少年と少女は海色の夢を見る   作:カウン

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色々と忙しく、気がつくと火曜日でした…。

本当に申し訳ないです。それと、来週と再来週の投稿もお休みさせてもらいます。
重ね重ねごめんなさいm(__)m。


Sea Liberation Strategy 2

ドゴォォォォォォオン!!

 

吹雪の周囲に水柱がたつ。

 

 

「何…あれは…?!」

 

「It is easy to beat you.」

 

向かいの小島の方に身を隠していたようだ。しかし…

 

「この深海棲艦…普通じゃない!?」

 

その深海棲艦は、見た目も話している言葉も日本のものではなかった。

 

だが、僕にはどこの国の艦か直ぐにわかった。

 

(あれは…英語!?でも英国戦艦の深海棲艦なんて聞いたことが…。)

 

「吹雪!大丈夫かい?!」

 

「かすり傷です!」

 

先程撃たれた吹雪はほとんど攻撃に当たっていないようだ。

 

「まって!そっ─でな─が起──てる─!?」ピリザリリ

 

「し、司令官?!駄目です…ジャミングを喰らったかと思われます!」ザァァァァ

 

不知火の通信機から提督さんの声が聞こえたがそれはジャミングに断ち切られた。

 

背中に冷や汗が流れる。他のみんなも動揺が大きいのか動くことはできなかった。

 

気がつくと指先が震えている。恐い、昔の記憶が────

 

「みんな!陣形は崩さずに撤退しよう!」

 

時雨の声が強く響いた。声は揺れていたがみんなを動かすには充分だった。

 

「Sally,go!」ドォーン

 

それと同時に相手の深海棲艦も砲撃を再開した。

 

「くっ……なんて砲撃精度…全力でかわさないと避けられない!」

 

吹雪が砲撃をかわしつつ、後退する。

 

「このままだと…させない!」

 

僕は素早く吹雪の右手に出て、魚雷を放つ。

 

その魚雷は相手に吸い込まれるように入った……

 

「うそ……ッ」

 

はずだったが、相手は戦艦、見る限りダメージは与えられていなかった。

 

「goodbye.」ジャキン

 

相手の砲身がこちらに向けられる。僕は無意識に吹雪の前に出て両手を広げた。

 

「ぇ……、何、 してるの …?」

 

「ごめんね。」ボソッ

 

せめて、もっと彼女の姿で生きていきたかった。

 

でも吹雪を守れて良かった…そう思い静かに目をとじた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だがいくら待っても衝撃が来ることはなかった。

 

恐る恐る目を開けると相手は顔を押さえて僕達の後ろを睨んでいた。

 

(ゆうだち)を傷つけるのは…僕が許さないよ…!」

 

「ねぇ さん…、ありがとう…。」

 

「夕立ちゃん、今のうちに逃げるよ!」

 

吹雪に手を引かれて敵から遠ざかる。

 

「I will not let you escape」.

 

相手はそう易々と逃がさないつもりのようだ。

 

砲撃を撃ちつつこちらに迫ってくる。

 

だが狙っているのは時雨だった。

 

「さすがに不味いかな…。」

 

相手も性能がいいのかだんだんと距離を詰められていく。

 

「…………!。」

 

吹雪は何かを思い付いたような顔で何かを呟いた。

 

「私も攻撃すれば……。」ボソッ

 

惜しくも、僕には何を言っているか聞こえなかった。

 

「夕立ちゃん!先行ってて!」

 

─────────────────────────

 

「どうして?!吹雪ちゃん!」

 

解っていた、このまま逃げていても遅かれ早かれ全滅してしまうことが。

 

だから私は囮になって皆を生かす道を選んだ。

 

「……私が…、私が皆を!守るんだから!」ボシュン

 

気合いを入れて放った魚雷も相手には通らない。

 

まだ…まだ!

 

「あきらめられるかぁぁぁぁぁああああ!!!」ドォーンドォーン

 

愚策とも言える突撃をしつつ砲撃をする。

 

だが、痛くも無いようなリアクションをとり、拳を構える。

 

「 え ? 」バキィ

 

瞬間、吹雪の体は宙を舞っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅっ……。」ヨロヨロ

 

血が流れる。昔の体とは違う事を思い知らされるようだった。

 

でも、何が起こっても私の考えは変わらなかった。

 

「みんな!今のうちに逃げて!!」

 

大丈夫だ…私だけが(・・・・)犠牲になればみんなは、助かるんだから。

 

「Submerged.」ジャキン

 

でも、司令官の命令には背いちゃったなぁ…。

 

……ごめんなさい─────────ドォーン!!。

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