新しい家族はメイドラゴン   作:akatsuki4612

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投稿が遅れてしまい申し訳ありません。不定期更新ですが見て頂けると嬉しいです。


クリスマスパーティですね

「ケーキも買ったし、そろそろ日が落ちて来たから帰るとするか」

 

俺はケーキ屋を後にして、家の方に歩いていく。 さて、誰を誘おうかな……パーティは多い方が楽しいもんな。

 

あっそうだ、先輩達をクリスマスパーティに誘ってみるかな。仕事終わりになりそうだけど大丈夫かな?

 

そう思いながら、スマホを取り出して小林先輩の番号に掛ける。

 

数回のコール音が鳴った後、通話から声が聞こえてくる。

 

「もしもし、美隆くん? どうしたの?」

 

「小林先輩、忙しい所すみません、実は……」

 

俺は家でクリスマスパーティをする事を先輩に説明すると、先輩は軽く了承してくれた。それに滝谷も一緒に連れてくるらしい。パーティは多い方が楽しいので寧ろ嬉しい限りだ。

 

「よし、人員は確保出来たからこれでよしっと」

 

そう呟きながら俺は小さくガッツポーズをとる。

 

そういえば、クリスマスパーティするの久しぶりかもしれないな……前の世界ではそんな事する暇は無かったし、ここの家族のクリスマスはケーキを食べてサンタに欲しい物書くだけだったからパーティなんてしてないし……最後にしたのは転生する前だったかな……? てか何回も転生してるのによく覚えてるな俺……

 

記憶を辿りながら思いにふけっていると、自分の家に着いていた。

 

ドアノブを捻り、扉を開けてから

 

「ただいま、ケーキ買ってきたよ」

 

「おかえりなさい俊介さん!」

 

「シュンスケおかえりー」

 

俺がそう言うとトールとカンナが出迎えてくれる。やっぱりおかえりと言ってくれる人がいると嬉しいな……1人より待ってくれてる人がいる方がいいな……

 

「何時までそこに突っ立っているんですか? 早くしないとケーキが溶けちゃいますよ」

 

おっと、そうだった。ケーキを早く冷蔵庫に入れなきゃな。

 

俺は靴を脱いでからしっかりと整え、ケーキを冷蔵庫に入れる。

 

「そういえば、小林先輩達をクリスマスパーティに誘ったけどいいよね?」

 

「げ、あの人達ですか……まあ多い方が楽しいしいいですけど」

 

「げ、とか言わないの……一応俺の先輩なんだから」

 

「シュンスケのセンパイ? 一体誰?」

 

「そういえばカンナは知りませんでしたね、こんな人で……」

 

あの飲み会以降、トールはあの2人に苦手意識みたいなのがあるらしい。まああの2人酔っ払ったら絡みキツいし援護しきれないけど……

 

「そういえば俊介さん、私も知り合いを呼んでいるのですがいいのでしょうか?」

 

「多い方が楽しいし、いいんじゃない?」

 

へぇートールの知り合いかぁ……一体誰が来るんだろうか。多分ドラゴンなんだろうけど。

 

そんなことを考えていると、インターホンの音がなる。恐らく先輩達だろう。

 

「俺が行くよ」

 

そう言って俺が玄関まで行き、ドアを開けると小林先輩と滝谷がいた。

 

「こんばんは美隆くん。今大丈夫だったかな?」

 

「お二人ともお仕事お疲れ様です! 全然大丈夫ですよ」

 

「それじゃお邪魔しまーす」

 

「僕もお邪魔させてもらおうかな」

 

2人を家に入れるとリビングに案内する。

 

「とりあえずお二人とも仕事で疲れているでしょうから寛いどいてください」

 

「いやー悪いね美隆くん」

 

小林先輩がそう言うと、

 

「失礼だけどここにあるゲーム機使ってもいいかい?」

 

滝谷はゲーム機を見て俺に尋ねてくる。

 

「全然構いませんよ」

 

俺がそう言うと滝谷がありがとうと言いながらゲームを起動する。

 

キッチンに行くとトールが色んな料理を作っていたので手伝おうかと聞くと、「大丈夫です、ここはトールお任せ下さい!」と言っていた。

 

そういえば先輩達にカンナを紹介してなかったなと思い、カンナを探すと既にリビングに行っていたらしく自己紹介も終わっていたっぽい。

 

その時、滝谷が良いゴスロリだね。と言っていたのを俺は聞き逃さなかった。

 

俺もリビングで滝谷のやっているゲームを見て楽しむ事にした。

 

ちなみにやっているゲームはDARK ○OULSだ。独特の世界観と高い難度で売れた名作だ。

 

ちなみに死にゲーでもあるため昔買ってプレイした時クソ程死んだ。心折れかけてしまったこともある。

 

それにしても滝谷上手いなぁ〜……結構やり尽くしたのかな。

 

考えていると、インターホンが鳴る。トールの知り合いが来たのかな? 俺も挨拶しに行かないとな。

 

その場から立ち上がり、玄関の方に行くと「はーい今開けますよー」とトールがドアを開けているところだった。

 

ドアを開けると人型の竜が見え……あっ閉じた。

 

「すみません、俊介さんちょっと待っててくださいね」

 

トールはそう言ってドアを少し開けながらボソボソと喋っている。

 

「全く、人間の世界は面倒なものだ……」

 

「絶やしたくなる」

 

少しして、ドアから執事みたいな黒髪の男性が入ってくる。

 

「あれは誰なのトール…?」

 

あっれーなんか何処かで見覚えがあるんだよなーあの竜……?

