赤龍帝に転生した男   作:ウッキー

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第7話

「よし、行きますかね。」

『何処へだ、相棒?』

「もちろん、教会。」

俺は笑いながらドライグに答える。

『グレモリーの奴に言わなくていいのか?』

そうだよな~、一応、部室にいるし一言部長にだけ伝えとくか。

 

俺は部室に入り小声でみんなに気付かれないよう人差し指を口にあて部長を呼ぶ。

「部長~部長~、ちょっと。」

「イッセー、どうしたの?」

部長も俺の雰囲気から空気を読んで気付かれないようにこっちに来てくれる。

「すいません、ちょっと話が…」

「わかったわ、じゃあちょっと場所を変えましょう。」

そう言って、部長と俺は違う部屋に移動した。

 

「で、話は何かしら?朱乃達に聞こえないように私を呼ぶってことは朱乃達に聞かれたくない話なんでしょう?」

「さっすが、鋭いですね部長。じゃあ、単刀直入に言います。俺に教会に行く許可を下さい。」

それを聞いた部長は、(ああ、やっぱり。)っていう顔をしていた。

「アーシアの事ね?」

「はい、さすがに部長の眷属になったけどあいつらはあきらめないと思います。それに俺はあいつら堕天使や天使、神が許せない。」

手に力がこもる。

俺はアーシアの過去をアーシア自身から聞いた。

それを聞いた時はブチギレそうだったね。

勝手にアーシアを聖女だって崇めて傷ついた悪魔を治しただけで異端だ!!って迫害して、挙句には何か企んでいる堕天使のもとで働かされて…

それでも、「私の祈りが足りなかったんです。」と言いながら悲しげに笑う。

ふざけんな!何が神だ!何が天使だ!

あんなに優しくて自分の事よりも人のことを心配するアーシアのどこが異端だ!

って怒鳴り散らそうになった。

だからこそ俺は今、堕天使のところへ行かなきゃいけない。

部長は俺の顔を見つめている。

俺も部長の視線から目を離さない。

すると、部長は仕方がないとでも言う様にフゥとため息をついた。

「しょうがないわね、いってらっしゃい。大義名分はこちらにあるのだから。」

「ありが「ただし!条件があるわ。」」

礼を言おうとした瞬間にその礼を止められる。条件って何だろう?

「一つ、堕天使たちが何を目的としていたのかをちゃんと報告すること

 二つ、赤龍帝として、なにより私の眷属として敵を蹴散らしてくること

 三つ、これが最後よ。生きて帰って来なさいイッセー。」

「はい!!!!」

俺は返事をして部長に頭を下げて部室を飛び出していった。

 

『いい女だな、相棒の主は。』

そうだな、俺は最高の人の兵士だよ。

と、話してるうちに着いちまったな~

『で?どうするんだ相棒?』

もちろん、正面突破でしょ。

『相棒らしいな。』

呆れたような、嬉しいような声でドライグが言うが俺にとっては(そりゃあ、赤龍帝だからな~)と思い、イマイチ素直に喜べなかった。

そんなことより、行くぞ!ドライグ

『おう!!!』

さてと、覚悟しろよ堕天使ども!!

今から鴉狩りだ!!!!

 

俺は流刃若火を持って教会に入る。

教会の前にははぐれ悪魔祓いが光の剣やら銃やらを持ってうじゃうじゃしてるし、空には堕天使が4人先頭にいるのは前に俺を殺そうとして逆に呆気なく逃げた人だった。

俺はその人に向かって

「久しぶりだな!負け犬さん。」

「誰が負け犬よ。しかもあんたこの状況にたった一人で何かできると思ってんの?」

俺の一言に頬を少し引き攣らせたがすぐに見下すような笑みで言ってくる。

「相手との実力の差も分かんないなんて…可哀そうな頭してんだな。」

いっそ同情の目で見てやったら相手は案の定キレたがスーツを着た男が止める。

「まあ待て、レイナーレ。奴はもう袋の中の鼠。ただの負け惜しみだ、放っておけ。」

「そうね、ドーナシーク。」

「ドーナッツ??」

「ドーナシークだ!!!」

俺の一言にかなりの剣幕で襲いかかろうとしたドーナッツを周りの人が止めていた。

「本当にあんたも頭足りない人なんだね~まあ、頭がすっからかんの二人は放っておいて……………あんたたちはここで何をしようとしてた?」

すると、堕天使たちやはぐれ悪魔祓いが笑い出しながらもドーナッツが答えてくれた。

「冥土の土産に教えてやろう。私たちはアーシア・アルジェントの神器を抜いて私たちの力として使い、それなりの地位へとつく為だ」

ああ、やっぱり…こいつらも神器目的か…………

もうちょっと、違う目的なら蹴散らすだけで済ませたのに……………………………

流刃若火を持つ手に力がこもる。

「さて、小僧。我らの計画を知ったからには生かして帰す訳にはいかん。もっとも、生かすつもりなど無かったがな!!」

俺が絶望したのだと思っているのかさらに嘲笑う声が高くなっている。

「もう、黙れ………【城郭炎上】!!!」

流刃若火から炎が溢れ出し教会の敷地内を檻のように囲む

「お前らの下らねェ計画はわかった。だからお前らは此処で死んで行け。」

相手は炎の勢いに圧倒されていたが相手は一人だという数の利が心の支えとなっているのだろうか一斉に俺に向かって雪崩れ込んでくる。

堕天使はというと炎は後で飛んで行けばいいと思っているのか、上空で傍観している。

まず、はぐれ悪魔祓いからだな。

 

