赤龍帝に転生した男   作:ウッキー

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第9話

次の日の朝

あれから、いつも通り眠ったが今日の朝の鍛錬は部長直々に断りが来た。

 

大丈夫なのかなぁ・・・部長・・・

『気になるのか?、相棒?』

そりゃ気になるだろ?

あ、木場だ。聞いてみよ。

 

「おーい、木場唐突で悪いんだけどさ部長の悩みの原因ってお前知ってる?」

「部長のお悩みか。たぶんグレモリー家に関わる事じゃないかな?」

「やっぱり木場もそう思うか・・・」

何なんだろう?その原因・・・

「詳しいことは部活で聞いてみたらいいんじゃないかな?」

それだ!!

「そうだな。そうするか、悪いな木場。」

そう断って授業に向かった。

 

 

 

ー放課後ー

木場と一緒に部室へ向かう。

ん?部室から明らかに昨日のメイドさんの気配がする。

何か話でもあんのかな?ま、行けばわかるか。

扉の前に来た時に木場も気が付いたようだ。

とりあえず、入るか。

扉に手をかけ開く。

そこには、機嫌の悪い部長、笑顔だけど冷たいオーラを漂わせている朱乃さん、いつも通り無表情な小猫ちゃん、そしてメイドのグレイフィアさんがいた。

 

やべー、帰りて―。何この空気

木場は後ろで「まいったね」とつぶやいている。

まいったねの一言で済む状況じゃないでしょこれ。

アーシアなんかものすごく不安げな顔してるし・・・

 

部長は一人一人メンバーを確認すると口を開いた。

「全員揃ったわね。では、部活の前に少し話があるの。」

「お嬢様、私がお話ししましょうか?」

部長はグレイフィアさんの申し出をいらないと手で示す。

「実はね――――――――」

部長が口を開いた瞬間、部室の魔方陣が光り始めた。

光っている魔方陣は紋様が変わり知らない形に変わった。

「――――――フェニックス」

近くにいた木場の口からそう漏れた。

フェニックス?

『相棒、説明してやる。フェニックス、不死鳥、火の鳥、様々な呼び方があり聖なる鳥と言われるが、悪魔側にもフェニックスはいる。キリスト教の奴らは一緒にしない為悪魔側をフェネクスと呼ぶ。その実態は再生能力だ。聞いた事があるだろう?不死鳥が死ぬ時に自らを焼き灰になってその灰から雛となって甦る話を。それを悪魔側のフェニックスも持っていてその炎はドラゴンの鱗にさへ傷をつける。』

へぇ~。

ドライグから教えてもらっている内に魔方陣から人影が出てきた。

どんな奴なんだろう?

ボワッ!!!

魔方陣から炎が巻き起こる。

「流刃若火!!」

すぐにその炎を流刃若火で抑える。

炎は流刃若火に取り込まれ消えていった。

炎の中にいたのは赤いスーツを着崩している見た目二十代前半の男だった。

 

あ、俺こいつ嫌いだ。

よく言うじゃん人間見た目で判断するなって、いや悪魔か。

けど、第一印象って対外見た目で決まるもんだぜ?だから俺はこいつが嫌いだ。以上!!

 

男は部屋を見渡し、部長を見ると口元をにやけさせた。

「愛しのリアス。会いに来たぜ」

その一言でなんとなく状況がつかめてしまった。

かくいう部長は半眼で男を見つめ歓待をしていなかった。

しかし、部長の様子など気にせず男は近づく。

「さて、リアス。さっそくだが、式の会場を見に行こう。日取りも決まっているんだ、早め早めがいい。」

男は部長の腕をつかもうとする。

「そこまで、その手をそれ以上部長に近づけてみろ、殺すぞ・・・・」

にこやかに笑いながら俺はその男の喉元に流刃若火の刃をあてる。

「あ?誰、おまえ?」

見下した目で俺を見てくる。

「すいませんね、俺はリアス・グレモリー様の兵士をやらせてもらっている兵藤一誠です。」

「ふーん、あっそ。」

興味ないように返事をしてくる。

「挨拶に挨拶も返せねえのか。このナルシスト風の男は・・・」

逆に憐れんだ目で男を見る。

あ、青筋が出た。

「おい、俺の事を知らない奴なんているのか?テメエ人間から悪魔になった転生者か?それにしたってよ」

「話す必要がないから話してないだけよ。」

「あらら、相変わらず手厳しいねぇ。ハハハ・・・」

目元をひきつらせながら苦笑していた。

そこにグレイフィアさんが介入する。

「そこの方は、ライザー・フェニックス様。純血の上級悪魔であり、古い家柄を持つフェニックス家のご三男であらせられます。」

グレイフィアさんが俺に紹介してくれたが俺にとってはどうでもよかったが確かめずにはいられなかった。

「それで、部長の婚約相手という事か・・・」

この一言にグレイフィアさんは一瞬驚いた顔を見せたがすぐに直しその質問に返事をした。

 

 

「いやーリアスの女王が淹れてくれたお茶は美味しいものだな」

「痛み入りますわ」

朱乃さんの淹れたお茶を褒めるライザー

朱乃さんも笑ってるけどいつもの「あらあら」とか「うふふ」がない・・・

ちょっと寒気が・・・

ソファに腰を掛ける部長。その隣に馴れ馴れしく座り肩を抱くライザー。何度も手はふり払われるが構わず手やら髪やらを触っている。

うん、殺しちゃっていいよね、この野郎・・・

手が刀の柄にかかる。その瞬間部長は立ち上がりライザーを鋭く睨みながら激昂した声を上げる。

「いい加減して頂戴!」

ライザーは相変わらずにやけ笑顔だ。

 

