PSO2 ~煌々たる白明~   作:クビキリサイクル

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なんかイケメンな先輩です

 

 シフタとデバンド、という補助テクニックがある。

 この二つはそれぞれ、攻撃力と防御力を強化するというもので、主にテクターのクラスに属する人が仲間のサポートに使うテクニックだ。

 一般的なアークスはその恩恵を受けるのみだが、ここで一つ踏み込んでみよう。

 一体何の攻撃力、防御力が強化されているか。

 独自に調べてみた所、それぞれ装備している武器と防具であるユニットの強化が為されていることが分かった。

 それによって結果的にアークスの攻撃力と防御力が強化されているのだが、しかしそれはつまり、アークスそのものの強化ではないということだ。

 武器やユニットのフォトンを活性化させて強化しているに過ぎず、アークスが強くなったわけではない。

 ならば。

 ならば、()()()()()()()()()()すればどうなるか?

 普通なら武器に注ぎ込むフォトンを全身に行き渡らせて、全細胞を強化したらどうなるか?

 その答えが、PD(フォトンドライブ)である。

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 光景がゆっくり流れるような感覚。

 蟲のように素早く蠢いていたダガン達の動きも、木々から落ちる葉も、空気の流れも。まるでスロー再生のようにゆっくりと動いている。

 そんな中、俺とアフィンだけがいつも通りに動く。

 いや、いつも通りじゃないな。感覚も強化されてるから、ゆっくりに見えるだけ。

 俺達が速いんだ。

 

 

「ブースター、起動」

 

 

 ダガンに向かいながら、今は軽々と振るえるブーステッドの機能を起動する。

 片刃の鉄塊、その峰に備え付けられたフォトンブースターが噴射。

 加速された剣が横並びのダガン三体を右から薙ぐ。

 片刃の鋭さは、まるで無い。しかし刃がある故に、殴打ではなく斬撃。

 そして切れ味を生み出すのは鋭さではなく、その重量だ。

 

 

「斬り潰れろ」

 

 

 何の抵抗もなく吸い込まれたその斬撃は、三体のダガンを横に両断しながらその身体を広場の壁に飛ばし、叩きつけた。

 正面にもう一体のダガン。

 柄を回転させて、勢いを殺さないまま大上段に構える。ダガンは未だ反応出来ていない。

 振り下ろした。

 ダガンの身体が縦に両断されつつ潰れ、そのまま剣が地面まで到達すると、重い音と同時に3mくらいの地割れが出来た。

 おお。ちょっと勢い余ったか。

 目の前のダガンが、靄が霧散するように消滅する。

 先に壁へと叩きつけた三体も同様に消えた。

 

 

「すげぇ……! やっぱすげぇよPD(フォトンドライブ)! ダーカーも瞬殺だ!」

 

 

 アフィンの方から歓喜の声が上がる。

 他四体のダガンは、アフィンの銃によってどれもコアを撃ち抜かれたようだ。

 俺が担当した分と同じく、消滅していくダガン。

 

 

「相棒の技術、やっぱスゲーよ!」

 

「浮かれるのはいいが、ダガンはこの先でも他のところでもまだまだ湧いてるみてぇだ」

 

「ってぅえっ、マジかよ……」

 

 

 しょぼくれるアフィン。忙しいやつだ。

 通信は……駄目か。ダーカーが出てきた影響か、さっきの緊急連絡を最後にうんともすんとも言わなくなりやがった。

 指定ポイントに辿り着くまでは歩きっていう試験だったから、ズルしないように転送装置のテレパイプもねーし、ほんっとタイミング悪い。

 

 

「探知に引っ掛かった数からして長期戦になるのは間違いないな。ただでさえPD(フォトンドライブ)はバテやすい。倒せる自信はついたろうから、ここぞって時にとっておけ」

 

「うぅ……そうだよな」

 

 

 PD(フォトンドライブ)

