はまだ・・・」
ダージリンは驚いていた。
優秀なGI6でも知らない情報をサンダースが持っていることに。
「その三校同盟部隊が北上を開始し始めているの!しかも指揮を執っているのは西住しほ!」
「家元が直々にね・・・」
ダージリンはかなり驚いていた。
だがしかし『北上』と言う言葉に焦り始めた。
「ケイ!同盟の件はこちらとしても歓迎よ!だから今すぐ部隊の出撃準備しなさい!」
「ストップ!ストップ!どうしたのダージリン?」
ダージリンが声を大にして言うのはかなり珍しくてケイも焦っていた。
「実は北海道に巧さんが居るの!このままでは先を越されるわ!」
「ホワイ!?それは本当!?」
もう既にこの場に居る人間で焦っていない人間は居ない。
だが自然とサンダースと聖グロリアーナ女学院との同盟が成立していた。
~★~
~熊本・西住家~
「黒森峰の学園艦は出港済み。西住の家ももぬけの殻・・・」
西住流を潰しに来た島田流家元の島田千代は誰も居ない西住の家に唖然としている。
島田流の門下生の一人が千代に近づいて来た。
「報告します。BC自由戦車隊を殲滅し傘下に加えました」
千代は聞きながら頷いていた。
「サンダースと継続は?」
「サンダースと継続は既に港には学園艦がなく、出港してます」
千代は内心もっとうまくいくと思ってた。
しかし思いのほか敵から逃げていくことが多くてがっかりしている。
「更に愛里寿お嬢様はプラウダの抵抗激しく今現在も交戦中です」
「全部隊に通達。このままプラウダに進軍を開始しなさいと」
「了解」
門下生が千代にお辞儀をして去って行った。
ほぼ全軍が北上を開始を始めた。
これにより戦いの舞台が日本の北部になるのであった。
しかし忘れてはいけないまだ自衛隊の蝶野亜美が居ることを・・・。
これにより全員が彼に近づいていきます!
そしてまだ動いてない自衛隊・・・