少年と少女は海色の夢を見る   作:カウン

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この度は勝手に休んでしまいすみません。
生活が忙しくなって手が付けれませんでした。

お詫びとして今回、少し長くしておきました。
少しでも楽しんでもらえたらうれしいです。


On the coast where sleeps fall

僕は白露型駆逐艦、「時雨」。

 

少し前にこの鎮守府に着任した。

 

今は、僕の妹の夕立と一緒に朝食をとっている。

 

「……?、どうしたの、時雨ねぇさん。こっちを見て。」

 

「いや、なんでもないよ。ただ、一緒に食事をとれていることが嬉しくてね。」

 

「そっか…、そうだよね。」

 

そんな会話をしていると吹雪が来た。

 

「あ、おはようございます!、時雨さん、夕立ちゃん!。」

 

「おはよう、吹雪さん。」

「おはよう、吹雪ちゃん。」

 

夕立と仲の良い吹雪が夕立の隣に座った。

 

そこから、吹雪と夕立は話はじめてしまった。

 

…姉としては友達ができているのは嬉しいがなんとも言えない複雑な気分になった。

 

なので、食事を終えて同じ非番の吹雪と話してみることにした。

 

「吹雪さん、暇だったら、海岸に散歩しにいかないかい?」

 

「え…?海岸、ですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吹雪は何故誘われたのか、あまり解っていなかったがとりあえず着いて来たようだ。

 

「あの…なんで私は誘われたんでしょう…?」

 

「夕立とは……夕立とはどういう関係なんだい?」

 

「へ……?」

 

吹雪はそんなこと聞かれるとは思ってもなかったのか拍子抜けた顔をしてる。

 

「なんでそんなことを聞くんですか…?」

 

「僕は姉として、夕立がしっかりとした付き合いをしているか気になってね。」

 

そう言い終わるやいなや、吹雪に笑われた。

 

「ふふっ、なんだ、そんな理由なんですね。」

 

「そんな理由って…。」ムーッ

 

「すみませんね、笑ってしまって。関係は大丈夫ですよ。」

 

「ふーん、本当かい?」

 

「この前あったことだと…─────────────

 

 

それは戦闘を終えて、帰投しているときの話だった。

 

「でさ~、その時の提督と言ったら、もうおかしくって。」アハハ

 

「それは凄いですね。」フフッ

 

夕立と飛龍が何気ない会話をしていた。

 

そこに蒼龍が入り込む。

 

「ねぇねぇ、夕立ちゃん?鎮守府の生活には馴れたの?」

 

「あー、それ私も気になったー。」

 

私も気になったので周囲の索敵は忘れず、聞き耳をたてていた。

 

「はい、皆さんのお陰で慣れることができました。

かなり居心地も良いですからね。」

 

「へぇ~。居心地が良いってのは誉められてるみたいで嬉しいね。」

 

と蒼龍さんが嬉しそうな声をあげる。

 

「誰のお陰で馴染めたのかねぇ。」ニヤニヤ

 

そんなことも露知らず飛龍はからかおうとしていた。

 

「皆さんとても優しかったってのもありますけど…やっぱり吹雪ちゃんのお陰ですかね。」ニコッ//

 

恥ずかしがりながらも夕立はこちらに笑顔を送ってくれた。

 

「あ~~、聞いてるこっちが恥ずかしいよもー。」

 

「そっちが聞いてきたんじゃないですか…。」

 

話を聞いていると蒼龍さんが話しかけてきた。

 

「周囲の索敵は私が代わるから、話してきなよ。」ニヤニヤ

 

「あはは、聞いてたのばれちゃいましたか。それじゃあお願いします!」

 

 

 

「あれ?吹雪ちゃん、周囲の索敵は?」

 

「それが蒼龍さんに変わってもらってね。」エヘヘ

 

すると、飛龍が空気を読んでなのか、

 

「私も蒼龍が恋しいから行ってくるよ、お二人でごゆっくり~。」

 

といって、蒼龍の方に行ってしまった。

 

「……改めて、ありがとうね、吹雪ちゃん。

吹雪ちゃんのお陰で、生きていることがどれだけ楽しいことか、解ったんだ。」

 

「そんなすごいことをしたつもりはないよ。私はただ、吹雪ちゃんと友達になりたかっただけだから!」

 

「ッ……。ありがとう…本当にありがとうね…。」

 

そう言って夕立は私の手を握ってきた。

 

だから、私は、なにも言わずに握り返した。

 

 

 

 

 

──────ってことがありましたね。」

 

「……どんなラブコメなんだい?」

 

「いえ、そんなつもりではないんですよ。」

 

「まぁ、夕立と仲が良いのは解ったよ。」

 

「そう言う時雨さんはどうなんですか?」

 

「僕と夕立との関係かい?だったらこの前…──────

 

「時雨ねぇさん、訓練に手伝ってくれてありがとう…です。」

 

「うん、これくらいのことだったらいつでもいいよ。」

 

僕と夕立は、海上で砲撃の訓練をしていた。

 

「夕立は撃つ直前に手首が右に逸れるからね。そこに注意するといいよ。」

 

夕立はそれに返事をして的を片しに向かった。

 

「はい、お疲れ様。」

 

近くで提督が見ていたらしく、飲み物を渡してくれた。

 

「ありがとう、ちょうど喉が渇いててね。それより、こんなところで油を売っていていいのかい?。」

 

「執務はさっき全部終わらせた。これくらい容易いよ。」

 

そう言って提督は少し自慢げな顔をして胸を張った。

 

「あ、提督さん、来てたんですね。」

 

そこに片付けが終わった夕立が戻ってきた。

 

「夕立、これ提督からだって。」

 

僕はさっき飲んだばかりのボトルを夕立に渡した。

 

「司令官、艦隊が帰投したので報告がしたいのですが。」

 

夕立が、ボトルを飲んでいると不知火から連絡が入った。

 

「了解、今行くからまってて。 ってことでもう戻るね。」

 

それからすぐに提督は戻っていった。

 

「時雨ねぇさん、提督さんはどこに?」

 

「出撃した艦隊が帰投したらしいよ。」

 

そこでほんの少しだけ夕立をからかいたくなってしまった。

 

「そういえばそれ、間接キスになっちゃうね。」ニヤ

 

「え、あぅぅ…やめてよもぉ…。」///

 

「まぁ、姉妹だからこれくらい関係ないさ。ほら、帰るよ夕立。」

 

「…もう。」ボソ//

 

─────ってことがあったかな。」

 

「いや、時雨さんの方が問題じゃないですか!!」ガーン

 

「え、そうかい?」

 

「だってからかう必要ないじゃないですか!」

 

「えぇー…だって可愛いからつい…。」

 

「確かに可愛いですけど、やっていいことと悪いことがあると思うんです!」

 

「可愛いならいいじゃないか。」ムーッ

 

「よくないですよ!」

 

結局、そのあと話し込んでお昼を食べそびれることになった。

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