注、これはキリト目線です。若干本家と違うキャラな可能性があります。そういったものが嫌な方は読まないことをお勧めします。
ついに、予選決勝が始まった。
相手はエイト、最古参プレイヤーの一人でありながら、GGO界最強の一角に並ぶプレイヤーでもある。
今までの経験上、俺を倒せたのはSAOでのヒースクリフのみであった。
だからなのか、今まで以上に興奮して、武者震いが止まらない。
開始数十秒、エイトの姿を捉える。
油断を誘って切る。
今までと同じ作戦でいこうとして、残り5メートルで急発進、エイトの頭スレスレに光剣を置く。
「俺の勝ちでいいかな?」
この状態からエイトが反撃出来るとは思えないし、されたとしても光剣を振り下ろして終わりになる。
「んなわけねえだろ」
馬鹿だな。俺は腕を数ミリ動かしただけで大ダメージ入るってのに、まだ挑発のような言葉を言ってくる。
「でも、俺の光剣はお前の頭の上スレスレにあるぞ?」
最後の忠告をしてやるが、
「やってみな」
仕方ない、出来る限り降参という形で勝ちたかったが...
「じゃあ、お言葉に甘えて。」
俺の、勝ちだ。
そう思って気を抜いた。
ー刹那ー
なんのタメもなく、動作も無く、エイトの体が目の前から消えた。
どこだ!?
あの一瞬ならすぐ隣に回避するしか方法は無かった筈だ。
落ち着け、周りを見ろ。
俺の腕が消えた。
どういうことだ!?
一応だが、防具もしっかり着けていた筈の腕が無かったのだ。
混乱もするだろう。
その混乱した数秒で、エイトは俺の頭に銃口を突きつけていた。
「油断は禁物だぜ?ルーキーさん?」
「っ!」
どこから、どうやってこの状態に持って行かれたのか全く分からなかった。
しかし、俺はもうここから反撃する手段を持たない。
「理解したか?お前は雑魚なんだよ。
ちょっと反射神経がいいから、光剣で弾を弾いて近づいて切る。こんな効率的、言い方を変えれば安直で馬鹿みてえな作戦で勝てた事に俺はビックリだよ。」
屈辱だ。
だが、正面から勝負してこいつに負けるということはないだろう。
そう思ってこう言った。
「じゃあ、お前は俺と真っ向から戦って勝てるのか?」
「勝てる。少なくとも10秒以内、シノンをやるよりも早く殺せる。」
即答だった。
俺は自分を強いと思っていた。
実際にここまできたのだから。
しかし、それは全くの間違いで、幻想だった。
「分かったか?お前は雑魚なんだよ。あいつの言う、本当の意味でも。偽りの意味でもな。
分かったらシノンに近づくな、今後一切な。」
悔しい。
SAO、ALOで最強プレイヤーと言われていて、自分の力に自信を持っていたからこそ、悔しさが増す。
そして、シノンは死銃戦に有用な戦力になると思って協力してもらおうと思っていたのだが、それも無理になったみたいだ。
そして、彼の銃弾が俺の頭を消しとばしたー
キリト難しい。
時間軸のズレの指摘がありましたので、一部修正。