幻想雷華郷   作:エミル

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エミルと女の子

……悠真視点……

霊夢さんに案内された部屋は和風で、畳が敷いてあった。

 

実際こういう部屋は好きだからいいんだけどさ。

そんなことを考えていると外が見える襖がガラッと音をたてて開いた。

 

そこには大きな赤いリボンがチャームポイントの巫女…博麗霊夢さんがお茶を持ってきてくれた。

 

霊夢『はい。お茶くらいなら出すって言ったからね。持ってきたわよ。』

あ、そういえばそんなこと言ってたっけな。

 

俺の隣にお茶が入ったコップを置いた。

お!茶柱が立ってる♪なにか良いことがありそうだな♪

 

俺の隣に飲み物を置くと霊夢さんは『ちょっと他の部屋に寝かせてる奴が気になるから見てくるわ』とだけ言って行ってしまった。

 

俺以外に外から来た奴でもいるのかな?だったら是非とも友達になりたいものだ。

 

……悠真視点……終…

 

……エミル視点……夢の中……

 

ある日私がいつものように、大きな樹の下で寝てた時のこと。どこからか私よりも小さな一人の女の子が来て、その女の子綺麗な緑髪を揺らしながらは私の隣に寝てしまった。

 

 

そのときは夏だから、風邪は引かないと思ったが、流石にその時羽織ってたロングTシャツをその女の子に掛けてあげて、それから…起こさない様に、少しだけ離れた。

 

すると女の子の方から寝てる筈なのに……『一緒に……い…て。』ってはっきり聞こえた。何故かは分からない。だが離れたらこの女の子が悲しむ可能性があった。幻聴だったとしても…私は離れようとはしなかった。

 

そして、その寝言を聞いて私は女の子の言う通り隣に座った。それから…私も一緒に寝てしまい、大体一時間か二時間寝ただろうか……女の子が目覚めていきなりこう言った。

女の子『ありがとうね。これからは貴方は私の親友だよ♪』

 

女の子は笑顔でそう言った。その笑顔を見たとき、私は女の子に『私でいいの?』って言った。私は親友もいなければ家族も一人もいない。ずっと独りぼっちだった。

 

すると、

『もちろん♪私といてくれるから、服を掛けてくれたんでしょ?』

 

そんなことを初めて言われた私はとても嬉しくなって思わず頷いてしまった。その選択に私は後悔していない。だがこの女の子は私のことを見捨てない…そんな感じがした。そうして、名前を知らない女の子と親友になった。

 

後から聞いた話だが、女の子も独りで生きてきたらしく…一緒に生活していこうという結論に辿り着いた。

そうして、ずっと二人一緒に暮らして……幸せだった………筈なのに……

 

ある日(夏が終わる頃)いつも通り女の子と一緒に大きな樹の下でいつも通り二人で楽しく話をしてたらいつの間にか太陽が沈みかけていてそろそろ帰らないと道が分からなくなってしまい危険だから私は女の子に

『夕方になったから帰ろ?』

 

って言って、立ち上がって、帰ろうとすると女の子がいきなり

『…ごめんね……もう一緒にいられなくなっちゃった……』女の子は悲しみに溺れた顔をしながら私に言ってきた。その言葉の意味が最初はわからなかった。

 

だが次第に女の子の体が透明になっていって私は女の子の近くに寄った。

それから…私はずっと女の子に向かって……

 

『嫌だ……嫌だ……一緒って言ったのに……』泣きながら言った。体から水分が無くなるのではないかというほど泣いた。

 

すると、女の子が母親の様に優しく私の頭を撫でながらこう言った。

 

『大丈夫だよ。もう貴女は一人でも生きていける……』

安心させるように私に優しく語り掛けてくれた。そして女の子が

『そうだ。貴方の名前……聞いてなかったね。名前……何て言うの?』

 

女の子に聞かれて私は女の子に自分の名前を言った。すると今度は女の子が少しだけ顔を紅くしてから、

 

『『エミル』。今までありがとうね。それから、私の名前は『 』だよ。』

女の子は自分の名前を言うが私はその時風の吹く音でかき消されてしまい聞こえなかった…もう一回言って貰いたくて『もう一回…』と言おうとしたら…女の子は姿を消してしまった。

 

その時私は恐らくずっと泣いていたであろう……夜が明けるまで……女の子の名前を言いながら……そして……女の子が消えたところで……自殺した。

 

 

エミル『……はっ!!』勢いよくはねあがる。かなり汗をかいていて服が体にぴったりくっついていて気持ちが悪い。そして外からは蝉が鳴く声が聞こえてきた。そのまま数分動かずに呼吸だけ整えてから辺りを見回した。

 

たしか私は霊夢さんと戦闘をして能力を見つけた後……その後の事が全く覚えていない…気を失ってたのかな?

 

そんなことを考えていると襖がガラッと音をたてて開く。そこには霊夢さんが心配そうな雰囲気を出しながらこちらを見ていた。私の姿を見てすぐに私の横に座ってきた。

心配させちゃってたのかな…なんだか悪いなぁ……

 

霊夢『エミル…汗がかなり出てるけど……何かあったの?無理には言わなくていいから……何があったかだけでも教えてくれない?』

 

そう言いながら霊夢さんは私の手を取り自分の手で包み込むように持つ。

そこから霊夢さんの温もりが直に感じてきてなんだか母親にされているような感覚がする。

だが私は母親の顔を知らない。

よって、温もりがどんなものかも分からない。だが…

 

安心するような………このまま安心して眠れるような感じなのかな…親の温もりって…

 

そんなことを考えてると意識が朦朧としてきた。そして霊夢さんが私の顔を覗いてるのがそのあとすぐに私は意識を消された…

 




明らかに更新ペースが遅くなってますね……すみません………私的には2000文字を越えるのがやっとですね………だけどその2000文字を越えるのが私にとっては難関なんですよ………それではまた次回お会いしましょう。
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