そこからの口喧嘩?を聞いているとお家断絶や純血やらの単語が出てきた。

悪魔っていろいろ大変なんだなぁ~

なんて思っていると口喧嘩が終わりかけていた。

 

「私は家を潰さないわ。婿養子だって迎え入れるつもりよ」

「おおっ、さすがリアス!じゃあ、さっそく俺と――――」

「でも、あなたとは結婚しないわ、ライザー。私は私が良いと思った者と結婚する。古い家柄の悪魔にだってその権利はあるわ」

この一言にライザーは機嫌が悪くなって目元が細まり、舌打ちまでした。

「一応、俺もフェニックス家の看板を背負った悪魔なんだよ。この名前に泥をかけられるわけにもいかないんだ。それに俺は人間界なんて来たくなかったしな。この人間界は炎と風が汚い。炎と風を司る悪魔としては耐え難いんだよ!!」

ボワッ!!!

ライザーの周辺に炎が駆け巡り火の粉がちりちり舞う。

「俺は君の下僕全部燃やし尽くしてでもキミを冥界に連れて帰るぞ。」

殺意と敵意が部屋中に広がる。

 

あーもう無理だわ。こいつ潰す!!

「流刃若火」

部屋の炎がその一言で消える。

ライザーは呆気にとられているが、部長たちは俺の方を見ている。

ま、いいか。

「はっきり言うけど、テメエの家の看板なんかよりは俺は部長の意思が大事だ。俺らを燃やし尽くしてでも連れて帰るって言ったならやってみろ。俺は遠慮なくテメエが上級悪魔であろうが古い家柄で偉かろうが部長の敵である事には変わらないから全力で潰すぜ?」

流刃若火に手をかけて言い放つ。

「そこまでです。これ以上やるというなら私も黙ってみるわけにはいかなくなります。」

ライザーは畏怖しながら引き下がった。

 

チッ!!しょうがない。

手をおろし一歩下がる。

「こうなる事は双方の家の方々が予想しておりました。そして最終手段としてレーティングゲームにて決着をつけるのはいかがでしょう?」

「――――――ッ!!」

言葉を失う部長。

そして段々とイラついているのがわかる。

「どれだけ私の生き方をいじれば気が済むのかしら・・・・・・っ!!」

「では、お嬢様はゲームも拒否すると?」

「いえ、いいわ。ゲームで決着を着けましょうライザー。」

その言葉にライザーは口元をニヤつかせる。

「へー、受けちゃうのか。けど俺はもうゲーム経験者だし勝ち星も多い。それでもやるか、リアス?」

「やるわ。ライザー、あなたを消し飛ばしてあげる。」

「いいだろう。そっちが勝てば好きにすればいい。が、俺が勝ったら即結婚だ。」

睨みあう両者、俺はもう部長が決めてしまった事には口を挟まない。

「承知いたしました。お二人の意思はこのグレイフィアがが確認させていただきました。よろしいですね?」

「ええ」

「ああ」

部長もライザーもうなずく。

「わかりました。ご両家の皆さんには私から説明いたします。」

確認したグレイフィアさんは頭を下げた。

 

ライザーは俺らを見渡すと嘲笑を浮かべた。

「リアス、これが君の面子なのか?」

部長は眉を吊り上げる。

「だとしたらどうなの?」

ライザーは笑いながら

「これじゃ、話にならないな。俺のかわいい下僕にはキミの女王ぐらいしか対抗できそうにないな。」

言いながら指を鳴らすと魔方陣が光り15人の人影が現れた。

 

しかも全員女だし・・・

戦い辛いな~・・・

そんなことを思っているとライザーは眷属の一人を呼んでいた。

嫌な予感がする・・・

俺の直観にまかせてアーシアと小猫ちゃんの目を手で隠す。

「どうしたんですか?イッセーさん」

「・・・・見えません」

「ごめんね、二人は見ちゃいけないものだから、見たら目が腐っちゃうから」

汚物を見るような目でライザーに言う。

「ここで盛んなよ、気持ち悪いな~。つーか英雄、色を好む とか自分の事だと思ってるだろ?それ言った人に失礼だから、お前は種まき鳥の焼き鳥が関の山だぜ?」

俺の挑発に激怒するライザー

さらに煽る俺

「楽勝だ。みたいなこと言ってたけど相手の力量もわかんない奴なんかに負けねえよ焼き鳥。」

「言わせておけば、ミラ、やれ!」

「はい」

小柄で童顔な子が出てくる。

手に持ってるのは棍

それを回している。

こんなの刀を抜く以前に手を出す必要もない。

俺はその子に目を向けて威圧をする

「去ね、俺は雑魚に歩き方から教えてやるほど気は長くねえ。」

ミラと呼ばれた子は汗を多量に流しながらその場にへたり込んでしまう。

「俺は女とはあんまり戦いたくないけど、次ゲームで立ち向かってくるのなら容赦はしない。」

ライザーにも視線を向けて

「あんたがどれくらいなのか楽しみだ。ゲームでは俺があんたの相手をする。あんたのいった話のならない下僕たち相手にあんたら眷属がどこまで戦えるのかな。」

そうして、ライザーとの会合が終わった。

 




次は修行になります。
今回はイッセーが木場や小猫の相手をしてゲームでは完勝するよう考えています。

誤字脱字などがありましたら教えていただけると幸いです。
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