少年と少女は海色の夢を見る   作:カウン

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夕立の目の色は改二は赤ですが、ここの夕立は普段は両目とも緑色なのです!。


First battle

「さぁ、素敵なパーティーしましょ!。」

 

イ級の砲撃が来る。そう思った瞬間に体を撚る。

すぐ右を砲弾が通りすぎる。

 

もう一体のイ級が砲撃の為に口を開くそこに

走りながら、こちらから砲撃を撃った。

 

走りながらだったので軽く逸れてしまった。

 

「…これで小破ってところかな?。」

 

まだ距離が100メートルほど空いている。

 

先程のイ級が砲撃の構えをした。

 

なら…。とそのまま、正面に突っ込んでいった。

 

イ級はそれに反応するかのごとく、砲撃。

 

それをスライディングを応用し、ギリギリで避ける。

 

体勢を直すと、砲撃をしていない方のイ級が噛みつこうとこちらに向かって来た。

 

夕立はイ級に足をかけ、上に飛ぶ。

 

そして相手の死角である真上から連装砲を叩き込む。

 

そのまま落ちていき、イ級の背中を踏みつけた。

イ級はそれを喰らい、轟沈した。

 

「んー、こんなで、終わりっぽい?。」

 

もう一体のイ級が仲間を沈められたのが頭に来たのか、

砲撃体勢にうつった。

 

「遅いっ、ぽい!。」

 

そう言い、イ級の頭の部分を夕立は思いっきり殴り飛ばした。

 

その殴った体勢のまま、流れるように砲撃を行う。

 

「す、すごい…、不知火の出る幕もありません…。」

 

今の一撃で、イ級は沈んでいった。

 

夕立は空を見上げ不敵に笑っていた。

 

─────────────────────────

 

「ゆ、夕立さん?。」

 

「不知火さん?。来てくれたんですか?。」

いつの間にか不知火が助けに来てくれたようだ。

 

「今さっきですけどね…。遅れてすみませんでした。」

 

「だ、大丈夫ですよ。来てくれただけ嬉しいので…。

それで、吹雪ちゃんは…?。」

 

「今さっき戦闘が終わったようで【ピリリリ】、はい。不知火です────。」

 

「夕立ちゃん!。大丈夫だった?!。」

 

そこには少し怪我をした吹雪が立っていた。

 

「私は大丈夫だよ…私よりも吹雪ちゃんは?。」

 

「これくらい、問題ないよ!。」

 

良かった…。と安心していると不知火が提督と通信を終わらせたようだ。

 

「吹雪さん、夕立さんは帰って入渠と補給をしてください。

その後のことは不知火がやっておくので。」

 

私たちは了解し、その場を不知火にまかせ、鎮守府に帰った。

 

 

 

「片目が、元に戻ってる……?。」

 

 

 

 

 

 

「はーぁ、やっぱ朝のお風呂はいいねぇ~。」

 

小破してしまった、吹雪が一人だと寂しいと言って

半ば強引に入渠所につれてこられてしまった。

 

「う、うん。そうだね。」

 

裸耐えるので結構ギリギリなんですけど…。

 

「それよりさ、さっきの夕立ちゃん、凄かったね!。」

 

「ありがとうね…。」

問題はそっちだ。さっきの戦闘で記憶が半分位しか残っていないのだ。

 

「あんな風にかっこよく戦えるって、羨ましいよ!」

 

「吹雪ちゃんも、凄かったと思うよ。」

事実、自分で戦った実感があまりしない。

 

「今度さ、教えてくれないかな?。」

 

僕はなにも答えることが出来なかった。

吹雪の期待の視線がとてつもなく、痛い。

 

「夕立ちゃん?。」

 

「……ごめん…。」

そう言い残し、入渠所を出ていってしまった。

 

 

 

 

「はぁ…昔からの癖なんだよなぁ…逃げちゃうの…。」

 

脱衣場をすばやく出て今は海の見えるテラスで

黄昏れていた。

 

「どうした?。悩める若者よ~。」

 

この悪ふざけの感じは……。

 

「蒼龍さんですね?。」

 

「正解!、よくわかったね~。さぁさぁ、話してみなさいな。」

 

それから僕は、先程のゴタゴタを蒼龍に話した。

もちろん、軽く話は誤魔化したけれども。

 

「うーん。夕立ちゃんって直感で戦ってる感じでしょ?だったら説明出来なくても仕方ないんじゃないかな?。」

 

「そう 、 なんですか?。」

 

「まぁ、そんなもんでしょ!。難しく考える方がだめよ。」

 

「えぇ……。」

 

「逃げるより当たって砕けろってね。

それより、さっき吹雪ちゃんが探してたよ。

行った方がいいんじゃない?。」

 

「わかりました。謝ってきます!。」

 

「うわぁーお……。すっごく速い…。

 

────私も、逃げてちゃ駄目だよね……。」

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