 俺と、俺が教えたアフィン以外に使い手のいない、肉体強化のオリジナル技術である。

 フォトンを全身に流動させ、活性化。神経、筋肉、骨の強度までも、全身のありとあらゆる強化を行うのだ。

 どれだけの強化が為されたかは計測したことがないのでわからないが、テクニック並列起動の最大数と模擬戦闘、それと今の実戦を鑑みるに、単純計算で通常の戦闘能力から五倍に底上げされてると見ていいだろう。

 とはいえ、発動中は体内のフォトン自体も消費するし、全身を活性化させているので通常状態より疲れやすいという欠点もあるのだ。俺の場合は前者はある程度、後者は完全に克服する術を心得ているのだが、同じ第三世代でもレンジャーに特化しているアフィンにその術を扱うのは難しい。というか出来ない。

 

 

「で、どうする? 相棒。救助を待つか、とにかく動くか」

 

「そうだな……」

 

 

 ……恐らく、ダーカーがここに出てきたら迎撃し、身を隠して救助を待つ、というのが一番交戦確率が少ないだろう。

 探知を使える俺ならば、急に俺達の前に現れたりしない限りは逃げられる。

 生存確率はそれが一番高い筈だ。

 

 

(でも、そんなのつまんねーしな)

 

 

 通常状態でダーカーと戦えるかも確認したいし、数を減らせば減らすだけ、他の修了任務に来ている訓練生達も楽になるだろう。

 それに、この異常事態……何か原因があるとすれば、それを突き止められるようなら突き止めておきたいところだ。

 

 

「とにかく動く。ただし、元々の指定ポイントに向かってだ。他の奴等が集まるとすれば、そこが一番可能性があるだろう」

 

「分かった。それじゃあ、早速動こうぜ相棒」

 

 

 重たいブーステッドをアイテムパックに仕舞って、エレキを再び取り出しつつ、指定ポイントを目指して俺達は十字路を()()()()進んだ。

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

「ったく、キリがねぇな!」

 

 

 目の前に迫ったダガンをエレキで四つに分断し、その後方に向けてフォイエを三発放った。

 爆炎がダガン一体を呑み込んだのを横目で確認しつつ、後方のアフィンへ向かおうとする個体にエレキを一本投擲する。

 コアに刺さる前から走って近付き、その横を駆け抜けながら引き抜いて、振り返り様フォイエを五発放った。

 結論から言えば、通常状態でも問題なく戦えはする。

 ダーカーはその習性故に最優先で討伐すべき対象として挙げられるが、その危険度は原生種と同じく個体によって違う。下もいいところのダガンでは、ザウーダン達とそう変わりはしない。

 ただ、その数が問題だった。

 最初に探知していた時よりもその数は増え、密度まで変わってきている。

 

 

「ピアッシングシェル!」

 

 

 俺の後ろから迫ってきていたダガンをアフィンが貫通性能の高いPA(フォトンアーツ)の銃撃で撃ち抜く。

 

 

「フォイエ・並列起動7!」

 

 

 俺が生み出した爆炎が同じ場所へ向かって着弾。爆発が重なり、範囲の広い爆炎がダガンの集団を蹴散らす。

 さっきからこれの繰り返しだ。

 俺が近接戦闘とテクニックを織り交ぜて多数を相手取り、そのバックアップとしてアフィンが離れたところから援護射撃を行う。アフィンに向かいそうな奴は優先して撃破。アフィンは俺の死角から襲い掛かる奴を撃破という構図だ。俺に負担が大きい戦略だが、体力とフォトンを消費する問題は俺なら克服可能だ。ダーカーが出てきた影響で、フォトン係数が高いこともある。

 しかし、初めての戦闘なのにいくら倒しても湧いてくる敵というのは、精神面ではかなり堪えてくる。

 神経を尖らせ続ける内にミスが出てきて、敵の攻撃を受けそうになるのだ。今はカバー可能な範囲だが、このままじゃジリ貧だ。

 なんとか脱却したいというのに、ダーカー達は地面や崖の上からどんどん湧いてくる。

 