 

そう思いながらもトールに聞くと

 

「あぁあれは古の時代から洞窟の奥で宝を守る呪いの竜、ファフニールさんです」

 

それを聞いて思わず転けそうになる。

 

うわぁぁあああぁ!!なんか見覚えあると思ったらファフニールだって!? 聖騎士時代、邪竜討伐で1回戦ったんだよなぁ……バレてねえかな……

 

「どうも初めまして、美隆俊介と言います」

 

自己紹介をするが聞いていないのか何も言わずに歩き出した。どっ、どうだ……

 

するとファフニールが俺の横を通り過ぎる時にボソッと

 

「その程度でバレていないとでも思ったのか、人間」

 

そっと呟かれてから通り過ぎていく。バレてんじゃねえか!!ちくしょう!!

 

そう思いながらバタリと倒れ込む。トールが「大丈夫ですか!?」と聞いてくる。俺は大丈夫だ……多分。

 

そしてまたインターホンの音が鳴り響く。

 

「またトールの知り合い?」

 

「これで最後です、今出まーす」

 

トールがドアを開けると今度は女性の人?がいた。

 

「どーもトール君、久しぶり」

 

「お久しぶりです、ルコアさん!」

 

2人は挨拶をすませると、俺も挨拶するためにトール達の所に行く。

 

「えっと、初めまして美隆 俊介と言います」

 

「こちらこそ初めまして僕はケツァルコアトル、ルコアでいいよ」

 

ほっ、こっちは穏やかそうだ……安心でき……あれ、ケツァルコアトル?……元神じゃね……?文化を司る神……結局やべえじゃねえか!!

 

冷や汗をダラダラと流しながら俺は立ち尽くす。

 

「じゃあルコアさんこちらへどうぞ」

 

トールがルコアさんをリビングに案内する。今日俺大丈夫かな?そう思いつつリビングに向かうことにした。

 

リビングではファフニールがゲームをしていてそれを滝谷とカンナと小林先輩が見ている。

 

俺はファフニールと関わりたくないので椅子に座り遠くから見ている。

 

「ねぇいいかな?」

 

「はい、なんでしょう!」

 

ルコアに話しかけられてすぐに姿勢を整えルコアの方を向く。

 

「そんなに畏まらなくてもいいのに、気楽にしていいよ」

 

そう言われ、肩の力を抜いていく。

 

「何か用ですか?」

 

「いや、トール君からよく聞いていたけど仲良くやっているみたいでよかった」

 

「はぁ、ありがとうございます……?」

 

「あの子はあまり笑わなかったんだけど……どうやら美隆くんのお陰かな」

 

「いやいや……そんなことはないですよ。俺は普通の人間」

 

「隠さなくてもいいよ、僕にはわかる」

 

俺が言いかけている途中でルコアが話してくる。

 

「……バレてましたか、俺は魔力を持っている人間ですよ」

 

「それだけじゃないよね?」

 

「……それもわかるんですか」

 

「うん、これでも元神だからね」

 

流石に元とはいえ神だからわかるのか……まあ仕方ないか。

 

「ルコアさんも知ってる通り俺は……」

 

「ご飯が出来ましたよー!!」

 

俺が言おうとしたところでトールが皆に大声で知らせる。

 

「……この話はまた今度、」

 

「そうだね、また次の機会に聞かせてもらうよ」

 

「二人とも何の話をしてたんですか?」

 

俺とルコアがそう言うとトールが俺たちにそう聞いてくる。

 

「トール君と美隆君の馴れ初めの話かな」

 

「いいでしょう! このトールが1から10までじっくりと教えますよ!!」

 

ルコアがそう言うとトールがやる気を出しながらルコアに馴れ初めを語っていた。

 

そして皆が椅子に座り、食事をすることになった。こんなに沢山の人と食事をするのは久しぶりだったので楽しかったがその後の酒盛りにて、まぁ、言わずもがな小林先輩と滝谷は酔っ払い、執事は初老派と若い美形型鬼畜執事派に別れ、その際トールは何故か脱がされていた。すまないトール、君の犠牲は忘れないよ……「お前は一発芸をしろぉ!!」くっそ逃げられなかった!!

 

……幸いカンナはそのとき寝ていたのでよかったというべきか。

 

 

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