んぁ…。朝だ。起きないと。
そう言えば今回は悪夢を見なかった。
顔を洗って朝食を食べなければ…。
そう思いベッドから降りようとしたとき、ガラスに写った自分を見て気がついた。
「夕…立…。」
「おはよう!、夕立ちゃん。昨日はよく眠れた?。」
みんなが使う食堂で吹雪が話してきた。
「うん。おはよう、吹雪ちゃん。朝早いね。」
現在は朝の6時頃だった。
「私は、朝に強いってよく言われるからね。
夕立ちゃんこそ、結構早くない?。」
「私は、もともとこの時間に起きなきゃいけなかったから。」
「へぇ、そうなんだ。あ、ここの食堂はね、鯖の味噌定食が美味しいよ!。」
などと話していたらいきなり、騒がしく警報が鳴った。
「敵襲!敵襲!、偵察部隊と思われる深海棲艦、イ級駆逐艦4隻が近海で目撃された、今起きている艦娘は直ちに出撃準備を!。」
提督の声で敵襲が伝えられた。
吹雪は顔を引き締め、こちらを見てきた。
「夕立ちゃん、出撃できる?。」
…わからない、だが、心の奥底で戦いたい衝動のようなものがあった…。
それに他の人が起きるまでに時間がかかるだろう。
なら──
「足止め、ぐらいなら…。」
「わかった、じゃあ、着いてきて!。」
僕と吹雪は朝の鎮守府を走った。
ここの世界の艦娘の出撃方法は、各個人のポートから出るようだった。
例えるなら、アニメの出撃の場所が、一人づつあるかんじである。
「夕立ちゃんの、出撃ポートはまだ出来てないから
私の出撃ポートを使って!。
妖精さんには艤装を用意しておくように言っておいたから!。」
と、吹雪は言い残し、自分の出撃ポートに入った。
すると少したってから、
「吹雪型駆逐艦、一番艦、吹雪!、出撃許可を!。」
と、勇ましい声が聞こえた。
そのあと提督の声で了承され、出撃したようだ。
吹雪が居ないのを確認して、僕も出撃ポートに入った。
そこには夕立のつけていた艤装がきれいに並べられていた。記憶を頼りに艤装をつけたが、肝心なことを思い出した。
「海の上移動出来るのかな…?。」ボソッ
僕は現実では運動は出来ない方の人間だった。
だからこそ、ローラースケート等で転んでいる人を思いだし、足手まといになるかもとも、考えた。
でも……、少しでも吹雪の、皆の、力になりたい。
ポートに浮かんでいる足の艤装を履いた。
だから──────
「白露型四番艦、ゆ、夕立、出撃許可を!。」
僕も戦う
「あまり無理はしないでね。夕立の出撃を許可する!。」
すると足の艤装が下のカタパルトに固定されているのに気がついた。その時には、加速していた。
目を開けるとそこは一面の青だった。
僕は海に立てていた。
多分、推測だが夕立のおかげだろう。
「ありがとう。夕立…。」
そう呟き、吹雪の後を追いかけた。
その後、吹雪と合流し、深海棲艦が目撃された、近くについた。
「うん、この近くだね。気をつけてね、夕立ちゃ…わっ!。」
深海棲艦からの砲撃だった。奇跡的に二人には当たっていなかった。
「夕立ちゃんは向こうの2隻をお願い!。こっちの2隻は私がやっつけちゃうんだから!。」
と、意気揚々に吹雪は行ってしまった。
20メートル先くらいにイ級が2隻…。
敵を前に、何故か恐怖は無かった、
むしろ、心が、戦いを、望んでいた。
「さぁ、素敵なパーティーしましょ!。」
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「まさかこの、不知火が寝坊するとは…これも落ち度です…。」
現在、不知火は深海棲艦の目撃場所に向かっていた。
「どことなく夕立さんは心配です。いぞがないと。」
「あ、あれは…。夕立さん!、そんなところに立っていたらきけ…。」
瞬間、夕立の片目が紅に光った。
次回は、戦闘回です。頑張ります…!。