 

「くっそ、来るなら一気に来いよなぁ……。そしたら纏めて消し飛ばしてやるっつーのに」

 

「はっ……はぁ…………なんで、こんなにたくさん来るんだよ……」

 

 

 くそ……。アフィンも息が上がってきたな。奇襲を受けるとか危険な時にはPD(フォトンドライブ)を使ってきたからなぁ。

 アフィンもテクニックが使いこなせるならまだ楽だったろうが、あらゆる武器やクラスのスキルを万遍なく扱う俺とは違って、アフィンはレンジャー。

 フォトンを弾丸として撃ち出す中・遠距離型のクラスだが、アフィンの扱うアサルトライフルは集団戦には滅法弱い。

 集団を巻き込むPAも無いことは無いが、隙が大きい分爆風で多数の敵をを吹き飛ばす大砲と比べると雲泥の差だ。

 俺が持つ自作武器に大砲もあるが……今は駄目だな。集団を吹き飛ばすならテクニックで出来るし、問題の解決にならん。

 アフィンは迫ってくるダガン達を見据え、後退しながら叫ぶ。

 

 

「何が目的なんだよお前等は!!」

 

 

 その時。

 

 ダンダンダンッと。

 

 目の前のダガン三体がコアを撃ち抜かれて、消滅した。

 

 

「「なっ!?」」

 

(銃撃!? 一体誰が!?)

 

 

 俺でもなければ、アフィンでもない。

 俺達の後ろからの射撃だった。

 俺達二人を挟んで、それに掠りもせずダガンの急所に、それも三発連射で……?

 

 

「……いや、恐ろしいぐらいドンピシャ」

 

 

 その声は、俺達の背面から聞こえてきた。

 後ろを振り向く。

 

 

「悠長なエコー置いてきて正解だったぜ」

 

 

 そこには、ガンスラッシュの構えを解いた赤髪のアークスがいた。

 上半身は赤、下半身は黒でコーディネイトされた戦闘服で、顔には鼻の上に右下がり一文字に切り裂かれたような古傷がある。俺より少し大きいぐらいの体躯と鍛えられた肉体を持つ、飄々とした雰囲気の男だ。その肩の上を、正規アークスの証とも言える機械生命体のマグが、その色を赤に染めて浮いている。

 今のをこの人が……?

 

 

「アークス、か……?」

 

「救援に来てくれたんですね! 良かった、助かった……」

 

 

 アフィンが隣で一息ついた心地。

 俺もようやく張り詰めていた緊張の糸を少しだけ緩めることが出来た。

 こちらへと歩いてくる赤髪のアークス……そういや先輩になるんだな。その人は困った顔をして頭を掻いていた。

 

 

「あー……うーん。なんつーか、思ったより数がいるな、これ。正直すっげぇ予想外」

 

 

 ……これで一段落って顔じゃねぇな。

 空を見上げるも、キャンプシップらしき影は見えない。

 

 

「え、あの……? ちょっと先輩、助けに来てくれたんじゃ……?」

 

「おう、だから今助けの助けを呼んどいた。合流地点はこの先だ、突っ切るぞ」

 

「ちょ、ちょっ! お、俺達も戦うんですか!?」

 

 

 あー、やっぱそういう感じかー。

 ま、しゃーない。ちゃんと帰れるってわかっただけよしとするか。先輩の助力もあるわけだし。

 エレキの方も……問題なさそうだ。

 

 

「アークスなんだから当然だろ? ほら、お前と違ってそっちの奴はしっかり準備してるぜ」

 

「相棒ー……」

 

「情けない声出すなよアフィン。助けの助けを呼んどいたって話ですけど、そっちの通信は生きてるんですか?」

 

「ん? まぁな。とはいっても、アークスシップじゃなくて近くにいるキャンプシップにしか繋げないけどな」

 

「キャンプシップには繋がるんですね……。俺達が乗ってきたのは、試験始まったら帰っちゃったからなぁ」

 