敵は200人前後

「つーか、よくそんなに教会に入れたよな~」

『相棒、突っ込むところが違うと思うぞ?』

「いや、意外とあってるだろ。」

『普通は教会に入れたよな?って疑問よりかはこれからどうしよう?っていう疑問が生まれてくるはずなんだが?』

「雑魚が何百、何千、何万、何億いたって俺の勝ちは揺るがねえよ。」

 

話しているうちに向こうは遠距離から銃で光の球を飛ばして来るが流刃若火で全てを斬り刻む。

それが終わるや否や剣を持って向かってくる。

一番先に向かってきたのは中年のいかにも狂った思想を持ってそうな男だった。

「し、死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」

剣を上に振り上げ突進してくる。

動きは素人当然

俺は流刃若火でそいつの胴を斬る、その瞬間その傷口からは炎が噴き出しその男を喰らう。

男はその熱に悲鳴を上げながら地に倒れ伏す。

男の死体は残らずそこにあるのは炎があったと示す地面の黒い焦げた後だけ

それを開始の合図のように全員が剣を銃を振り回しながら撃ちながら突撃してくる。

この中にもプロはいるのだろうが、素人に毛が生えた程度の者たちもいて足を引っ張っている。

「数そろえたって、俺には勝てないよ。」

刀を持ち直し軍勢のど真ん中に突っ込んでいく。

あれから、何分も経っていないが……

その周りにいるのはもう50人弱そいつらもさすがに焦りの色が見える、そして恐怖の色が。

「ギャア!!」

いきなり悲鳴が敵方から聞こえる。

そこにあったのは…………

光の槍で刺された姿だった。

上空を見ると堕天使が下の奴らや俺に向かって。

「あんたたち、ただでさえ使えないんだからそいつを羽交い絞めにしなさい。そしたらとどめは私たちがさすわ。」

「し、しかしレイナーレ様 そんな事をしたら私たちも…」

「何を言っている?下劣な人間が我らの役に立って死ねるのだぞ?これほど栄誉ある事はあるまい?」

その会話はむかつきを通り越して吐き気さえしてきた。

案の定人間達は承諾する訳もなくどんどん刺殺されていく…

「テメエら、いいかげんにしろよ!どれだけ命を殺せば気が済むんだよ!!」

「私たちは堕天使なの、人間の生殺与奪権は私たちが持っているようなものなの。私たちが盾となれと言ったら盾となり、死ねと言ったら死ぬべきなの。」

狂ってやがる。お前らはコロス!!!

 

さも当然のような顔をしている奴のところに移動し斬り伏せる。

「残念だね?その刀は特殊みたいだけど私達には効かないよ。」

そう言った瞬間、人間とは比べ物にならないほどの炎が堕天使を包み込む。

包まれた堕天使は言葉も発さず砂になった。

「貴様ぁぁぁぁぁぁ!!!!」

仲間がやられたからなのか一人が突っ込んで来た。

「流刃若火 一つ目 撫斬」

通り過ぎた後カチンという音と共に焼き殺される。

これで二人目

「こ、こんなんに敵う訳がない!!!」

ドーナシークは言い放ち空に逃げようとするが、俺は流刃若火で炎を操りドーナシークを燃やし落ちてくる途中灰になって消えた。

あと一人

レイナーレのほうに近づく

「ま、待って!て、手を組みましょう?あなたと私なら幹部にさえなれるわ!!」

「駄目だ。」

「た、助けて!私は関係ないの!あの3人に無理やり!」

「そうか、ならその言い訳は3人の前でするんだな。死ね!!」

流刃若火を振るい火柱を起こす。

レイナーレは跡形もなく燃え散った。

 

「ふう、終わったか…」

『終わったようだな?相棒。』

「ああ、終わったよ。ん?」

いきなり地面が赤く光り始める。

これは…

その中から出てきたのは部長たちだった。

「終わったのね?イッセー」

「はい。」

「そう、ならゆっくり休みなさい。」

「ありがとうございます。」

俺は、頭を下げアーシアのところへ行く。

手を差し出して、

「アーシア、帰ろう。家に」

「はい!!!」

俺は手をつなぎ家に帰って行った。

親への誤魔化しがめんどくさかったのは言うまでもなかった。

 




更新遅れてすいません。

あんまり纏められてない気がしています…

これで1巻終了です。
次回からは2巻に入ります。
まだ、考え自体があまりまとまってないので、まとまり次第投稿させていただきます。

次回
イッセー、ライザーにマジ切れ!?
「テメエ、今すぐさばいて焼き鳥にしてやろうか!!!」
「貴様なんか、焼き殺してやろう!!!」

「「やってみろや!!コラァ!!!!」」
の1本です。

お楽しみに。
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