少年と少女は海色の夢を見る   作:カウン

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最近、時間が足りないのが怖いです…。
それと、400UAありがとうございます!。
これからも影ながら頑張ります。

追記 艦これ五周年おめでとうございます!。


Hugging the sunset

「父は、今軍の指示で日本海の哨戒任務に当たってたかな。」

 

「あの…、御父さんって何歳なんですか?」

 

「えーっと、確か55歳だったかな…。」

 

「そうなんですね…。」

 

「よし、そろそろまた再開しよ。」

 

「了解です。」

 

また、静寂にカリカリとした、音が響く。

 

しかし、その音はすぐに止まった。

 

「そういえば夕立…貴女、朝ごはんは?」

 

朝にゴタゴタがあったから、すっかり忘れてしまっていた。

 

「食べてませんね、気がつきませんでした。」

 

そういって提督の方を見ると、とても心配したような顔をしていた。

 

「大丈夫なの?!。朝出撃してから、もう4時間たってるのに…?」

 

言われれば確かに気にはなるが、

 

「私、昔から空腹には強いので。」

 

笑いながら言っているが、艦娘が出撃して空腹を訴えないのは異常といっていいのだ。

 

「そう言うものではないから…。

とりあえず簡単な物しかつくれないけど、私がつくってくるね。」

 

「提督さんがつくってくれるんですか?」

 

「えぇ、ちょっと待ってて。」

 

そう言って、執務室からいそぎ足で出ていった。

 

 

 

 

5分ほど経ってからノックの音が聞こえた。

 

「駆逐艦不知火です。司令、入っていいでしょうか?」コンコン

 

「不知火さん、今提督さんはここには居ませんよ。」

 

そう言うと、不知火は、勢いよくドアを開けた。

 

「司令に何かあったんですかっ?!。」バァン!

 

「い、いや、ただ私のためにご飯を… 。」

 

「そうだったのですね。取り乱してすみません…。」

軽く顔をしかめながら、不知火は部屋に入ってきた。

 

「大丈夫です。それと、私秘書艦なので何か連絡することがあったら伝えておきますよ。」

 

「では、先ほど深海棲艦が出た場所での哨戒が終了し、問題が無かった、と伝えておいてください。」

 

それを言って不知火は出ていこうとしたのでお礼を言いたくて引き留めた。

 

「し、不知火さん!今朝はありがとうございました。」

 

すると、不知火は振り向き、表情を変えずに「これくらい問題ないです。」と言い残して去ってしまった。

 

 

 

 

 

 

「やっぱり、朝の好戦的な感じではなさそうですね…。」

 

 

 

 

 

 

更に5分位経ってたから、提督が返ってきた。

 

「つくってきたよ。おにぎりと焼き鮭。」

 

それはどこにでもあるような、おにぎりと焼き鮭だった。

二人分あったので提督も、ここで食べるようだ。

 

「ありがとうございます、いただきますね。」

 

一口、おにぎりを噛った。固さもちょうど良い、美味しいおにぎりだった。

 

「どう?」

 

提督は上手くできたか心配なのか、不安げな様子だった。

 

「美味しいです…!」

 

素直な感想を言うと、嬉しいのか提督の顔が少し綻んだ。

 

「そう…よかった。」ニコッ

 

何故かその顔を見て懐かしい気持ちになった。

いつの日か、どこかで………どこだろう…?

そん なこ と あ っ たっ け ?

あまり 覚えていない…。

 

「大丈夫…?ぼーっとして。」

 

気がつくと提督が心配そうに覗きこんでいた。

 

「わ な、何でもないです。」

 

「そう…。このあとも執務を続けるから出来るだけ早くね。」

 

 

そのあと、つくってもらった物をぺろりと食べ終わった。

 

 

 

 

「提督さん、不知火さんが今朝の戦闘付近での哨戒が終わり、問題が無かった、だそうです。」

 

「わかった。」

 

ふと、外を見ると、水平線に夕日が沈むところだった。

 

「綺麗だよね。」

 

自分も昔よく、嫌な事があったら決まって、夕暮れの海を眺めていたものだ。

 

「はい。とてもそうですね。」

 

「私は、守りたいんだ。この綺麗な景色を。」

 

「だから提督になったんですか?」

 

「いや……違うかな…私は、ただm」「提督~遊びに来たよ~。」

 

そこには、二航戦の二人がいた。

 

「蒼龍ノックぐらいして。」

 

「いいじゃん、それくらい~。あ、夕立ちゃんもいたんだ。お菓子持ってきたから一緒にたべよ。」

 

「もう!蒼龍あんまり提督に迷惑かけちゃ駄目だよ。」

 

その二人の掛け合いを見て、提督は少し呆れ、

 

「…もう執務も終わったし、いいけどさ…。」と。

 

「いつの間に、終わってたんです?!」

 

「これくらいすぐだよ。それより、吹雪と不知火を呼んできて貰える?みんなで食べた方がいいから。」

 

「わ、わかりました。」

 

かくして、夕日に照らされた鎮守府の時間は優しく流れていく。

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