 

 となると、先行部隊が訓練生の救出にあたって、キャンプシップに待機している部隊が合流地点を目指してキャンプシップを動かすって具合か。

 本来なら無人でもアークスシップの遠隔操作でキャンプシップを動かせるのだが、今回のようにアークスシップと繋げないのならば、無人では救出部隊と連携が取れず、合流することが叶わないのだろう。

 

 

「……お前、初陣にしては肝が据わってるな」

 

「そうっすか? まー流石にダーカーは想定外でしたが、いつまでも慌てふためいてちゃこの先やっていけんでしょう」

 

「おい相棒。それ俺のことディスってんのか?」

 

「はは、中々見所あるぜ。…………って、んん?」

 

「? どしました?」

 

「いや、ちょいと失礼」

 

 

 そう言うと先輩はこちらをじっくりと――――――え、なに?

 俺、そっちの気はないんですけれども。

 

 

「先輩、今こいつ頓珍漢な事考えてますよ。俺にはわかります」

 

「顔色から俺の心を読むな。先輩、俺の顔に何かついてますか? 傷でも出来てますか?」

 

「そういうわけじゃないんだが……。その顔、どっかで見たことあるような…………どこだったかな?」

 

「ん? 救助対象のリストを配られた時に見た、とかそんなんじゃないですか?」

 

「いや、俺そういうの渡される前に来たからな」

 

「……急いでくれたのは有難いですけど、救助対象とそれ以外をどやって見分けるつもりだったんですか?」

 

「とりあえず目の前のアークスっぽい奴を助けてりゃいいだろ?」

 

 

 すごい大雑把。

 ピンチにアークスも訓練生もないし、アークスだったら合流して一緒に救出に向かえばいいだけかもしれんけれども。

 

 

「ま、考えるのは後でいいか。それじゃあ行くぜ、ルーキー共。きちんとついてこいよ!」

 

「了解でありまーす」

 

「うう……なんで初陣からこんなことに……」

 

「そう悲観するなよルーキー。安心しとけって」

 

 

 先輩はその厚い胸板を叩いて言う。

 

 

「二人とも、俺が守ってやるからよ」

 

 

 やだ、イケメン。

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 俺達も戦うとは言うが、近接と射撃が同時に出来るガンスラッシュだからといって、見た目ファイターの俺に矢面に立てと言うつもりはないらしく、先輩は先頭をズンズンと進んでいた。武器の特色を考えれば、俺、先輩、アフィンの順で並んだ方が戦略的に有効なのにも関わらず、だ。

 俺達を守る、というのは言葉だけではないと分かる。

 良い先輩らしいのは伝わってくるのだが―――。

 

 

(なぁ相棒。やっぱり秘密にしといた方がいいよな?)

 

 

 隣を歩くアフィンが小声で話し掛けてくる。

 

 

(ああ。先輩は悪い人じゃないだろうが、わざわざバラすメリットはないな。流石に命の危険があっても使わないってわけにはいかないが……)

 

(……俺も誰にもバラさないって条件で教えてもらった身だけどさ、そんなに警戒することあるのか? ダーカーが知ったところで、真似できるわけじゃないだろうに)

 

(それはそうだがな……)

 

 

 ()()()()()を埋めこんでくる組織を、知ってる俺が信用しろってのは無理な話だ。

 そのことは、アフィンにも言えないのだが。

 

 

(とにかく先輩がいる間は、俺は普通のファイターとして過ごす。さっきの腕前を見る限り先輩は結構な実力者だ。先頭を迷いなく歩ける感じからして、近接も出来ると見ていいだろう。テクニックが使えない分俺の立ち回りは制限されるが、自分の身を守っておけばなんとかなるだろ)

 

(そうは言われても、俺ビビってついつい使っちまいそうなんだよなぁ……)

 

(反射的に使っちまうなら、命の危険がある時だって言ったろ。そんときゃ仕方ねぇさ)

 

 

