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これは時間が進んでます。
あの決闘の後、シノンが俺を執拗に付きまとうようになった。
彼女曰く、「貴方の強さを見るため、それと貴方が隙を見せたら撃とうと思ったから」らしい。
ぶっちゃけ迷惑である。
だって、敵と戦う時も流れ弾がシノンの方に行かないように立ち回らないといけないし、かといって気を抜いたら後ろから弾が飛んでくる。やめてください死んでしまいます。
それに、フレンド登録(強制)もさせられて、結構メッセージが届くんだよな...
ピッ♪
ほら、来た。
[ねえ、今日BoBの予選参加登録だけど、するでしょうね?]
ピッ♪
え?
[するわよね?]
俺は元々大会には出ないんだから、する意味もない。
そう打ち込もうとするとー
ピッ♪
[しなさい]
[了解]
気がついたら送信してしまっていた...
参加登録はブロッケンの中心に位置する総督府というところでする。つまり、俺は総督府へ行かなければいけないのだが...
「迷った...」
迷った。
これに関してはブロッケンが広すぎるのが悪い。
よって俺は悪くない。
仕方ない、そこらへんにあるバギーでもレンタルして行くか...
レンタル屋に近づいた時、急に後ろから二人組が飛び出して、そのままバギーをかっさらっていった。
何...?
急な事態に驚き、停止していると、何故か俺の目の前にレンタル料金が表示されている。
俺まだ乗ってないじゃんか...
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総督府へ着いた。
俺が借りたバギーと同じモデルのバギーがあるから、俺にレンタル料金を払わせた奴がここにいるのは分かっている。
絶対金返してもらうからな...!!
参加登録機器のところに行くと、シノンらしき後ろ姿を捉える。
...声かけるか。
「おい」
「ひっ!...何よ、【グック】じゃない。何の用?」
「いや、見かけたから声かけただけだが...?」
何もそんなに驚かなくても...泣くぞ?
「シノン、その人は?」
ん?誰だこいつ...男、だよな?
なんでシノンが男と一緒に...?
「ああ、紹介するわ。
キリト、この人はエイト・シャドウ。【グック】の異名を持つプレイヤーよ。
で、エイト、この人はキリト。初心者で私がこの人を案内してたの。」
ふむ、成る程。
状況は理解した。
「エイトさん、よろしく。俺はキリトだ。」
こいつ...
俺が嫌いな目をしてる。
本物を持っている。なのにそれを当たり前のように思い、何も思っていないような、そんな、明るい目だ。
そして、俺が最も嫌う目。
それに...こいつ、多分なんかあるな。
それが何かは明言出来んが、なんかある。
「...あぁ。よろしく」
こいつとシノンが一緒にいるということに対して虫酸が走る。嫌だ。
...あれ?俺ってこんなこと思ったことあったっけか...?
まあ、そんなことはどうでもいい。
これは言っておかなければ。
「おい、キリトとか言ったか、お前。
シノンは巻き込むなよ」
この一言を言っただけで、相手の作り笑顔が引き攣る。
図星か。
「お前がどんな事に首を突っ込もうが、どうでもいい。
だけど、それにシノンを巻き込むな。分かったな」
向こうは頷く。
よし、これでシノンは無事だろうな。
てか、こいつら...
「お前ら、ここ来る時バギー乗ったか?」
「乗ったけど、どうしてそれを?」
シノンが答える。
やっぱりな。
俺は手を出し答える。
「金返せ」
誤字脱字は報告下さい。
若干長いです。
会えて「金返せ」で切っていくスタイル