 元々反射的に使えるくらい身体に染み付かせたのは俺だしな。

 

 

「おーい、ルーキー共ー。なにこしょこしょ内緒話してんだ? 置いてっちまうぞー」

 

「あっ、待ってくださいって」

 

「いえいえ、大した話でもないです―――っ!!」

 

 

 探知に反応があった。

 くそ、またこのパターンか……! 目の前に来てやがるな。

 しかもこれ、ダガンとは違う反応もあるぞ。

 

 

「お、出やがったな」

 

 

 先輩は慌てた様子もなく、目の前の地面から湧き出たダーカーを見据える。

 ダガンを数体先頭に、台座と塔をくっ付けたようなダーカーが三体、そして蟻の腹部分が肥大化して頭まで呑み込まれたようなダーカー二体が、次々と姿を現した。

 

 

「うわぁ! な、なんかさっきまでとは違う奴等がいますよ!?」

 

「プリアーダに、カルターゴだな。初見だとあっさりやられちまうアークスがっと、お前等!」

 

「! アフィン、横に跳べ!」

 

 

 台座と塔をくっ付けたようなダーカー―――カルターゴ三体がその胴体の羽根部分を開き、頭の上で黒いフォトンが集まり出したのを見て、俺は咄嗟に指示を飛ばした。

 

 

「うひぃ!」

 

 

 アフィンと先輩が左に、俺が右へと飛び、一拍遅れて俺達がいた場所を三つの黒い光線が通り過ぎて行った。

 

 

「あっぶねぇ。やっぱ資料予習しといて正解だったわ」

 

「……カルターゴはビーム撃ってくるから気を付けろって言うつもりだったが、勉強熱心だなお前さんは」

 

 

 跳んでそのまま腰を抜かしたアフィンを横目に、先輩は武器を構える。

 剣モードにしてるので、近接戦に挑むつもりなのだろう。

 

 

「あと、プリアーダは放っておくとエル・ダガンってのを産むから優先的に倒す、ですよね」

 

「ああ。やっぱ見所あるな。大体そういうの知らなくて痛い目見るのが通過儀礼なんだが」

 

「これでも主席なもので」

 

 

 手を貸してアフィンを立ち上がらせ、俺達も武器を構えた。

 羽根部分を閉じたカルターゴは中々硬く、正面から当たるには面倒な相手だ。その分胴体の背中部分のコアを突けばすぐに倒れるが、それには一々回り込まなきゃいけない。

 空を飛ぶプリアーダは、跳躍で届かない所に飛ばれると近接クラスでは手が届かず、そこからエル・ダガンを生み出すダガンエッグを産んでくるので、厄介な輩だ。

 

 

「カルターゴとダガンは俺と先輩、プリアーダはレンジャーのアフィンに任せようと思うんですが、どうですか?」

 

「戦略もよし。お前さん、ほんとに新人か?」

 

「よ、よし! あの飛んでる奴狙えばいいんですね!?」

 

「ああ……って言いたいところだが」

 

「「え?」」

 

 

 なんか間違えたかと思ったら、先輩は一人前に進み出た。

 

 

「ここは俺一人でやる」

 

「え、お、俺達もやるんじゃないんですか!?」

 

「アフィン、さっきから狼狽え過ぎ……。急にどうしたんですか先輩」

 

「んー? いや、出来の良さそうな後輩達に、ちょいと先輩が良いとこ見せようかと思ってな」

 

 

 俺達が話し合ってる間にも、ダーカー達は迫ってくる。

 しかし先輩は余裕の表情を崩さない。

 この程度の奴等に作戦など必要ないと言うように。

 

 

「見て驚け、ルーキー共!」

 

 

 そう言って先輩は、こう続けた。

 

 

 

 

 

PD(フォトンドライブ)!」

 

 

 

 

 

「「は!?」」

 

 

 今度は俺も狼狽えた。

 

 

 

 

 

 




オリジナル技術が出ましたが、早速主人公が把握してない人物が使い始めました。
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